コアラーと正面から向き合い自発性に働きかけ、ともに成長していく【シナプスアワード2024受賞者インタビュー】
2024年10月に開催された「ULURU Synapse Award 2024」では、4名の社員が「優秀なコア」として表彰されました。うるログでは、受賞者の声を順次お届けします。今回は「ブロンズ・コア賞」を受賞した磯野健人さんの登場です。
実は、うるるへは2回目の入社となる磯野さん。2回目のうるるは、管理職としてのスタートでした。もちろん、メンバーとは全員初対面。ここから関係を築いていくにあたり、磯野さんは話しやすい環境づくりを意識してきたと話します。そのためにつくった独自ルールは、いまも継続中というから、そこには磯野さんの大切にするマネジメントポリシーがたしかに息づいています。
自分の立場は客観的に捉え、相手の立場によりそい尊重する。その姿勢が生み出した成果と評価を紹介します。
<「ULURU Synapse Award 2024」について詳しくはこちら>
「シナプスアワード2024」のブロンズ・コア賞に選ばれたのは、People & Culture本部 人事部労務管理課 課長の磯野健人(いその・けんと)さんです。
受賞理由
メンバー一人ひとりの強みを見抜き、業務に活かすだけでなく、必要なフォローを通じて自律性を高めるサポートをされています。心理的安全性が高く、キャリア志向に関する本音の相談にも真摯に応じ、個々の成長とチーム全体の成果に貢献してきました。個人の価値観に寄り添いながら、具体的な提案や支援を行い、共に成長する姿勢が評価されました。
磯野健人さんPROFILE
2023年7月キャリア入社。People &Culture本部人事部労務管理課所属。7年6か月振りに、うるるに復帰。現在は給与関連業務や勤怠管理、就業規則の制改定をはじめとする労務管理の責任者として活躍。このほか、人事データドリブンや評価制度にも携わる。
趣味:スポーツ・お酒
特技:バスケットボール
座右の銘:「縁の下の力持ち」
目次
7年半振りに立つ、うるるというフィールド 残した結果が不安を自信に変えてくれた
うるるに入社したのは2度目です。最初に入社した2014年当時のうるるは、全員で50人くらいの組織、退職するころも100人に届かないような時代でした。ですので、2023年に再入社したときは、人も環境も大きく成長を遂げていたことに驚くと同時に、「7年半ぶりに戻ってきたけれど、いままでの経験を活かして活躍できるのだろうか」という不安もありました。
そんな状態で組織を任され、すべて手探りでここまで来たのですが、いま、ブロンズ・コアの称号を前に、自分が1年半かけてやってきたことに間違いはなかったんだ、という自信が生まれています。
管理職として再入社するにあたり大切にしたのは、うるるに以前からいて管理職になった人とはメンバーとの関係値が明らかに違うので、相談や報告、意見や提案を含め、どんな些細なことでも話しやすい状態をつくることでした。
その一つの取り組みとして、Slackのグループチャンネルで「ちょっといいですか?」とコメントが付けば、朝礼用のオンラインルームに集合するルールを設けました。そこで、相手と真剣に向き合い続けてきたことで、誰しもが相談しやすい状況はつくれたのではないか、と思っています。
また、1年半かけて業務のやりかたも徐々に変えてきました。というのも、最初にメンバーと話をしたとき、どちらかというと業務を「作業」と捉えているような印象があったので、より効率的に仕事をすることを覚えてほしいという思いがあったのです。実際、「いい意味で楽をしていこう」と言い続けてきたところ、次第に、「業務のやり方って、変えていいんだ」のような雰囲気が部署の中に出来上がり、いろいろな提案が出てくるようになりました。
そんなみんなの頑張りもあって、業務環境は少しずつ整ってきたように感じています。一方、キャリアを考える場面では、考え方は人それぞれであることを前提に、明確な人には中長期の目標を一緒に立ててマイルストーンを置き、フワッとしている人には短期目標を設定し、伴走してきました。
こうした僕の思いと行動が、受賞理由にも反映されていることが、なんとも感慨深いです。
縁でつながった関係を、信頼の糸でより強固に結ぶ
コアとして活動するなか、組織のあるべき姿を考えたとき、「信頼関係の構築」がキーワードになると思っています。信頼関係のもと対話を続けていけたなら、お互いに本音を伝えられます。その嘘も脚色もない思いがあれば、コアとしてコアラーの成長にどこまでもよりそうことができるだろうし、コアラーがイキイキと成長し、活躍できるチームづくりも実現できると思っています。
そして、僕も一人のコアラーとして、対話を心がけています。コアとしっかり話をするのはもちろん、自分のやりたいことをまっすぐ伝えて賛同を得るようにしていますし、コアから伝えられることに対し、自分の意見を言うようにしています。
そのうえで、僕の仕事の哲学は、「縁」です。思い返せば、僕は人の縁だけで生きてきたような人間なんです。最初にうるるに入ったときも伸輔さん(取締役 小林伸輔 (@seeensk8)が声をかけてくれたからであり、このたびも洋介さん(取締役 長屋洋介(@lifegood)から声がかかったことがきっかけになりました。ですから、縁というものの大切さをひしひしと感じています。縁はいろいろなところに派生していくものなので、いっそう大事にしていきたいですね。
次は、受賞するメンバーの姿が見たい!
ブロンズ・コアの受賞は率直に嬉しかったです。僕が受賞できたのは、メンバーが一生懸命頑張ってくれたおかげです。当日、メンバーが用意してくれた愛のこもったメッセージを受け取りながら、「うるるに戻ってきてよかった、会社に恩返しができてよかった」という思いがこみ上げてきました。
メンバー一人ひとりに感謝しつつ、これからも一緒に成長しながら労務管理課としても従業員のみんなが安心して働ける環境をしっかりつくっていきたいです。そして、メンバーにも早くコアとして活躍してほしいですし、賞を取れるまでに成長した姿をぜひ見てみたいです。
これはもしかしたら・・・いや、絶対に自分がゴールド・コアを取るよりも、嬉しいことだと思います。その姿を楽しみに、一人ひとりの活躍を縁の下の力持ち的存在になってサポートしていきたいです。