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2026/6/4

「大規模カンファレンス開催」という未知なる挑戦。数多の試行錯誤を支えたのは、周囲の協力と自分の強みだった【2025年ベンチャースピリット賞受賞者インタビュー】

去る4月に開催された『ULURU Ayers Rock Festival』では、今年も各事業の年間MVPに加え、「うるるスピリット」にちなんだ五つの賞、そして今回新たに加わった「新人王」の各受賞者が、全社員の前でその功績をたたえられました。

事業成長に大きく貢献した社員に贈られる「ベンチャースピリット賞」。今回は、うるる初の大規模カンファレンス『GovTech Bridge Conference 2025』の責任者として面目躍如の活躍を見せた、未来創造本部 埴田恵里(はにた・えり)さんが受賞しました。

前例のないプロジェクトを成功に導くべく、1年かけて周到に準備を進めてきた埴田さん。大盛況に沸いた会場をつくりあげるまでの裏側にはどんなドラマがあったのか。その功績を振り返りながら、埴田さんの強みや仕事への向き合い方を紐解きます。

▼受賞者プロフィール

埴田恵里さん:2021年新卒入社。えんフォト事業部にて新規営業やカスタマーサクセス職を経験したのち、社内公募制度「ジョブリクエスト制度」を利用し、未来創造本部に異動。現在はプロジェクトマネジャーとして、主に新規事業開発を担当。全国の自治体におけるDX推進のさらなる加速を目的に開催したイベント『GovTech Bridge Conference2025』では責任者として活躍し、イベントを成功に導いた。現在は、自治体DXの進捗状況を可視化し、官民連携の架け橋になってDX促進を支援するポータルサイト『GovTech Bridge』の運営に注力。

■趣味 旅行、飲食店やカフェの開拓、温泉巡り
■特技 バスケ(小学校から高校までの9年間やってました!)
■座右の銘 決めた道を正解にする

受賞理由

初開催の大規模イベントの責任者として、未知の領域に挑み抜いた姿は圧巻。官民を繋ぐリアルカンファレンスという「まだない価値」を形にするため、あらゆる手段を愚直に検証。重圧を乗り越え完遂したその背中は、事業部のみならず全社に勇気と活力を与えました。組織の未来を切り拓く、まさに挑戦の象徴と言える活躍です。

うるるに新たな価値をもたらした挑戦の舞台裏

――受賞おめでとうございます。会場で名前を呼ばれたときはどんな気持ちでしたか。

率直に嬉しかったです。2025年10月に開催した『GovTech Bridge Conference2025』は、自分の中で「できることはやりきった」という思いが強かったので、その取り組みを社内から評価してもらえたことは大きな励みになりましたし、最後まであきらめずにやり切って本当によかったと感じています。

――うるるにとって初めての大きなイベントであり、ノウハウも十分ではないなか、たくさんの関係者を巻き込みながら進めていく難しさもあったと思います。特に意識して取り組んだポイントはどこでしたか。

企画から運営、集客に至るまで私が中心となって担当していましたが、正直なところ、一人では何もできなかったと思っています。初めての大規模イベントということもあり、分からないことや判断に迷うことも多くありました。そのため、独りよがりにならないよう意識しながら、分からないことは周りの皆さんに相談し、知見やアイデアをお借りしながら進めていきました。また、限られた時間の中でどうすれば効率的に準備を進められるかを常に考え、一つひとつ形にしていきました。結果としてイベントを開催できたのは、多くの方々が協力してくださったおかげだと感じています。

――大変だった分、思い入れの強い業務はありますか。エピソードを交えながら聞かせてください。

うるるにとって初のイベントゆえ実績も勘どころもなく、細かい部分は想像もつかない状態からのスタートでした。ただ、準備期間は1年あったので、いろいろなイベントに出かけて勉強したり、ビジネスカンファレンスの運営スタッフになって現場のリアルな感覚を養ったりと、まずは情報収集に励んでいました。

