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2023/05/23

プレッシャーがかかる状況でも、やれることを愚直にやり切る。サービス改善につながる行動とは?【うるフェス2023受賞者インタビュー】

2023年4月に開催された「ULURU Ayers Rock Festival 2023」では、12名の社員が一年の活躍が認められ表彰されました。

今回は「NJSS事業年間MVP」を受賞した毛戸健人さんのインタビューをご覧ください。

<「ULURU Ayers Rock Festival 2023」について詳しくはこちら>

ーNJSS事業部MVP受賞者が大切にしているスタンス

2022年度Govtech/NJSS事業部 年間MVPを受賞したのは、NJSS事業本部開発部開発課グロースチームチーム長の毛戸健人さん。開発チームのチーム長として、昨年度多くの施策に取り組んできたことが評価されました。

<受賞理由>

23期は無料トライアルリードが前年比70%減少という事業の根幹を揺るがす事象が発生。この状況を打破するべく、サイトのSEO&UI/UX対策に着手してくれました。対策開始から1年を経過した2月に、これまで積み重ねてきた施策がGoogleに評価され、無トラが回復傾向に転化。FY5の目標達成の可能性を大きく高める成果につなげたことが今回の表彰理由となりました。

実際にサービスが伸びただけではなく、組織運営やメンバー巻き込みの面でも評価が高かった毛戸さん。仕事とどのように向き合ってきて、今回MVP受賞につながったのでしょうか。お話を伺ってきました。

<毛戸健人さんプロフィール>
2020年7月にうるるに入社。現在はNJSSのサービスのグロースハック(UX改善/SEO対策)を担当している。趣味は旅行、特技は英会話。座右の銘は「Fail smart(賢く失敗をする)」で、失敗をポジティブに捉え、次に活かして成長につなげられるよう、普段の仕事の中でも意識をしている。

大好きなキャンプでの一コマ

ー多くの課題が山積…そんな中でもやるべきことを見失わない

この度は、MVPという素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます!

CV(=コンバージョン)改善をはかるために、旧NJSSのコードを書き換えていく必要があり、去年4月からログイン前ページのリニューアルを行いました。
その時から、追っていた目標数値である無料トライアルの顧客数が大幅に落ち込んでしまって…。
NJSS事業部全体で追いかけている数値に影響があったということで、非常にプレッシャーがかかる中、なんとか無料トライアルを増やさないといけないという状況でした。

多くの施策に取り組み、その全てを説明するのは難しいのですが、大きく3つの取り組みが数字の伸びに効果があったと考えています。

1つ目は、ユーザーに対して機能制限があった際に表示されるページの改善を行ったこと。
ユーザーが1番見たいページとして「案件詳細ページ」があります。
NJSSの会員でない人も入札情報・入札案件の詳細を確認できるページなのですが、ユーザーが一定の検索・閲覧回数を超えたら、それ以上は検索ができない制限がかかり、無料トライアルへの登録を促すという流れになっています。
この制限がかかった時に表示されるページを改修したタイミングから、数字が戻って来ました。

2つ目は、制限がかかって無料トライアルフォームへ別ページで遷移させるという従来のやり方を変えたことです。
案件を何度も検索するということは、ユーザーの「もっと知りたい」「もっと案件詳細ページを見たい」という気持ちが高まっている状態。
その時にわざわざ別のページに遷移させていると、面倒くさくなってユーザーが離脱するリスクが高まります。
そこで制限がかかったページ上でフォームを表示させ、その場で登録ができるように改善を行いました。

3つ目は無料トライアルフォーム自体の改善です。
元々は文字がかなり多いページで、ユーザーが入力する手間が大きくなってしまっていました。
こちらも登録を完了するまでに離脱するリスクが高くなってしまうため、ページに来たら直感的にテキストエリアで入力が開始できるなど、よりスムーズに、ストレスなく登録が完了できるように整えました。

他にももっとたくさんの施策を行いましたが、どれか1つだけが効果的だったということではありません。
多くの施策を複合的に行うことによって、ユーザー体験が向上し、CV率や無料トライアル顧客数といった目標数値の改善につながったと思います。

