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2020/07/30

【うるるメンバーストーリー】世界を便利にすることが、会社が在り続ける理由である

皆さん、こんにちは。うるる取締役の小林です。

うるるのメンバーひとりひとりの「想い」を、より多くの方に知っていただくための企画【うるるメンバーストーリー】、今回は私・小林が、取締役の長屋を取材しました。

長屋の仕事にかける想いが存分に詰まった内容になっていますので、是非御覧ください。

まずは、簡単に長屋のプロフィールをご紹介いたします。

長屋 洋介(ながや ようすけ)
取締役 情報システム部長、CISO(Chief Information Security Officer)、シュフティ事業部長
・食べて、飲んでが幸せの源泉です
・休日の手料理は良い気晴らしです
・旅が好きで、知らない土地にワクワクします
・訪れた国は20カ国強。まだまだ世界は広い
・娘が成長していく様子は本当に嬉しいです
・誰か男を見る目を養う方法、教えてください

※上記の通りバックオフィス系と事業系の両方の責任者を担っている長屋ですが、今回は、普段取り上げられることの少ないバックオフィス系である、情報システムとCISOの観点に特化した内容といたしました。

代表・星とは友人を介しての遊び仲間だった

うるる創業前の2005年頃、現・うるる代表の星との出会いが、うるるにジョインすることになった最初のキッカケです。当時、僕は一軒家を友人とシェアして住んでいたのですが、その友人が星と繋がっていました。

その友人は以前オーストラリアにワーキングホリデーとしてステイしていて、そこで星と知り合ったという感じです。

当時の星は、「気さくでおもしろいやつだな~」という印象で、その印象は今でも変わらないですね。あと、初めて会ったときから、「在宅ワークの可能性」をアツく語っていました。その情熱が今でも変わっていないのは本当にすごいなと思います。

それから星はうるるを創業し、僕はフリーランスっぽいことをやっていたのですが、その位のタイミングで、「入札情報速報サービス NJSS」を事業として伸ばしたいから、開発面で協力してくれないか?という依頼を星からもらいました。

NJSSの話を初めて聞いた際、僕自身もこのサービスに可能性を感じました。元々僕も前職で入札に携わっていたことがあって、確かに入札情報を探すのは大変だったし、また、在宅ワーカーが直接入札情報を探すことで情報の網羅性を上げるという競合との差別化も明確だったので。

その後、フリーランスとしてうるるに参画して、NJSSの開発に携わることになりました。携わると言っても、僕一人で開発したんですけどね。(笑)

それから3ヶ月位でリリースまでもっていきました。リリースした後は、開発しながら、SEO対策をし、リスティング広告を打ちつつ、クライアントからの電話をとりつつ、1人何役もやっていました。

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▲長屋の結婚式のために撮影したムービーのワンシーン。右・長屋、左・星。

うるる初の開発チームの誕生

当時、長くうるるに居続けるつもりではなかったのですが、ふと「俺がうるるを卒業したらNJSSをどうするんだろう?」って思ったんですよね。

そんな話を星とした際に、「正式にジョインしないか?」という誘いを受け、プロパーとしての参画を決意しました。

きっとうるるにジョインする以外にも道はあったんだと思いますが、うるるへのジョインを早期に決断できた理由は、「面白いビジネスをやっている」ことと「良いやつが多い」。この2点でしたね。

うるるにジョインして、まずはNJSSの開発チームをつくりました。

これがうるる初の「開発チーム」ですね。そしてリーマンショックを経たあたりで、クラウドソーシングサービスのシュフティのリニューアルをすることになったので、開発チームをもう1つ増やすことになりました。

それから数年後、NJSSの管掌役員を担い、更に2017年の東証マザーズ上場の頃は、NJSS、えんフォト、シュフティ、BPOと4つの事業の管掌をしていましたが、その時は本当に”パツパツ”でした(笑)。

やるべきことが沢山あるのに全然首がまわらない苦しさがありました。まずは上場の壁を乗り越えるために精一杯だった記憶があります。

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▲うる水でプレゼンをする長屋

情シスはレバレッジの効く仕事

情シスにとって、価値提供の相手は「うるるの社員」なので、社員全員をお客様と捉えています。だから情シスは社員に感謝される仕事だし、感謝を頻繁に受け取れる仕事だと感じています。地味で大変な仕事が多いことも事実ではありますが、傍目から見えるよりもやりがいが多い仕事だと感じています。

