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2020/11/24

【未来のうるるを創る】「エンジニア向け管理職養成講座」はじめました!

皆さん、こんにちは。うるる取締役の小林です。

突然ですが、うるるには森山 宏啓というアツい男がいます。

彼は、当社ではエンジニアリングマネージャーを担っており、当社最大のプロダクトである入札情報速報サービスNJSSの開発を牽引してくれています。

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森山(写真:右)。

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普段は部下と気さくに会話し、

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真面目な話は人一倍真剣に話します。

さて、そんな森山は一つの事実を見つけます。

それは、うるるはWEBサービスを展開している会社なのに、エンジニア出身の管理職が全体の20%しかいないということです。

以下、社内LT大会の森山のLTより抜粋。

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うるるのこれからの成長を目的に、エンジニア出身の管理職を増やすというミッションを森山が打ち立ててくれました。

そして、参加者をエンジニアに限定した形の「管理職養成講座」がスタートすることに。

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講師は、森山を始め森山のアツい思いに賛同した技術戦略室長VPoEの高橋、森山の相棒であるエンジニアリングマネージャーの萩原、そして、僭越ながら私・小林にて実施をさせてもらうことになりました。

▼森山のLT詳細は以下うる水ブログにて 

 

ということで、今回のブログではエンジニア向け管理職養成講座のキックオフから第二回目の講義内容までをダイジェストでお届けしたいと思います!

Day0「キックオフ」

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去る、2020年10月6日。

ここに、自ら手を挙げた受講生エンジニア10名と、森山を始めとする講師4名が集まりました。(私・小林はセルフビューオフにして写真撮影をしたので写っていませんが、私もここにおりますw)

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「1度でも欠席した場合、以後の参加はできません」

この一言からから、今回の講座の本気度がひしひしと伝わってきます。

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受講する10名のエンジニアメンバーたちがそれぞれの決意を表明してくれました。(本番ではそれぞれがパワポスライドにて表明実施してくれました)

■河本

「管理職目線の考え方でチームを引っ張れるリーダーになりたい」

■金山

「高い視座を手に入れて将来的にはマネジメントを生業としていきたい」

■栗原

「皆に付いてきてもらえるような、そして事業を継続的に成長させられるようなマネージャーになりたい」

■奥村

「みんなが幸せになる姿をイメージして頑張りたい」

■秦

「まだ新卒半年ですが、早期に管理職になれるよう、管理職に就くための道筋を見出したい」

■藤津

「将来マネージャーになるための知識や経験を蓄えたい」

■堂上

「うるるエンジニアに最高の開発体験をしてもらってエンジニアが超絶成長できる環境を提供したい」

■木村

「インフラやネットワークの部分を伸ばして、うるるでコイツに聞いたら大丈夫っていう存在になりたい。電脳空間に飛び込みたい」

■濱野

「将来マネージャーになるために、マネージャーとしての土台作りをしたい」

■莊

「うるるが求める管理職としての能力を持っているスペシャリストに昇格したい」

みんなそれぞれの思いがあっての参加です。

この決意表明を聞いているだけで、気持ちがアツくなったことを覚えています。

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これがエンジニア向け管理職養成講座のスケジュールです。

見てください。かなりガチです。

森山が発起人として立ち上がった講座はこれからどのような展開を見せていくのでしょうか。 

Day1「会社とは」

2020年10月20日。

記念すべき第一回目の講座がスタートいたしました。

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初回のテーマは「会社とは」。

管理職養成講座と言いながらも、小手先のマネジメント論を教えるのではなく、土台の土台から入っていく思想。非常に良いです。

以下、当日の資料抜粋です。

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そして、エンジニア向け管理職養成講座の一つの特徴は、インプットだけではなく、グループワークとアウトプットの時間がしっかりと盛り込まれていること。

学んだことを自分のものにするためには、グループワーク、そしてアウトプットは必須だと思います。

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グループワークのテーマは「起業」。

起業をする際にどのような準備をしなければならないのか、本日の学びをベースにワーク実施です。

全体を3グループに分け、4名の講師はそれぞれのグループを行ったり来たりして、ディスカッションの内容を聞いています。

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「う~ん・・・派遣だから免許取得は必要だよなぁ」

「免許取得ってどのくらい期間かかるんだろう?」

「お金ってかかるのかなぁ?」

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「資本金はどうしようか?」

「株式の配分はどうしましょうかねぇ?」

「3人だから40:30:30でやってみようか~」

という感じで、普段のエンジニア業では考えもしない事を必死にディスカッションしていきます。みんな、ホンキで取り組んでおり、白熱した時間となりました。

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その後、ケーススタディ解答例を森山が解説し、初回の講座が終了いたしました。

尚、今回の講座で森山が最後に話した言葉が印象的でした。

みなさん、会社の生存確率って知ってますか?