そのなかで、一番大変だったのがスポンサー獲得に向けた営業活動と行政職員の方の集客です。

スポンサー獲得については前例がない状態だったので、いかに相手のニーズを引き出すのかが非常に難しかったです。Govtech事業本部の皆さんにお客さまを紹介してもらったり、ときに社長の同行のもと企業訪問を重ねたりと、いま振り返っても大変だった記憶ばかりが思い浮かびます。

苦境打開のため、毎週、社長とGovtech事業本部のマーケティング部やカスタマーサクセス部の部長とスポンサー営業に関する打ち合わせを行い、進捗確認だけでなく現状の課題を明確化し、改善を加速させました。また、スポンサー営業を重ねる中で、自治体や企業ごとのニーズに関するノウハウ・知見を蓄積できました。最終的には、社長不在でも自分一人で営業を完結できる体制を構築できたことで、大きな自信となり、自身の成長を実感することができました。

もう一つは、行政職員の方の集客です。「自治体職員の方はカンファレンスに参加すること自体、ハードルが高い」と耳にしていたので、会場に足を運んでもらうためにはどうすればよいのか、試行錯誤の連続でした。

たとえば全国1,741自治体へ向けて招待状を郵送したのですが、イベントを自分事化いただけるよう、今回のイベントは国の方針でもある「自治体DX推進計画」の後押しとなるイベントであることがわかる内容を記載したり、招待状送付後の架電対応をBPOチームへ委託して現場からのフィードバックをもとにトークスクリプトを改善したりと、様々な工夫・改善を施しました。

その結果、最終的には多くの関係者にご来場いただくことができました。

集客活動全体を通して、自治体連携のノウハウを持つ社内外の方々の協力を得られたことや、自分が全て手を動かすのではなく”任せられる部分は任せて結果を改善していく”という体制を取れたことが、イベントの成功につながったと考えています。

――「自分の強みが発揮されている」と感じられる瞬間はありましたか。

うまくいかない理由の中から新たな着想を得て次の施策につなげたり、自分でアイデアを出して実行に移したりする部分は、自分の強みだと再認識できました。今回はかなりタフな業務ではありましたが、PDCAを回しながら自分で決めたことを最後までやり抜く粘り強さも大いに活かされたと感じています。

受賞に甘んじることなく、目指すのは「新事業の収益化」

――仕事において大切にしている軸があれば教えてください。

感情とロジックの両方を持って仕事に取り組むことです。

今回のイベントでは、企画から運営まで幅広く担当していたこともあり、限られた時間の中でどうすればより良い形にできるのかを常に考えながら進めていました。自分の稼働にも限りがあるため、優先順位を整理しながら効率的に進めることや、関係者の皆さんに目的や背景をしっかり伝え、納得感を持って協力していただくことの大切さを実感しました。その経験を通じて、物事を整理して考える「ロジック」の重要性を改めて感じました。

一方で、イベントは決して一人では実現できません。多くの方に協力をお願いする中で、相手の立場や状況を理解しながらコミュニケーションを取ることの大切さも強く感じました。ロジックだけで進めるのではなく、相手への感謝や配慮といった「感情」の部分も大切にすることで、より良いチームワークや成果につながると実感しました。

――いま、受賞を振り返って思うところはありますか。

素晴らしい賞をいただいたことは、何度振り返っても本当に嬉しいです。ただ、この結果に甘んじることなく、引き続き自分の課題を克服しながらさらなる成長を目指し、もっとうるるに貢献できる人材になりたい、と気持ちを新たにしています。

――最後に、今後の意気込みを聞かせてください。

現在、メインで担当している『GovTech Bridge』の収益化です。目標に掲げている売上を達成できるよう、魅力ある企画づくりとコンテンツの充実度にこだわった運営を目指していきたいです。また個人としては、戦略や戦術を練る知識をさらに付け、スキルを磨いていくことにチャレンジしていきたいです。

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