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2025/05/20

『えんアルバム』を選ばれるプロダクトに マーケットインの徹底で、お客様の「困った」に応える 【2024年おもいで事業年間MVP受賞者インタビュー】

去る4月、うるるは今年も『ULURU AyersRock Festival』を全社員参加のもと、開催しました。この場では各事業の年間MVPに加え、私たちの行動指針である「うるるスピリット」にちなんだ5つの賞の受賞者も発表されました。このうち、「おもいで事業年間MVP」を獲得したのが、えんフォト事業本部所属の登坂美子(とさか・よしこ)さんです。

保育園に通う子どもたちの日常や行事での様子を一冊に綴じる成長アルバム。保護者にとってはお子さんの様子を知れるツールを超え、一生の宝物でもあります。ただ、作成する保育士さんの負担は大きく、他業務に支障が出てしまうことも。そんな課題を解決すべく、うるるはアルバム制作サービス『えんアルバム』を提供しています。

登坂さんは担当者として、お客様の視点に立ったていねいなサービス訴求とプランの改善を図り、保育士さんの負担軽減を実現。そのプロセスと成果が評価されました。

MVP獲得を常に意識してきた、と話す登坂さん。その取り組みの一部始終といまの心境を余すことなく語ってもらいました。

▼登坂美子さんプロフィール

2021年キャリア入社。えんフォト事業本部 えんフォト事業部 セールス2課 えんアルバムCS・納品チーム所属。既存顧客へのアプローチからアルバム制作の進捗管理、制作業務、納品対応まで、幅広い業務で活躍。

特技 マインスイーパー
趣味 『やりたいことリスト』の作成
毎年、公私100個をリストアップ。一番上が定位置の『MVPを取る』も、やっと消し込むことができました。
座右の銘 置かれたところで咲きなさい

<受賞理由>

個人の年間受注目標を148.6%で達成し、素晴らしい成果を収めました。また、保育園グループを営むお客様の導入施設数を昨年の25施設から今年は48施設に拡大することに成功。さらに、えんアルバムでは1法人での売上ギネス記録を更新しました。これにより、えんフォト・えんアルバム双方の売上に大きく貢献し、事業成長に大きなインパクトを与えたことを称え、ここに選出します。

お客様に寄り添い心をつかむ提案で、受注増を実現

入社以来、MVP受賞を目標に頑張ってきました。だから、『うるフェス』当日は毎年、歯磨きしながら受賞コメントを考えるんですよ。でも、「呼ばれることはないか」と思い直し、今年も途中で止めてしまったのですが……、もう少し考えればよかった。いや、半分は「私だったらいいな」って思ってはいたのですが、まさか、それがかなうなんて。うるフェス後休み明け、オフィスでみんなと話すなか、ようやく実感が湧いてきました。

今回、目標を上回る結果を出せたのには、お客様の声をもとに施策を実行できた点が大きかったです。MVP選出理由にもなったお客様との取り組みは2022年度から始まっているのですが、翌年度は継続も新規も目立った進捗はないままでした。ただ、ご担当者からはは、「思っていたとおりの効果があった」と、評価をいただいていたので、『えんアルバム』ならではの強みをより前面に出すことで、私たちにアルバム制作のすべてをお任せいただけるようにしていこう、と目標を立てました。

ここで、アルバム制作の実情をお話すると、保育士さんたちは1年を通してずっとアルバムをつくっています。それも、1枚ずつ写真を選んでは枠に入れ、メッセージやスタンプを添える、のような手間ひまをかけているんですね。けれども、使うソフトによってはパソコンの動作が重く、アプリが落ちてしまうとつくったものも消えてしまい、またイチからつくり直すようなことも起きているようです。