会社の10年生存確率は6.3%、そして20年となると0.3%。つまり殆どの会社は残らないということです。 

そんな中、うるるは2006年の第二創業から既に15年近く生き残っている会社なんです。

うるるを創業した人たちが、どれだけの大変な思いをして会社を立ち上げ、そしてここまで会社を大きくしてきたか。

そういった大変な思いが自分たちの土台となっていることを忘れずに、管理職を目指してくださいね。(森山)

森山くん、良いこと言うねぇ。。。

Day2「会計基礎知識」

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初回の「会社とは?」から3週間後の11月10日、第二回目のエンジニア向け管理職養成講座が行われました。

この日のテーマは「会計基礎知識」ということで、管理職であれば必要最低限の知識は持っていたいテーマでした。講師は初回に引き続き、森山が担当です。

尚、ガチンコの講座ですので、事前課題本も用意されました。

▼課題本 

「いちばんやさしい会計の教本 人気講師が教える財務3表の読み解き方が全部わかる本」

「経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本」 

森山からは、

 【課題】講義までに、いずれかの課題図書を2周以上読んでおくこと 

 と、slackにメッセージが流れました。

2周以上です。ガチンコです。

以下、当日の資料抜粋です。

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「会計」「経理」「財務」と「報告」「連絡」「相談」を連動させた表現は、「なるほどな~」と学びになりました。

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P/L、B/S、C/Fの財務三表は、今回のテーマの中では中心となるコンテンツですね。

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業態によって、売上計上の方法や入金のタイミングが異なることも、一般論として把握しておかなければなりません。

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そして、今回もエンジニア向け管理職養成講座の特徴であるグループワークが実施されます。

今回は、各社の財務三表を見て、どの諸表がどの会社なのかを当てるワークとなっています。

P/L編、B/S編、C/F編とあったのですが、特にC/F編が特に各チーム議論が盛り上がりました。某銀行を買収すると、C/F上のキャッシュが増えるのか、はたまた減るのか。

今回も普段のエンジニア業ではなかなか考えもしない内容をきちんと学ぶことで、また一歩受講生たちは管理職へと近づいていきました。

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そして、グループワークの最後には、講師の森山から、今回の学びの目的が告げられました。

管理職になると、予算やフォーキャスト、また月次の経費処理をきちんと理解をしないといけないですし、特にエンジニアリングでは「資産計上」という概念を正しく理解できていないと、会話が成立しないことも多々。

今回の内容も非常に充実した内容となりました。

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 そして、ガチンコの講座ですので、事後課題もしっかりと出ます。

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そして、素晴らしいなぁと思ったのが、この数日後に新卒三年目の河本が、しっかりと事後課題を実施し、それを自分なりに纏めてみるという。

更にそれについて財務経理部の部長に意見をもらってみるという行動を起こしてくれました。

本当に素晴らしいですね。

講師の思い 

アツい男、森山が自ら会社の課題を提起し、そしてそれを乗り越えるために企画してくれた「エンジニア向け管理職養成講座」は、2021年の3月まで続いていきます。この模様は随時ブログで外部に発信をいたします。

最後に、今回の企画にかける各講師の思いを皆さんに報告し、今回のブログを終えようと思います。

森山 宏啓(NJSS事業部 エンジニアリングマネージャー)

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【はじめようと思ったきっかけ】
私は、2019年3月に入社してから、1年間半で自部署はもちろん、NJSS事業本部の多職種、他事業部のエンジニアを含め約400回の1on1をやってきました。

400回の1on1をして気づいたこととしては、
 ・その悩み、自分も経験をしたことある!
 ・その状況、あの知識があれば自力で解決できそう!
 ・管理職としてのマネージャー、エンジニアリングマネージャー、プロジェクトマネージャーで違いがあるけど、違いを理解してもらいたい!
という3点がありました。

また、1on1をするなかで、明確か漠然かは別としても、管理職を目指している人が多いことも分かりました。

一方、うるる全体での課題として管理職や管理職候補が足りていないという課題感は持っていて、オブザーバーとして参加している経営会議でも議題として上がっていました。

さらに、現在うるるが掲げている中期経営計画においても、新規CGSの創出や育成、従業員数の拡充と拡大路線を目指しており、管理職の育成が急務だと感じました。

【エンジニアに対象を絞った理由】
うるるの役員も含めた管理職群は、2020年8月時点で35名いましたが、エンジニア出身の管理職群は、7名しかいない状況が分かりました。Webサービスを内製開発している企業であるのに、エンジニア出身が20%しかいない状況が見えてきました。

新規CGSの創出や育成において、必ずエンジニアチームの増加が必要になりますし、チームが増えるということは、マネジメント層も必要になります。加えて、自分自身がエンジニア出身ということもあり、まずはエンジニアから管理職の育成に取り組みたいと考えました。