また、別の観点で言うと、情シスの商材は「仕組み」です。一つ仕組みを導入すると、沢山の社員が幸せになるので、非常にレバレッジの効く仕事だと捉えています。

そして、情シスは会社を守ることも仕事です。ただ、思い切り守ろうとすると、ルールが増え、不便さも増してしまいます。そして結果的に、社員から不満が出てしまいます。なので、守りは大事だけど、やりすぎると皆が大変になるので、ここのバランスを常に見極めることに意識を置いています。

何を推進するにしても、社員ときちんと対話をしながら進めていくことが大事だと思っています。

ルール自体ではなく、守るべき理由を大切に

CISOとしては、ISMSやリスク管理の旗振りをしています。

ただこちらも情シスと近くて、社内規定やルールをただ並べるだけではなく、理想や実態に合わせて整備しています。効率的ではないルールもまだ存在していて、そこが社員の皆の日常を苦しめたりもしているんですよね。

大切なのはルール自体ではなく、守るべき理由や背景(= why)なんですが、その守るべきものを知らなくてルールだけが動き続けたりすることがあります。その状態は誰も幸せになれないので、常に「why」と対話しながら、そこを明文化して皆が正しく理解している状態を作っていかないといけないと思っています。

うるるはIT会社なので、当然セキュリティを強化することは非常に大切です。うるるのセキュリティは、大手企業と比べるとまだまだですが、きちんと等身大で強化できていると思います。

また、ここも先程のルールと同じように、セキュリティは目的ではなく手段。大事なのは「どう社員に働いてほしいか?」なんです。

リスクをゼロにすることにこだわると事業にブレーキがかかります。だからリスクを無くすのではなく、コントロールすることが大切です。

リスクがゼロであることは美しいと思いますが、ゼロにすると確実に働きづらくなるので、僕はそうはしたくないと思っています。

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▲東証マザーズ上場時の記念写真。写真一番右が長屋、右から二番目が星。

世界を便利にすることが、会社が在り続ける理由

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▲うるるのエントランスにて

「人のチカラで世界を便利に」という企業ビジョンについて、深く考えなくても良いくらい、僕の中では自然なものになっています。うるるが成長すれば、その分だけ世の中が便利になるということだと解釈していて、「便利」という言葉こそが、会社が在り続ける理由なんだと思います。

そして、これが企業理念である「世界に期待され 応援される企業であれ」と繋がっていて。便利を提供できる会社であるからこそ、期待されると思うし。僕は便利を提供することに価値を感じています。

あと、このビジョンがうるるっぽい、もっと言うと星社長っぽいと思います。このビジョンには、社長が好きなことが詰め込まれていると感じています。合理的であり効果的であることを好みますからね。 

うるるスピリットについては、5つともすべて好き、素直に。強いて一つあげるならば、「うそをつかない 悪いことをしない」だと思います。この言葉が最初にあるのもうるるのスタンスだなって感じます。いさぎよさを感じるし、すごく気持ちが良いと感じます。

これからも真っ直ぐな社風を大切に、世の中に沢山の「便利」を届けていきたいと思います。

編集後記

2008年に長屋が初めてうるるに遊びに来た際、「この人、頭キレキレだな~」と長屋に対して感じたのを今でも憶えています。

そんな長屋と私・小林は共にNJSSの草創期を支えた戦友でもあり、飲みに行った回数は計り知れません。二人で飲みすぎて、共に過度の二日酔いで翌日仕事をしたことは良い思い出です。(笑)

会社のバックオフィス部門は普段目立って記事化されることが少ないのですが、今回の長屋への取材を通じて、裏方としての想いや狙いにマジマジと触れることができ、僕自身も非常に参考になる部分が多かったなと感じています。

これからもマルチに何でもできる長屋は、率先して会社の課題を解決していってくれるんだろうなと、楽しみがまたが一つ増えました。

以上、【うるるメンバーストーリー】はこれからも続いていきます。次回のリリースをお楽しみに。

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