ーやるべきことをやり切るためには、「仕組みづくり」が大切

今回、MVP受賞につながったポイントとしては、「とにかくやれることをやる」ことだったかなと思います。
UXの改善を行うにあたって、四六時中サービスのことやお客様のことを考えていましたし、時には夢に出てくるくらいのプレッシャーを感じていました。

一方で、「やれることをやる」ためには仕組みづくりも重要だと思っています。
簡単に聞こえるかもしれませんが、なかなか「やれること」は分かっていたとしても、「やり切る」ことを後回しにしてしまいがちなのが現実。
根性論だけでなく、やり切るための手段として仕組みづくりも欠かせません。

例えば、やれることは何かを文字に起こして実行に移すことや、チームで課題について毎日や毎週確認して振り返りを行うことなどを実践しています。
やれることを考えるためには、まず課題を正しく捉えることも大切。
頭の中で考えるだけでなく、課題が何で、それを解決するための手段にはどういうものがあり、そのために今何ができるのかを、常にアウトプットすることを意識しています。

基本的に、1日の労働時間を8時間と考えると、自分がこの時間の中でできることは多くはありません。
だからこそチームの力を発揮してもらうこと、チーム内外の人の力を借りることが必要です。

チーム内であっても、自分の知識が不足する領域があると思います。
例えば私の場合は、インフラ領域でサイトダウンしないように設計する部分は、今まであまり知見がありませんでした。
そこでメンバーと同じ情報量・同じ目線で会話できるように、自分からも情報を渡すし、メンバーからの意見もしっかり聞くようにしました。
どちらかだけが情報を持っていたり、同じ目線で会話ができていなかったりすると、なかなかチームの力を全力で発揮することは難しい。
だからこそ、私も含めてメンバー全員がアウトプットをしやすい雰囲気づくりを心がけています。

ー受賞した今メンバーに伝えたい、「信じてくれてありがとう」

MVPを受賞することができたのは、私一人の力ではなく、メンバーのみんながいてくれたからこそだと思います。
目標としている数字がなかなか改善しないという苦しい状況の中で、いろんな立場の人からいろんなことを言われて、プレッシャーを感じたり、嫌な気持ちになったりしたことも正直あったと思います。
それでも「リーダーの毛戸」を信じてくれたこと。
メンバー同士が互いに信頼しあって仕事と向き合ってこれたことは、本当に心から感謝しかありません。

MVPを受賞したからには、「MVP受賞者」として社内からは見られると思います。
周囲からの期待に応えられるように、今期も成果にこだわってやれることをやっていきたいです。

個人的な今期のテーマは、「楽しく成果を出す」こと。
正直前期は苦しい時間が多かったんですが、今期はネガティブな状況もしっかり楽しめるようにしたいですね。
前期の苦しかった時間も、日々の知識や経験として自分の中に蓄積しています。
その知見を活用しながら、楽しんで仕事をしていけたらと思います。

失敗したり、何かトラブルが起きたりすることも、起こるべくして起きる事象なのであれば、仕方がありません。
誰もが経験することですし、必ずしもネガティブに捉える必要はないと思います。
大切なのは、次にどう活かすか。
成長につなげられるのであれば、失敗や問題はポジティブに受け止めて良いと思います。

これからも日々仕事に向き合う中で、いろんな問題が起きるでしょう。
でも、NJSSのみんななら、今までの経験や知識が必ず力になってくれて、どんどん前に進めていくことができると信じています。
自分一人で仕事をしているわけではないので、みんなで一緒に楽しみながら、NJSSをどんどん改善して、お客様に届けていきたいと思います。

改めて、MVP受賞に際して素敵な言葉をたくさんいただき、ありがとうございました!
運営メンバーのみなさんも、母からのコメントを集めてくださってありがとうございます。
会場に大きく母の姿が映ってびっくりやら恥ずかしいやらでしたが(笑)、嬉しい言葉を聞くことができて、胸がギュッとなりました。

このMVP受賞の経験も糧にして、さらなる成長を見せたいと思います。引き続きよろしくお願いします!

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