AIへの興味を軸に、成長と成果にコミットするエンジニアの思いとは【うるるメンバーストーリー】
みなさん、こんにちは。
今回は人気企画「うるるメンバーストーリー」連載として、NJSS(エヌジェス)事業本部のAI活用推進課で活躍するエンジニア・一色のインタビューをお届けします。
ぜひ最後までご覧ください!
目次
プロフィール
◆一色 優孝(いっしき ゆうこう)
・NJSS事業本部 AI活用推進課 所属
・2022年11月入社
・最近ハマっていることは料理で、美味しいスープやパスタを探求中。
「人間が何をどう考えているのかを明らかにしたい」
大学院では複合的な科学分野の研究に取り組んでいました。研究テーマは”単純接触効果”について。”単純接触効果”とは、もともと興味がない対象でも、短い期間に繰り返し目にしたり会ったりすると親しみや好感度が上がる効果で、心理学に近しい分野のテーマになります。
もともと「人間が何をどう考えているのかを明らかにしたい」気持ちがあり、研究テーマもその思いから選びました。Webエンジニアという職業も、人の思考を明らかにする仕事として考え始めたんです。
例えば、レコメンデーション機能は人の挙動をデータ化して解析し、その人に合ったおすすめを表示しますよね。こういった技術も、人の思考を分析するアプローチだと思っています。
そういった考えのもと、大学院卒業後にWebエンジニアとして就職し、特に2社目からが本格的なエンジニアキャリアのスタートとなりました。
2社目での主な業務はECサイト内の検索サービス開発で、バックエンドに該当する業務を担当していました。約4年半働いて、何かの不満があったわけでは全くないのですが、「これまで得た経験を生かしながら、新たな技術に挑戦する機会がほしい」と考え、転職活動を始めました。
全ての経験を認めてくれたうるるで、新たなスキルを獲得
2回目の転職活動時には、多くの企業と面談しました。2社目では同じ部署に長年所属しつつも多岐にわたる経験を積んでいたのですが、他の企業がある特定の経験だけにフォーカスする一方で、うるるだけ唯一、すべての仕事経験を肯定的に評価してくれました。
印象的でしたし、新鮮に感じましたね。うるるなら「今までやってきたことが全部生かせそうだな」と思い、入社を決めました。
うるるでは、入社当時から「入札情報速報サービス NJSS(エヌジェス)」の開発に携わっています。入社から2023年3月までは、サービスのコア部分となる入札のデータ収集を行うためのクローラー開発を担当していました。
この開発のメイン言語は使用経験のあるPythonでした。一方で、開発に関わる周辺業務には、インフラ構築ツールのTerraformやDjangoが使用されていました。実はこの時に初めて、インフラ構築ツールやDjangoに触れたんです。
特に、Terraformに慣れるまでは時間がかかりましたが、業界水準のモダンな開発環境を経験できるのは素直に嬉しかったですね。
直近の5月からは、2023年の1月にM&Aによってうるるグループにジョインした「入札情報検索サービス nSearch(エヌ・サーチ)」の運用保守を担当しています。nSearchのメイン言語はRubyですが、Rubyも業務に携わるまで本格的に使用した経験はありませんでした。
でも周囲の方に聞きやすい環境が整っているので、適宜サポートいただいて業務を遂行できています。密に連携を取りながら、キャッチアップできるチーム体制はありがたいですね。
また所属するAI活用推進課は、入札情報の収集の自動化にも取り組んでおり、データ整形・抽出のロジックの改修も担当しております。
経験を生かして問題解決、大きな達成感も
NJSSに関わる開発業務では入札マーケットの不便さを技術で解消できます。そこに面白みを感じていますね。
何より、関わった案件のリリースの時に一番のやりがいを感じます。リリースが遅れるのではないかと思われていたNJSSのクローラー開発案件も、なんとか予定通りの日程にこぎつけました。
この案件では当初、クローラーで収集できる情報の範囲に課題があったのですが、Seleniumを導入したところ、トラブルを解決できました。これにより一部を自動化することができたので、自身の技術力で問題解決に貢献できたことは非常にやりがいを感じましたね。
もちろん開発経験があっても、新技術導入時には「条件が正しく反映・実行されているか」の確認は最重要項目です。Selenium導入の際も工程を細かく分けて、徹底的にサイトごとの動作確認・検証を行いました。
うるるには、挑戦して学べる環境がある
入社してまだ半年ですが、こんなに使える言語が増えるとは思っていませんでした(笑)振り返ってみると、割り振られる業務が自分の習熟度に見合っていたので立ち往生することがなかったのかなと。
それに、エンジニア業務は短期間に複数の新技術に触れる場面が多いため「まずは慣れるしかない」という意識は大事にしています。1つの言語や仕組みだけにこだわっていると、20年後にはエンジニアとして生き残れません。使える技術を増やすことは、新しい武器を手に入れて選択肢を増やすことだと考えています。
お話ししてきた通り、うるるでは入社してあまり時間がたっていない私にもチャレンジの機会が多くありました。挑戦を後押ししてもらえる環境を生かして、着実にスキルの習得に取り組めています。
また、現在所属しているNJSS事業本部は、心理的安全性が保たれていて相談しやすい雰囲気があります。上司であるエンジニアリングマネージャーとの課題感のすり合わせや、スクラム開発での細かな共有もスムーズに行えています。
加えて、オンボーディングの手厚さには驚きました。キャリア入社の経験から新しい環境への対応力がついていた側面もありますが、オンボーディングのおかげでNJSSに対する理解がより深まりましたね。
AIへの興味を軸に事業に貢献していきたい
これからの個人の展望としては、AI開発における自然言語処理分野に深く取り組んでいきたいと考えています。
学生時代から抱いていた「人間が何をどう考えているのかを明らかにしたい」という気持ちが、AIに関心が高い理由です。AI開発を探求していくことで、人間をより深く理解したい。そういう思いがありますね。
また自然言語処理は、他のサービスへの転用がしやすい特徴があります。自分の興味に沿って技術力をつけながら、NJSSや他サービスの開発や他部署への活用、ひいては会社全体のブランディングにも貢献できればと考えています!
編集後記
「人間が何をどう考えているのか知りたい」という根源的な興味を業務とリンクさせながら、事業成果にコミットする話がとても印象に残るインタビューとなりました。
うるるスピリットの1つである「ベンチャースピリットを持ち、成長し続ける」姿勢を、前向きにかつ粛々と体現する一色に、刺激を受けた方も多いのではないでしょうか。
次回の「うるるメンバーストーリー」もお楽しみに!