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2024/11/12

誰しもの「働く」を、人生の意味あるものに【シナプスアワード2024受賞者インタビュー】

2024年10月に開催された「ULURU Synapse Award 2024」では、4名の社員が「優秀なコア」として表彰されました。うるログでは、受賞者の声を順次お届けします。今回は「シルバー・コア賞」を受賞した竹内稔学さんの登場です。

フォロー型リーダーシップで、コアラーによりそう竹内さん。一人ひとりが自分で考え、判断することをマネジメントの軸としてきました。こうして主体的な行動を促し、イキイキと働ける環境づくりに注力するその理由は、本人の「働いている時間が人生の中で無駄じゃない状態を、僕は目指しているのかもしれません」の言葉に集約されています。本インタビューは、そんな竹内さんの仕事観を垣間見られる内容になりました。

<「ULURU Synapse Award 2024」について詳しくはこちら>

「シナプスアワード2024」のシルバー・コア賞に選ばれたのは、IT & リスク本部 IT & リスク部 総務リスク管理課の竹内稔学(たけうち・としひさ)さんです。

受賞理由

メンバー一人ひとりの強みと弱みを的確にフィードバックし、成長につながる気づきを与えています。弱みの克服に向けた具体的なアプローチを共に考え、実行に移す支援は、心理的安全性を高め、メンバーが全力で業務に取り組める環境を作っています。また、柔軟なマイルストーン設定やトップダウンの決断力を併せ持ち、チームと組織の成果に貢献するリーダーシップが評価されました。

竹内稔学さんPROFILE

2022年8月キャリア入社。IT & リスク部 総務リスク管理課 課長。主に法務コンプライアンス領域に特化した業務を担当。加えて、総務まわりの業務にも対応している。

趣味 美味しいものを食べること、旅行

特技 電子工作、ポイ活

座右の銘「チャンスは前髪でつかめ」

チャンスはやってきたときに一瞬でつかむしかない、の意。

受賞で確信「自分のマネジメントは意味あるものだった」

まず、受賞できたことはシンプルに嬉しかったです。「まさか自分が!自分でいいの?」そんな気持ちでした。ただ、少し時間が過ぎたいまは少しホッとしています。僕が手探りでつくってきた組織が、コアラーのみんなのためになっているんだなって。僕のコアである長屋さん(取締役 長屋洋介)にもこれまでにたくさん相談にのってもらいました。心から感謝しています。

僕がマネジメントを行ううえでテーマに置き続けてきたのは、「どうすれば、もっとパフォーマンスを上げられる組織になるのか」「どうすれば、みんなが気持ちよく働けるのか」の二つです。

その点、シナプスアワード当日、星社長の「嫌々仕事をするのは嫌じゃん」という言葉には強い共感を覚えました。僕もまさにそう思っているからです。1日のうち8時間もの時間を働くことに充てているのに、「今日も仕事かあ。嫌だなあ」って思いながら過ごすなんて、つまらないじゃないですか。

そういう意味でも僕のテーマとのつながりを感じ、安心感を覚えています。

コアラーの自発性を促す環境と言葉かけを大切に

みんなが気持ちよく働きながら、組織のパフォーマンスを上げていく――。これらを実現するうえで、目標設定は大切にしてきました。

目標自体は各メンバーの成熟度にあわせ、本人と相談しながら決めましたが、ずれた方向に行かないよう旗を立てることにはこだわりました。そのうえで、これが終わればクローズといえる『完了の定義』を最初に設けたのですが、この定義に「余白」を残しておくことも意識しました。

というのも、この余白が解釈の余地となって本人のやりきれる源泉になり、目標から逸れた場合にも軌道修正がしやすく、たとえ失敗したとしても大ケガしないで済むと考えたからです。

そして、毎週行っている課の定例ミーティングでも、各メンバーにその週の行動目標と到達予定を決めてもらうようにしていました。これは自分で立てた目標ならやる気も出やすいよね、という考え方に立脚しています。

これらが受賞理由に挙げられている「柔軟なマイルストーン設定」にあたると思っています。

ただ、こうした目標設定の場で、「私は成長したくありません」「成長とか興味ないんです」って言う人が出てきたとしても僕は受け入れられるタイプです。それもまた人生だよねって。

ただ同時に、成長しなかったことのリスクを伝えないまま、本人の意思を尊重するのはアンフェアとも思っています。

なので本人の意思は尊重しつつも、その道を選んだときに起こりうるものの可能性については伝えるようにしています。

このように、いままで生きてきたなりの経験から僕が伝えてあげられることは伝え、そのうえで自分で判断してもらうことを大事にしています。

また、コアに対しては、総務・リスク管理領域のことを僕に任せても大丈夫、と思えるくらいの安心材料を渡したいと思っています。

そのために発揮しているコアラーシップは”素直であること”です。”素直であること”は成長への一番の近道だと考えているからです。僕が成長することで、管掌範囲の広いコアにも安心して総務・リスク管理領域のことを任せてもらえるようにスキルやマインドを磨き続けていきたいと思っています。

「良い人生だった」って言えるよう、いまを全力で頑張りたい

僕の考える組織のあるべき姿は、みんながイキイキと働いている状態です。イキイキと働いていたら勝手に成果はついてくると思うし、そんな環境が整っていれば、ビジョンも達成できると思います。

突き詰めていくと、僕は働いている時間が人生の中で無駄じゃない状態を目指しているのかもしれません。ただ、会社に来て席に座っていれば給料が発生する。これはこれで悪くはないのでしょうが、時間の使い方としては無駄だと感じます。

転じて、メンバーには働くことが人生にとって意義のあることであり、それが成果や達成感につながることを感じてほしいと思っています。これも社長の言葉と重なりますが、「山に登る」ことと近いように思います。

一方、仕事の哲学については深く考えたことはありません。ただ、人生の最期は納得の思いで迎えたい。死ぬ間際になって思い残したことを悔やむようなことはしたくない、と強く思います。数十年後、「良い人生だった」って言って終えたいから、目の前の仕事もプライベートも全力で頑張れるし、『チャンスは前髪でつかめ』を座右の銘に掲げられるようにもなるんだと思っています。

ですから、この先も自分のマネジメントに満足することなく、自分にとってもメンバーにとっても意味のある職場や組織であり続けられるよう励んでいきたい。そうやって人生の多くを占める「働く」をより良いものにしていきたいです。

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