こうした問題を踏まえ、提案したのが、「アルバム作成のコア業務の削減」です。私たちは『えんアルバム』がクラウドサービスであることを訴求する作戦に出ました。具体的には、①アルバムづくりはクラウド環境で行うため、パソコンにインストールしたアプリよりもサクサク動くこと、②自動保存機能があるため、「全部消えた」が起こらないこと――が挙げられます。そのうえで、「これまでかかっていた手間が削減できるぶん、先生方は他の仕事に集中できます」と、お話したところ、いままでの困りごとの解決に寄与できるとあって、受注増につなげることができました。

この取り組みのなかで印象的だったのが、プロダクトに保育士さんのこだわりを反映できたことです。先述のとおり、アルバム作成は手間ひまがかかるんですが、同時にどの先生も愛と情熱を持ってつくっていらっしゃるので、「全部をお任せにすると、心配」という声が上がりました。そこで、私たちは写真枠に番号を振って順番指定のできるレイアウトパターン集を用意し、先生方の希望に添ったアルバムづくりができるように仕様変更を行いました。これによって、制作を担当する社内メンバーも、どの枠にどの写真を配置しようかと頭を悩ませる必要がなくなったため、制作スピードを上げられるようになりました。このように、お互いにとって良い着地点を見つけられたこともまた、一つのポイントになりました。

自分を支えたMVPへのこだわり

この一連の取り組みは、忙しさと闘いながらの挑戦になりましたが、「忙しいからこそ、やろう。今年は受注が増えるから今こそ始めよう」と周囲に働きかけ昨年度からの課題を一つひとつ攻略していきました。

そのなかで、私自身のモチベーションになったのが、MVPへのこだわりです。どうしたらMVPを取れるのかを上司の杉原さんに相談した際、「これまでの受賞者は、周りから『この人なら選出されて当然だよね』と思われるような圧倒的な成果を残している」と、教えてもらいました。また、社長や役員も、MVP受賞の条件は「成果」と口をそろえて言うので、この二文字は意識の中に常に置いて挑戦し続けました。結果として、上期下期ともに売上も獲得数字も達成できた象徴的な年となったので、頑張ってきて本当に良かった、と思っています。

MVPとして名前を呼ばれたとき、隣に座っていたのが同じチームの大野さんとセールスチームの梶塚さんだったんですが、二人とも涙をボロボロ流して喜んでくれたんです。『えんアルバム』を大きくしていこうと、大変なときを一緒に乗り越えてきた二人だったので、本当に嬉しかったです。チームのみんなからも「おめでとう。よかったね」「頑張っていたのを見ていたからね」って声をかけてもらえたことも、もちろん嬉しかったですし、伴走してくださった杉原さんにも本当に感謝しています。全員で本当に頑張ってきたので、受賞の感動はひとしおです。

置かれたところで結果を出し、いつか大輪を咲かせる

思い返せば、昨年の3月ごろは数字で悩んでいました。そんなとき、話を聞いてもらっていた脇村さん(執行役員 脇村瞬太)から、「まずは成果を出そう。そうしないと、次に進んだ先でも中途半端な人だと思われるよ」と言われたことが、ターニングポイントになりました。まさに、この言葉の通りで、いまの状態のままではどこに行ってもくすぶったままだと思い、このとき「やるしかない」と、腹をくくれたことは、自分の中で大きかったですね。

そして、このころから新卒のときに言われた「置かれたところで咲きなさい」が、胸に響くようになりました。言われたことができないうちは次に進まない。むしろ言われたことに対し、きちんと成果を出すと信頼貯金が積み上がり、やがて大きなチャンスがもらえるようになる。大きい仕事を任せてもらえるようになれば、大きい成果も得られやすくなる。その状態を目指し、置かれたところで頑張って花を咲かせよう、というのがいまの心境です。

MVPに選ばれることとはつまり、皆さんからの期待の表れでもあります。

今はこれ以上の成果を出さなければ、というプレッシャーもありますが、もう1段階上を目指したいです。それは『えんアルバム』を、先生の手間の削減のもう一つ先、「大切な日にかけがえのない思い出を届ける」サービスへと発展させていくことだと考えています。

次は、全社で一番成果を出した人として認めてもらえるよう、ますます頑張っていきたいです。

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