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2025/06/06

率先垂範型リーダーシップで、アドベンチャー魂に火をつけろ! 絶え間ない挑戦が目指す、成長の連鎖【2024年ベンチャースピリット賞受賞者インタビュー】

去る4月、うるるは今年も『ULURU Ayers Rock Festival』を全社員参加のもと、開催しました。この場では各事業の年間MVPに加え、私たちの行動指針である「うるるスピリット」にちなんだ五つの賞の受賞者も発表されました。このうち、「ベンチャースピリット賞」を獲得したのが、Govtech事業本部 セールス部 アカデミー課に所属する、井ヶ田和輝(いげた・かずき)さんです。

井ヶ田さんが所属するアカデミー課では、入札の活用を検討しているお客様に対し、入札制度の仕組みや入札情報サービス『NJSS』の活用法を指南し、サービスの利用につなげる活動をしています。そのため、受注にこぎつけるまでの時間が長く、見当違いの戦略を立ててしまえば、そこにかけたあらゆるコストが気泡と化してしまうことも……。

こうしたリスクを避けるべく、井ヶ田さんは顧客分析に着手。このチャレンジが高く評価されたばかりか、そのプロセスを通して見せた“背中”が、チームメンバーのベンチャースピリットを育てる一助にもなりました。そんな井ヶ田さんのアドベンチャー魂を垣間見られるインタビューを、ぜひご覧ください。

▼井ヶ田和輝プロフィール
2020年新卒入社。以来、Govtech事業本部に所属し、カスタマーサクセスと営業を経験。2023年、新設されたアカデミーチームに異動。現在に至る。2024年からはチーム長としてメンバーの育成にも積極的に関与している。

趣味 ゲーム、旅行、登山、サウナ
なかでも登山にはとくにハマっています。その魅力は大自然でのデトックス、そして、その後の温泉とサウナ。山頂からの景色も最高です。

特技 旅行プランを立てること。いまは、夏に向けて富士登山を計画。

座右の銘 「一期一会」 出会いを大事に、その時を楽しみ、良い時間を共有したい

<受賞理由>
的確なフォローと論理的思考の促進を通じて、チームを先導し分析力の育成に貢献。下期は全課に関与し、アカデミー課全体の成長を牽引しました。高い視座で施策を考え、メンバーの育成にも尽力。自身の成長だけでなく周囲の成長を促す姿勢と、常に振り返り改善を続ける姿に敬意を表します。

リーダーとして、営業担当として。本質を模索し続ける

このたび、僕が前期にとくに力を入れて励んできた、「メンバー育成」と「分析」を高く評価してもらえたことを嬉しく思います。

まず、「育成」に関しては、それまで一緒に頑張ってきたメンバーが異動となり、新たに迎えたメンバーをイチから育成する必要にかられたことが転機となりました。お客様とも向き合い成果を出していくにあたり、上司の野口さんに育成を任せっきりのままでは組織のパフォーマンスを出し切ることはできないという懸念から、僕も育成に積極的に関わるようになったことがその背景にありました。

新メンバーには、「入札とは」から教えていく必要があったので、なかなか大変だったのですが、そのなかで大切にしてきたのが伝え方です。「何のためにするのか」という本質を見失ってしまうと、納得感もないし、新しいことも生まれないし、視座を上げることもできません。そんな仕事はつまらないので、メンバーにやってほしいことを伝えるときは、どのような背景で、何を目的としていて、どんなことを期待しているのか、しっかり話すことを心がけてきました。

育成は、携われば携わるほどに自分の学びも多く、業務を見つめ直す良いきっかけになりました。また、新メンバーが加入するとはつまり、それだけ期待されている組織であるということなので、いまもやりがいを感じながら取り組んでいます。

