新卒4年目、エンジニアからプロダクトマネージャーに転身。高い課題解決力と貢献意欲が生んだ成果と評価【2023年度オーナーシップ賞受賞者インタビュー】
2024年5月に開催した『ULURU Ayers Rock Festival Special Edition ~ 感謝祭~』では、各事業の年間MVPに加え、私たちが「うるるスピリット」と呼ぶ行動指針にちなんだ五つの賞も発表されました。その中の一つ、「当事者意識を持って、納得して働く」を最も体現した人に贈られる「オーナーシップ賞」が、NJSS事業本部開発部PdMO課 笹川歩(ささがわ・あゆむ)さんに贈られました。
新卒4年目にしてエンジニアからプロジェクトマネージャーに転身した笹川さん。入札情報速報サービス『NJSS』における検索機能のリニューアルを主体的に進め、NJSS事業に新しい風を吹かせたことが評価されました。
いつも前向きであり、高い課題意識を持つ笹川さんの姿勢はどこから生まれ、これからどのような進化を遂げていくのでしょうか。絶賛成長中の笹川さんの「いま」に迫りました。
▼笹川歩プロフィール
2021年新卒入社。NJSS事業本部開発部PdMO課所属。プロダクトマネジメントを担当。
趣味 地元J1リーグ『アルビレックス新潟』の応援。関東近郊の試合には必ず足を運びます。
特技 大きな声を出せる(応援のたまもの)
座右の銘 チャレンジなくして前進なし
目次
<受賞理由>
顧客への体験価値向上を目指し、プロダクト理解を徹底して深めたことで歴代No.1のプロダクト知見を持つまでに成長。念願だった案件発見性を高める検索リニューアルをプロダクトマネージャーとして貢献。また、事業部全体の顧客目線の統一を図るべく「プロダクトビジョンの明確化」や「ユーザーの改善要望を取り込む体制構築」をけん引するなど、圧倒的な当事者意識の高さと事業への高い貢献が評価されました。
自ら設定した課題を、周囲を巻き込みながら解決
受賞者として名前を呼ばれたときは、ただ驚きましたが、次の瞬間には「何を喋ろう」「(お祝いVTRの出演者として)誰が出てくるんだろう」と思っていました。
VTRに出てきたのは案の定、親でしたが、もう本当に恥ずかしかったです。恥ずかしくてどんな内容だったのか覚えていないくらい。親にも「ありがとう。ビデオ見たよ。でも、恥ずかしかったよ」って言ったら、「あれは恥ずかしいだろうね」って返ってきたので、分かってんならやめてくれよって思いました(笑)。
プロダクトマネージャーという新たな領域へのチャレンジは、ただただ楽しくて不安やプレッシャーはありませんでした。正直、分からないことばかりでしたが、ユーザーのことをとことん想像して考えることはエンジニアのときから好きだったので、仕様を決めるにあたっては、「ユーザーはどう使うのだろう」「この機能があったらどうだろう」という発想を膨らませて取り組めた点はよかったな、と思います。
ビジネスサイドの皆さんにも壁打ちに付き合っていただきながら、良いものをつくろうと前向きに取り組むことができました。
また、リニューアルを進めるうえでやりたかったことの一つが、事業部内の情報共有をしっかり行うことでした。組織が大きいこともあり、以前から各部署が何をやっているのか見えないことがあると感じていたので、ビジネスサイドと開発サイドの業務状況や業務課題をどのように共有していくのか、その前にどのような関係をつくったら良いのかを考えながらプロジェクトを進めるようにしていました。
ここでもビジネスサイドのメンバーに力になってもらえたことはありがたかったですし、現在の仕事にもこれらが生きていると感じています。
チームに貢献できる喜び
僕は入社当時から、チームのためになることを率先してやろうと思っていました 。
というか、チームのためになることをするのが好きなんですよね。人の喜ぶ姿を見るのが自分の喜びになるというか、幸せに思える感覚があります。これは小中高とサッカーをやってきた経験が大きいのかもしれません。
サッカーも仕事も試合だけでなく、準備があったり荷物を運んだりと周辺のこともこなす必要がありますが、「これらは後輩の役割」という暗黙のルールが僕は好きじゃなくて。
自分に関係のあることは何でも頑張らないといけないという考えは、チームプレイをするうえで大切なことだと思います。
幸い最初に配属されたチームはメンバー全員で解決に当たることを旨としていて、先輩たちがやさしく指導してくださる環境だったことから、自分のできることを考えて貢献しよう、という考えはいっそう強くなったように思います。
また、納得して働くことも大切にしています。プロダクトをつくりあげるとき、そのプロダクトに関係する人々にとっても納得度が高いほど良いものができると思っているからです。これはこの先もこだわっていきたいことの一つです。
受賞を振り返って
自分の中では成果が出るのはこれからで、まだまだスタート地点だと思っています。ですから、受賞者は僕でよかったのかなという気持ちも正直ありますが、良いプレッシャーをもらったと前向きにとらえ、チームのため、自分の成長のために、しっかり結果を出していきたいと改めて思います。
また、この賞は前上長である北斗さんのおかげでもらうことができたと思っています。
プロジェクトリーダーを任せてくれただけでなく、僕の思うようにさせてくれたことを感謝しています。そして、検索リニューアルに関わる皆さんにもこの場を借りて、お礼の気持ちをお伝えしたいです。
皆さんに迷惑をかけながら、大目に見ていただきながらここまでくることができました。
現在、PdMO課では、『これからのNJSSをどうしていくか』というテーマに挑んでいます。エンジニアのときとは頭の使い方が異なるため生みの苦しみもありますが、同時にやりがいも感じています。
このフィールドでも結果を出し、「PdMOができてよかったね」「PdMOがいるからNJSSが良くなっているね」と思ってもらえるチームにすることが、いまの僕の目標です。常にプロダクトが良い方向に進化しているという期待をお客さまに、そして僕たちの中につくっていくことがPdMOの役割と理解したうえで、引き続き成果にこだわり、チームに貢献していきたいです。