夢を叶えるために必要なことは何でもしたい。エンジニアの飽くなき挑戦

ーえんフォト年間MVPによせて

2020年度えんフォト年間MVPを受賞した、莊亞帆さん。今回の受賞は大きく分けて2つの点が評価されたからでした。

 

  • 通常業務に加え、「SRE提案」「開発課ビジョン策定」に主体的に取り組んでくれた。これらは長期的な視点にたった場合にえんフォトに必要なプロジェクトであり、それを主体的に進めた動きは強い当事者意識ゆえだと感じました。
  • また休日を厭わず様々な研修を受講し、知識・スキルを高めるなど、自己成長のために貪欲に学んでいく姿勢も併せて評価したいと思います。

 

2019年11月にうるるに入社して約1年という短期間でMVPを受賞した莊さん。その当事者意識の高さと推進力は何から生まれているのでしょうか?今回は、えんフォト年間MVPの取り組み内容について、莊さん本人に語っていただきます。

 

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<莊亞帆プロフィール>

2019年11月1日うるるに入社。台湾出身。現在は、えんフォト事業部開発課プロダクト推進チームチーム長。趣味と特技は音楽演奏×創作で、休日には自宅にある録音機器を使ってアコースティックギターなどで作曲を行うことも。座右の銘は「Stepping out of the comfort zone(自分の心地よいと思う範囲から足を踏み出す)」。

 

 

ー事業計画の完遂と、システムの健全性に向き合った1年

まず率直に、えんフォト年間MVPを獲得できたことがとても嬉しいです。自分自身、120%のエネルギーで頑張った1年だと思うので、その取り組みが評価されたことに喜びと達成感を感じています。

 

エンジニアとして、やはり事業計画を完遂することは一番大切ですし、そこに時間をかける必要がある。それと同時に、事業計画を立てるだけでは見えてこない、システムの健全性を守ることも、エンジニアだからこそ果たせる役割の一つです。

 

機能をどんどん開発していくだけでは、システムの健全性のバランスが崩れ、保守やメンテナンスのコストがかかってしまいます。システム自体に技術負債を抱えている状態が続くと、最悪システム自体のリプレイスということにもつながりかねません。

 

えんフォトはこれからどんどん拡大していくサービスです。事業計画を完遂するためにも、新しい機能の開発はもちろん重要ですが、それと同時にシステムの健全性も高めていかなければならない。


そこの問題に向き合った1年だったと思います。

 

ー「ビジョンの策定」を通し、チームが同じ方向を向けた

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現在、えんフォト事業部開発課はプロダクト推進チームと、プロダクト開発チームの二つに分かれています。去年は、プロダクト推進チームの前身である改善チームのメンバーとして、事業計画を達成するための改善作業や他のチームメンバーの開発業務のサポート、インフラマネジメント等を兼任していました。

 

その中でも今回のMVP受賞に結びついた取り組みの一つが、「組織課題解決を目的としたビジョンの策定」です。

 

当時、えんフォト事業部は「世界中のファミリーに幸せな思い出を届ける」というミッションを掲げていました。

 

開発課メンバーにアンケートを行ったところ、私も含め、メンバーそれぞれにそのミッションに対して共感は抱いていたものの、短期・中期的にそのビジョンを達成するために、具体的に何をすればいいのかまで落ちていない現状が見えてきました。

 

開発課として何をするべきなのか。その部分がメンバー間で共有できていないと、えんフォト事業部自体のミッションを達成するために動くのは難しいのではないかと感じ、改善チームと開発チームで協働し、開発課全体のビジョンを策定することに決めたのです。

 

話し合いの結果、開発課のビジョンは「チャレンジを厭わない、プロダクト志向なチーム」に決定。これまでより攻めの姿勢で、事業計画そのものに対してより高い価値を提供し、提供した物がより可視化・測定可能な形になって、プロダクト全体を向上させていくことを意識しました。

 

「チャレンジを厭わない」という言葉は、エンジニア組織としてイノベーションを常に生み出し続けるためには、チャレンジ精神が必要不可欠であるということ。言われたことをやるばかりではイノベーションは生まれません。そのために常にチャレンジ精神を持つという意味を込めています。

 

「プロダクト志向」という言葉は、エンジニアとしてプロダクトとどう向き合うかという姿勢。エンジニアの中には、完璧な物を作る・自分たちの作りたい物を作るという、職人気質な姿勢の人もいます。もちろんそれも素晴らしいのですが、えんフォト開発課のチームとして目指したい形は少し違います。

 