新しいチャレンジで業務改善とメンバーの成長に貢献

もう一つの「分析」ですが、営業をしていると目の前の数字に追われがちになり、数か月後、1年後という視点を持ちづらくなってしまいます。また、「受注が落ち込んでいるのはなぜだろう」と思っても、誰かと会話したり、その理由を突き詰めたりする時間が十分に取れず、結果として誤った仮説を立ててしまうことが往々にしてあると思っています。さらには、外的要因に影響を受ける部分もあるため、「本当の課題とは、何か」を洞察する必要があると考えていました。

また、メンバーにも自分たちの頑張りを図る物差しは数字だけではなく、そこに結びつくまでのプロセスや、改善していこうという前向きなマインドが同じく期待されていることを意識してほしいと思っていました。そこで、自分が分析に力を入れる姿を見せることで、周囲に好影響をもたらすことができれば、と思いました。

一番の収穫になったのが、セールスチームとアカデミー課の連携がスムーズになったことです。いまとなっては、両者の間で当たり前のようにお客様が引き継がれていますが、それまでは引き継ぎの基準が明らかになっておらず、必要な情報も精査されていない状態でした。そこから受注率をはじめ、あらゆる数字をまとめたことで明確な基準が生まれ、さらにはデータのトレンドが分かるようにもなり、反響の予測を立てたり、その月が順調なのか要注意なのかの判断が付けられたりができるようになりました。

ベンチャースピリット賞にちなんで、前年度の自分のアドベンチャーを振り返ったとき、一番の挑戦になったのが、チーム長を任されたことでした。メンバー時代も自分の数字管理や、先輩として新卒メンバーの育成に携わることはありましたが、そこから一段視座を上げて、あらゆる業務に当たろうと努力するようになったことは、自分の中の大きな変化であり、そこからの取り組みの一つひとつがアドベンチャーでした。

この賞は、たくさんの挑戦と失敗を認めてくれる会社からの賛辞

当日、ステージから見えるのは僕にとって初めての景色でした。まさに一つの山を登り切ったときのような、驚きと感動が同時に込み上げてくるような感覚に陥りました。それからしばらく経ったいまは、感謝の気持ちを強く持っています。それは、あの場を用意してくれた会社に対するものであり、一緒に頑張ってくれたメンバーに対するものであり、「信じているから、やりたいと思ったことはやってごらん」と、いつも背中を押してくれる上司の野口さんに対するものでもあります。

僕がうるるを選んだのは、自転車の練習のように「とにかく乗って、いっぱい転んだ方が早く乗れるようになる」と、何回でも挑戦して、何回でも転んで、早く成長できる環境があると思ったからです。今回、その挑戦の根幹にある「ベンチャースピリット」を評価してもらえたことは、本当に嬉しいです。同時に良い意味でプレッシャーを与えられたとも思っています。いっそう頑張っていかないと、と気が引き締まる思いです。

そして、メンバーには、僕がベンチャースピリット賞を獲得したことを、ぜひ自信にしてほしいと思っています。「たくさん挑戦し、たくさん失敗してもいい」そんな気づきにしてもらえたなら嬉しいです。

常に課題を探し、常に挑戦し続ける

これからの抱負ですが、常に課題を探し、問題をとらえ、ポジティブに挑戦していきたいです。課題は常につきものであり、無くなることは絶対にないと思っています。むしろ、課題が無いことは、自分の成長が止まっていることと同義だと思っています。

営業をしていて思うのは、成績とは頑張った先に付いてくる、ということです。とはいえ、受注できれば頑張ることは楽しいし、そうじゃなければ苦しいものです。ただ、苦しいなかでも頑張り方は選べます。頑張り尽くした結果、成果が出なかったとしても、周りはその頑張りを認めてくれるのだから、やはりやり切ることは大切にしたいです。

「僕がやり切らなかったら、誰がやり切るんだ」のような根性論を胸に、リーダーとして背中で語りながら、「あのとき頑張って良かった!」と全員で言い合えるような挑戦を、この先も続けていきます。

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