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2022/06/10

エンゲージメント向上委員会メンバーとして、誰よりも真剣に向き合う。その結果見えたものとは?【うるフェス2022受賞者インタビュー】

2022年4月に開催された「ULURU Ayers Rock Festival 2022」では、12名の社員が一年の活躍が認められ表彰されました。

今回は「MVE(Most Valuable Engagement)」を受賞した濱野集さんのインタビューをご覧ください。

<「ULURU Ayers Rock Festival 2022」について詳しくはこちら>

ー2021年度から初導入!MVEはどんな人に贈られる?

2021年度のうるフェスで新設されたアワードには、コーポレート部門MVPともう一つ、MVEがあります。これはMost Valuable Engagementの略で、エンゲージメントサーベイに基づき組織力向上を目的としたエンゲージメント向上委員会のメンバーの中で、最も活躍したと認められた人に贈られます。
栄えある初代MVEは、えんフォト事業部開発課の濱野集さんが選ばれました。

<受賞理由>

エンゲージメント向上委員の活動において、事業状況の変化が激しい中でもエンゲージメントスコアが右肩上がりに推移を続けているという大きな成果を創出していた。
特にスコアの改善施策に留まらず、部内へエンゲージメントの理解促進も両輪で行い、周囲の前向きな行動変容を起こしていた模範となる姿が評価されました。

エンゲージメント委員会に所属して2年。濱野さんはどんなことに取り組み、チームのエンゲージメント向上に貢献してきたのでしょうか。お話を伺いました。

<濱野集さんプロフィール>
2020年2月うるるに入社。現在の所属はおもいで事業えんフォト事業部開発課のメンバーとして働きつつ、「エンゲージメント向上委員会」の一人として、えんフォト事業部全体の組織改善改革を担う。

趣味はアイスホッケーで、現在もアイスホッケー連盟が主催する大会に出場するほど。ゴールキーパーのトレーニングの一環として、自分の目では見えない手足の部分もうまく動かせるようにという目的でジャグリングにも取り組んでおり特技の一つ。

座右の銘は「善は急げ」。

ー前提を疑う。「エンゲージメント」を本当に信頼できるデータにするために

2020年にうるるに入社してから、エンゲージメント向上委員会のメンバーとして2年間取り組んできたので、今回MVEに選んでいただき率直に嬉しいです。

全てが順調だったわけではなく、最初の1年はうまくスコアが上がらない日々。
自分の中で仮説を立ててPDCAを回してみても、スコアには直結せずうまく行きませんでした。
そんな苦しい時間を過ごした上で、今回このような素晴らしい賞をいただき、苦労が報われたような気持ちです。

うるるでは、月に1回wevoxというシステムを使って、エンゲージメント調査を行っています。
エンゲージメント向上委員会は、エンゲージメントサーベイの結果を見て、どの項目が低いのか、どんな問題を抱えているのか、どのように対応すればいいのかを、それぞれの課の上長と相談しながら模索していきます。

そんな中で、まず僕が考えたのは「この数字は信用できるものなのか」ということ。
みなさんも覚えがあるかもしれませんが、忙しい中でアンケート調査に回答するのって結構大変。
適当に真ん中をつけておけばいいやとなったり、そもそも忙しくて回答してなかったりということになりがちです。
そうなってしまうと、サーベイの結果を信用することはできず、その結果に基づいていくら対策を行っても結果に結びつかなくなってしまいます。

そこで始めたのは、エンゲージメントに対する理解をメンバーみんなに広めていくこと。
具体的には事業部定例の時間をもらって、2週間に1回、5分程度の短時間で少しずつ「エンゲージメント小話」を行ったんです。

小話と言っても僕が一方的に話すのではなく、双方向コミュニケーションを心がけました。
イメージしやすい事例などを出して、「スコアの中でこういう項目が下がっていたら、どういう原因が考えられると思いますか?」と質問。
その回答を取り上げながら、エンゲージメントとは何か、なぜシステムで回答する必要があるのか、回答項目はそれぞれどういうことを表しているのかなど、エンゲージメントサーベイの基本を伝えたんです。