ただ物を作って終わりではなく、その先にいるユーザーのことを常に考える。ユーザーが使いやすい、使っていて価値を感じるプロダクトを作っていく。そんな姿勢を目指して「プロダクト志向」という言葉を使いました。

 

ビジョン策定は一人では進めることのできない仕事です。

 

特に開発チームのリーダーとは、何度も何度も話し合いを重ね、他のメンバーや事業部長とも議論する中で、それぞれの意見を吸い上げながら、一つのビジョンを作り上げることができました。

 

結果、全員が納得するビジョンができ、今も開発課全体の目指す形として日常の中で役立っています。

 

ーこれからの未来を見据えた、「SRE提案」

もう一つ、私のMVP受賞理由に挙げられているのが「SRE提案」です。SREはあまり聞きなじみがないと思います。「Site Reliability Engineering(サイト信頼性エンジニアリング)」の頭文字を取った言葉で、簡潔に言うと、「一つのシステムとしての正しい在り方を保ち続けるための仕組み」であり、サイトやシステムの信頼性を担保するために必要な考え方です。

 

機能開発を進めていく上で、技術負債を抱えてしまうことは多々あります。技術負債がどんどん大きくなると、保守・開発コストも増え、最悪の場合リプレイスを余儀なくされるというケースもあります。

 

SREはそれを排除するための仕組みであり、システムが抱える課題を解決するため、例えばプロセスの標準化や自動化などを行っていきます。

 

なぜこのタイミングで私が「SRE提案」を行ったかというと、えんフォトがちょうどサービス拡大期で、どんどんサービスが大きくなっているからです。

 

機能開発を進める中で、残していた負債や機能のバグやエラーに手を取られて、エンジニアが疲弊することがよくあります。


しかしそのような状況を抑制しないと、事業部全体としてチームに求められているパフォーマンスが発揮できない可能性が高くなります。


ユーザー目線でも、使えない機能があったり、うまく動かないバグがあったりすると、満足度が下がってしまい、結果的に事業計画自体にマイナス影響を与えかねません。

 

自分自身、えんフォトに関わっていて「このまま問題を残していては、いずれ大きな技術負債を抱えてしまうだろう」ということが見えている状況でした。

 

今はまだコントロールできる範囲だけれども、このまま放置していればいずれサービスに大きな影響を与える。


そんな未来を回避するために、いまSREに取り組むべきだと思ったんです。

 

ーサービスの「見たい姿」のために。これからも自分の領域を超えていく。

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受賞理由の中にも「強い当事者意識」と評価していただきましたが、通常業務も行いながら、未来のことにも取り組めたのは、一つは自分自身が必要だと感じていたから、もう一つはえんフォトの未来を常に想像しているからだと思います。

 

エンジニアの視点だからこそ見えるものがあり、それを事業部全体に還元していきたいという思いがあります。


必要性や課題感を私が認識しているだけではだめで、きちんと発信して組織自体が誤った方向性に進まないようにしたいんです。

 

大前提として、私はえんフォトのサービスが大好きです。


だから、えんフォトには正しい未来に進んでいってほしい。

 

そんな思いを持って、自分自身もエンジニアとして正しい在り方でいたいので、必要だと感じたことは当事者意識を持って発信し、最後までやり切りたいんです。

 

もう一つは、普段からえんフォトの5年後、10年後の姿を想像しているということがあると思います。


事業部としての5年先の目標だけでなく、個人的に10年後これくらいの売上規模の事業に成長させたい、という思いがあります。

 

私が勝手に想像しているだけなのですが、私自身にはえんフォトが将来そうなる姿が見えています。そしてその果てに何があるのかを体験してみたいとも思っています。

 

人生の歩み方でいうと、座右の銘にも挙げていますが、「常に自分の領域をちょっと超えて踏み出していく」ということも意識しています。

 

私が挑戦を続けるのは、今の自分より少し超えた領域に踏み出すと、より自己成長が感じられ、より良い自分になれたと思えるからです。

 

例えば、日本での就職も私にとっては自分の領域を超えたところに踏み出す挑戦の一つでした。


台湾で普通に就職することもできましたが、海外で就職して全く違う領域でのチャレンジをしてみたいと思ったんです。

 

チャレンジをすることで、今まで全く知らなかったことや人と出会うことができます。


そういった出会いから刺激を受けることは本当に楽しい。今までより良い自分に、こうありたいと願う自分の姿に近づけることは人生の喜びでもあります。

 

今回のMVP受賞を通しても、今までの自分を超える体験ができました。


これからも私はこの生き方を続けていきたいと思っています。