【ウルル滞在記】第4回「偶然?必然?明らかとなる“ウルル”と“うるる”の共通点」

こんにちは、2018年4月うるるに入社しました"新卒第1期生"の小西です。

 

この連載は、うるる新卒1期生である私が学生最後の春休み、社名の由来となっているエアーズロック(現地語でウルル!)を存分に体感したひとり旅の模様をお届けする旅行記です。

 

                 【1】

 

日の出を存分に堪能した私は、遂に旅の大きな目標である「ウルル登頂」を果たすべく、登山口へと向かいました。

 

さて、ウルルの頂から社長が見たのと同じ景色を目の当たりにすることはできるでしょうか。ただ、祈るばかりです。

 

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ウルル登山ができる確率は30%程。

そうなんです、数十万かけて行っても、必ず登れるという訳ではないというのが悩ましいところです。

 

ウルル登山ができなくなってしまう条件は以下の通り。

 

①雨が降っている

②表面が濡れている

③雷が鳴っている

④風が強すぎる

⑤気温が高すぎる

⑥雲がかかっている

⑦アボリジニから登らないでとの要請があった場合

 

うーん、条件がかなり揃っていないと登れないわけですね。

 

しかも、私が訪問した2月末のオーストラリアは、夏の終わり頃。

登れる確率が相対的に低くなる時期だそうです。

ただ、今年2月は既に5回開山されたと聞き、これはチャンス有りか?とほのかな期待も抱きつつ、バスはひた走ります。

 

ウルルの登山口が開くかどうかが分かるのは当日の朝7時。

しかも実際に門が開いているかどうかで判断しなくてはならないため、

まさに最後の最後まで神のみぞ知るです。

 

登れるかどうか不安になってきました。

 

                【2】

 

登山口に到着!一行はゲートへ。

 

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さぁ、どうでしょうか!!

 

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残念!!!

 

強風のため登山口は封鎖。

門はしっかりと閉ざされていました。


残念ながら登ることは叶わず。

こればっかりは本当に運任せなので仕方のないことですね…。

と、残念な気持ちではありますが、そびえ立つウルルが視界いっぱいに広がりました。 

 

ふもとまで近づくと、全体像とはまるで異なる印象となります。

登山というだけあって、たしかに山です。

あちこちに大きな岩が転がり、岩肌からの迫力もかなりのものです。

 

よく見ると、あることに気が付きました。

 

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岩肌に沿って白い1本線が通っているのがお分かりいただけますでしょうか。

これが命綱となる鎖になります。いざ登るとなれば、この鎖にしっかりと掴まってよじ登っていくわけです。肝を冷やしますね(笑)

 

しかも、最初の部分には鎖は無し(笑)

ここの部分を登りきれない人は最後まで登りきれないという、

ある種の物差しなのだそうです。なんと男前な山なのでしょう…!

険しい道のりですが、登ってみたかったです。

 

もし、2019年の閉山までに行ける方がいれば、是非挑戦してみてください!

 

 

                 【3】

 

 

さて、登山が叶わなかった私達は、ウルルのふもとにある周遊コースを説明を受けながら散策することに。結果的にこのツアー、学びが多くかなり楽しめました。

 

まずは、ウルルの全体図がこちら。

 

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外周は約9km。

今回はこの外周散策路のひとつ「MALTA WALK」を巡ります。

 

登山道を右手にしながら、歩いていきます。

 

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改めて見ても、かなり急な傾斜です。四つん這いのまま頂上を目指す方もいるのだとか。

困難さが伝わってきます。

 

岩肌が剥がれていたり、色も橙一色というわけではなく、所々灰色の部分や黒い筋が見え隠れし、模様のように見えます。これは強い陽射しや雨による変質や侵食、バクテリアの死骸がもたらした結果。近くで見ることで、世界最大級の1枚岩が一様ではなく、本当の意味で様々な顔を持つことがよく分かります。

 

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原住民であるアボリジニの人々は、このウルルを“聖なる地”として崇めてきました。

そのため、ウルルの岩肌に刻まれたこのような模様や穴から物語を連想し、独自の神話を作り上げてきたのだそうです。これらの神話を残すことで、様々な教訓を幾世代にも渡って言い伝えてきたわけです。

 

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ツアー中、実際に岩肌の模様を探しながら、神話を教えてもらいました。

その中になんとも聞き逃がせない言い伝えがあったので、ここでご紹介します。

(心の声色を変えてみることをお勧めします) 

 

 

ずる賢いトカゲの男・ルンカタの物語。

 