そうすることで、メンバーのみなさんにも「こういう理由でエンゲージメント調査って大切なんだ!」と理解していただくことができ、回答率とエンゲージメントサーベイへの信頼度の両方を上げることができたと思います。

ー委員会メンバーとして、他の課の業務理解も深まった

エンゲージメント向上委員会はそれぞれの組織から1人選出されるのですが、僕の場合はえんフォト事業部の担当でした。
そのため、開発課だけでなくセールス課やサポート課など、自分が業務を担当していない課のエンゲージメント向上も目指すことになったんです。

エンゲージメントサーベイと業務の状況というのは相関性があり、例えばえんフォトでいうと卒業式シーズンや運動会シーズンなどの繁忙期は、さまざまな数値が下がりがちです。
下がった時に、それぞれの課がどんな業務を担当していて、いま何が課題になっているのかということが分からないと、委員会メンバーとして打つ手がありません。

課題がある課の上長にはヒアリングを行うので、もちろんその中で原因は見えてきます。
ただ、ある程度それぞれの課の業務を理解していないと、なぜその項目が下がっているのかというところがスムーズに話ができません。

そこで、セールス課やサポート課のメンバーにヒアリングを行って、どういう業務を行っているのか、どういう状態になっていると課題を感じるのかなど、さまざまな角度からお話を伺いました。
そんな風に理解を深めていっても、なかなか数値を上げるいい答えを見つけることができず…。

いま思えば委員会メンバーとして、自分が担当していない他の課の業務内容を理解して、だからどういうスコアにつながるのかということを把握するために動いて良かったと思えるのですが、最初の1年はそういう行動をしてもなかなか結果に結びつかず、大変だったなあと思います。

ー委員会での経験を活かして、事業部全体をつなぐ架け橋になりたい

エンゲージメント委員会メンバーとして学んだことはたくさんありますが、一つはコミュニケーションの部分。

基本的に仕事はチームでやるものです。
開発者はいくら技術力が高くても、コミュニケーションの部分ができていないと戦力としては不十分。
チームの状況を把握して、メンバーとコミュニケーションを取りながら動ける人じゃないと、事業を成長させていくスピードを上げる開発者にはなれません。

これは開発課に限ったことではなく、どの課、どの組織もチームとして動いている以上、コミュニケーションは非常に大切な要素になってくると思います。
その考えに基づいて、僕は自分の作業時間を犠牲にしてでも、チーム内のコミュニケーションを大切にする時間を極力取れるよう、心がけています。

もう一つ、エンゲージメント委員会として活動して良かったなと思うのは、えんフォト事業部全ての課のことを学び、それぞれのメンバーと話す機会が持てたことです。

課自体も一つのチームですが、えんフォト事業部も大きな単位でのチーム。
開発課だけで仕事をすることはなく、セールス課・サポート課ともコミュニケーションが必要です。
委員会メンバーとして、「この課とこの課はあまり接点がないから、お互いを知る機会を設けましょうか」など、主体的に提案することもできました。
大袈裟かもしれませんが、エンゲージメント向上委員として課と課をつなぐ架け橋を少しは担えたんじゃないかな。

今期、エンゲージメント委員の役目はバトンタッチしてしまうのですが、これからもえんフォト事業部のメンバーの一人として、事業部全体の輪をひとつにつなげていくような動きができたらと思います。

去年のうるフェスに参加していた時は、まさか自分が表彰式の場に立てるなんて想像もできませんでした。
これまで委員会メンバーとして真剣にエンゲージメント向上と向き合ってきたことが評価されたんだと感じ、とても嬉しいです。
来年も同じ表彰式の場に立てるよう、今期はコミュニケーションデザイン会のメンバーとして頑張ります!本当にありがとうございました。

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