【人事総務部の運営する階層別研修との違い】
うるるでも、もちろん人事総務部の運営で階層別研修を行っています。階層別研修では、管理職として必須の高さに重きが置かれた研修が行われています。

一方、私達が有志で企画運営しているエンジニア向け管理職養成講座では、エンジニアが普段触れにくい、そもそもの会社についてや、会計や法務といった領域など広さに重きの置いた研修を実施しています。また、階層別研修と同じく、座学だけの研修だけではなく、実際にあり得るケーススタディを取り入れて、疑似体験を経験できることを目指しています。

両方を受けるメンバーが増えることで、講師として運営する私達の何倍も優れた管理職が増えてくれることを強く願っています!(笑)

高橋 雅哉(VPoE 技術戦略室 室長)

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エンジニア向けの管理職養成講座という素晴らしい取り組みに講師として参画させていただける機会にとても感謝しています。

うるるのエンジニア達はとてもモチベーションが高く、開発以外にもビジネス面やマネジメント面への興味を持っている方が多数いますが、興味を持っているモノの理解を学ぶ機会が少なかったり、業務の多忙さに埋もれてしまって、せっかくの興味が成長へと繋がりきれない人も残念ながら多くいるのが現状だと思っています。

そして、それは会社の現状としてミドルレイヤーの不足という課題へと繋がっています。なぜ、優秀な人が多いのに、ミドルレイヤーが不足しているのか。会社の成長、事業の成長を加速させるために、その解明と対策は急務であり、本講座がその対策の1つになれるイメージが強く持てたので、講師としての参画をオファーいただいた時に即決しました。

迷えるエンジニア達のキッカケとなる本講座の場を立ち上げ、実現化させる森山さんの行動力と想いに応えるためにも、そして、期待を込めて貴重な時間を割いて参加いただいている受講生の皆さんのためにも、微力ながら自身の経験と知識をフル動員して、少しでも貢献できれば良いな。。。と思っています。

また、自分もこの講座から多くのモノを学んでいきたいと思っています。

受講生の皆さんと共に成長し、未来のうるるへと繋がる礎を1つ築いていきたいと思います。そして、これを機にもっと幅広い世界へ興味を持てるエンジニアが増えてくれる事を願っています。

萩原 北斗(NJSS事業部 エンジニアリングマネージャー)

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当初、この企画を森山から提案受けたときは「大変そうだな」「自分が伝えられることなんてあるのかな」という感覚と、当時の忙しい状況から少し後ろ向きな考えがありました。

ただ一旦冷静に考えてみると、自分自身がこれまで苦労してきたポイントや知識や経験から学んできたことを還元しないほうが会社と会社のメンバーに対して失礼だと感じました。

苦労は買ってでもしろとは言いますが、経験すべき苦労と経験しなくても良い苦労があると思っています。

まったくの手探り状態だと後者の苦労も乗り越えることにはなりますが、そういったことを先に伝えていくことで本当に必要な苦労のみにフォーカスしていくことができれば、それは会社としての成長速度にも良い方向にダイレクトに響いてくると思いますし、同じ視点から物事を考えていくことができればより質の高い行動に繋げていけると思っています。

そういった意味で、自分自身がこれまでに得てきたことを志高いメンバーに伝えていくことは最早義務レベルであり、それをしていくことが今の自分にできることなのであれば協力しないという判断はできないと考えました。

自分自身の全てを伝えていくことで参加メンバーには自分を超えてもらう勢いを持ってほしいと思っていますし、その勢いに刺激を受けてさらに自分自身を成長させていきたいという思いでこの講座に取り組んでいこうと考えています。

小林 伸輔(取締役)

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まずは、自分自身の職域を飛び越え、会社全体の課題に果敢に立ち向かっていった森山くん、そしてそれに賛同して共にチャレンジしてくれることを表明してくれた高橋さん、萩原くんに対し、経営陣を代表して御礼申し上げます。

管理職の育成は会社全体の最重要課題の一つなので、こういった有志のメンバーが立ち上がって、その課題解決に立ち向かう心意気こそが、「ベンチャースピリット」なのだと感じています。

また、ここに受講生として参加表明してくれた10名のメンバーにも併せて御礼申し上げたいと思っています。それは、業務外の時間帯に行われる講座にも関わらず、毎回積極的に参加をし、自分自身の成長のため、強いては会社の成長に寄り添ってくれる姿勢そのものが、「当事者意識」であり、こういった思いを体現してくれること、本当に有り難いと思っています。

講師、そして受講生一人ひとりの志が、今回の講座によってより大きく花開き、それがうるるのみならず、社会へと広がっていく未来が本当に楽しみです。

引き続き、共に楽しみながら学び、そして成長していきましょう。

エンジニア向け管理職養成講座はまだまだ続きます!

2021年3月まで続く当企画、引き続きブログにて公開をしていきたいと思っております。

次回のリリースもお楽しみに~!!

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