ルンカタはウルルの頂上近くの穴に暮らしていました。

ある日、ウルルのふもとで矢が刺さった獲物を見つけました。

空腹だったルンカタは他の人が仕留めた獲物と知りながら、それを食べてしまいます。

そこに獲物を仕留めた張本人2人が現れ、問いかけます。

「この辺りに傷ついた獲物を見なかったか?」

その問いにルンカタは「向こうで見た」と明後日の方向を示し、嘘をつきます。

そちらに向かって行ったのを見計らって、食べかすを隠し、ルンカタは穴ぐらに逃げてしまいました。

 

獲物が見つからず、戻ってきた2人は辺りに散らばる食べかすを見つけ、ルンカタが嘘をついたことに気がつきます。激怒した2人は、ルンカタの住む穴ぐらの下で火を焚き付け、穴ぐらを煙でいっぱいにしました。たまらず外に逃げ出したルンカタは、足を滑らせ、落下して死んでしまったのでした。

  

この神話から得られる教訓は2つ。

1つは「ウルルは危険なので登らないでください」ということ。

そして、2つ目は「嘘をついたり、悪いことをしてはいけない」ということだそうです。

 

あれ…?どこかで聞き覚えが…。これは!!!

 

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「うそをつかない、悪いことをしない」

 

まさにうるるスピリットではありませんか!

 

現地で大昔から伝わる神話に既にうるるスピリットが根付いていたとは!

運命的な何かを感じました。

 

「ウルルとうるる、まだまだ共通点があるに違いない!」

 

私の好奇心は最高潮に達しました。



                 【4】

 

ある種のゾーンに入ってしまった私は、“ウルル”で“うるる”探しのスタートさせました。

目を光らせ、見逃しのないよう慎重に、だけども勇み足で散策路を進みました。

 

ここからは私が発見した隠れうるるの数々をご紹介します。

信じるか信じないかはあなた次第です!!(笑)

 

まずはコチラ。

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ここは昔、様々な世代に向け、神話や狩りの方法を教えるためのスペースだったそうです。壁面には絵が残っており、黒板のように使っていたことが分かります。

 

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あれ?これは…!

うるるの会議スペース「オレンジ」ではないですか?!

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モニターやボードを用いて、日々色々な意見交換がされているのを見かけます。

自分もインターン時代、色々なことをこのスペースで教えてもらいました。

 

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まさかウルルにもオレンジがあるなんて!

 

続いてコチラ!

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ここは、ウルルにあるスペースとしては1番大きな所。

しかも長老など偉い人々が集まる場所だったそうです。

 

うるるの会議室で言うところのゴールドですね!

 

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そして、私が1番感動したのはこのスペース。

 

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中から見てみると、まるで洞窟。

はたまた、かなり入り組んだ建造物のようにも見えます。

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こちらの穴はなんと料理場だったそうなんです!

まさにウルルのキッチン!

 

弊社うるるにも社員みんながくつろげる「うるるキッチン」があります!!お昼の時間や休憩時間はもちろんのこと、ブログでもおなじみの勉強会「うる水」も催される、まさにうるるコミュニケーションの場です。

  

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本場ウルルのキッチンに感動し、思わずダブルピース出ました。

 

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原住の女性たちは、こんな風に座って木の実をすり潰していたのだそう。

ウルルのキッチンにも、皆が集まって楽しく過ごしていたのでしょうか。

想像が膨らみます。


ここまで共通点があるとは、思ってもみませんでした!

(あくまで自己満足で申し訳ありません…笑)

 

 

歩みを進める度に、遠く離れたウルルとうるるが1本の線で結びついたような、そんな気分になりました。

やはり、切っても切り離せない何かが両者にはあるようです。

 

 

                 【5】 

 

散策路の帰り道、こんな風景にも出会いました。

 

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太陽の光が差し込み、オレンジのペンキが斜めに勢い良く走っていきます。

すっかり太陽も昇ってきたことが、分かりました。

 

振り返ってみると、ご覧の通り!

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ウルルに文字通りの後光が!

直視できない強い太陽光が、見事な陰と陽を浮かび上がらせます。

 

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ノーザンテリトリーで過ごした2日間、ずっと新鮮な感動が、私を包んでくれました。

 

遠く眺めるだけでは「大きい!すごい!」といった感想ばかりになってしてしまたり、

登るとなれば、その辛さ、険しさに心は終始してしまったでしょう。

 

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登山こそ叶いませんでしたが、とても清々しい気分で、散策路をあとにすることができました。

 

さて、ウルルとのお別れが近づいてきました。

 

 

旅は大詰め。1ヶ月に渡った当連載も次回が最終回です!

 

つづきます!

 

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