枠をはみ出し、可能性を切り拓け。失敗を糧に、高みを目指す冒険は続く!<第5回ULURU Adventure Cup イベントレポート>
今年も大盛況のうちに幕を閉じた『ULURU Adventure Cup』。四半期ごとに開催される「うるる4大イベント」の中でも、ひと際熱い視線が注がれるのがこの場です。
根底にあるのは、「ベンチャースピリットを持ち、挑戦し続ける」という、うるるスピリット。結果の成否を問わず、一歩踏み出した勇気そのものを全員で称え合うことで、「挑戦し続ける組織でありたい」という、うるるの強い想いを共有する大切な機会となっています。
会場となったのは、昨年5月、本社オフィスに設けられたばかりの「Room-Synapse」。進行を担うのは、執行役員の脇村瞬太さんです。fondeskの生みの親でもある脇村さんは、チャレンジャーたちにとって、いわば “アドベンチャーの大先輩”。脇村さんが傍らで見守るなか、8組のファイナリストが雄弁に語った冒険譚をダイジェストレポートでお届けします。
目次
オープニング

イベントは、前回のダイジェストVTRで開幕。優勝者、そしてファイナリストたちの熱いプレゼンの様子で、アドカプの熱さが思い起こされます。
代表星からは、「挑戦することに意義がある。この場に臨むこと自体がチャレンジですから、胸を張って思いっきりプレゼンしてください」と、ファイナリストを鼓舞する力強いメッセージが贈られました。

ファイナリストによるプレゼンテーション
#1st Presentation

<二人は、うるるが2025年11月にローンチした、SaaS事業者向け伴走型カスタマーサクセス支援サービス『CSer BPO』(https://www.uluru-bpo.jp/cserbpo/)の仕掛け人>
BPO事業部が持続可能な成長を遂げていくにあたって、継続収益モデルが不可欠と考えた二人は、『CSerBPO』の立ち上げを決意。
しかし、その矢先で高須さんが異動となり、一人でこの挑戦に立ち向かうことになった大野さんは、役員の人脈を借りながら、自助努力も続け、初めての受注を獲得。
しかし、サービスの磨き込みが足りず、お客様からは失望の声が聞こえてきます。この逆境を前に、大野さんはカスタマーサクセスの知見が豊富なメンバーを巻き込み、イチからチームを再構築。
また、カムバックした高須さんが持ち帰ったAIの力で、顧客対応にかけていた時間を現行の12分の1へと短縮。
お客様の信頼を取り戻しただけでなく、新たな受注もどんどん獲得できる強いチームへと成長を遂げました。
「挑戦はここでは終わりません。BPO事業部はさらなる大きな売上目標を目指します。どんなに厳しい状況でも、意志があれば道は必ず開けます」
そう断言する大野さんの姿は、難題山積のアドベンチャーをくぐりぬけてきたからこその自信に満ちあふれていました。

#2nd Presentation

リード減少という課題に対して鈴置さんは、ある仮説を立てます。
しかし、いまは新卒として仕事を覚える立場。さらには、「新人の思いつきで現場をかき回してしまうかもしれない」という不安も頭をよぎります。それでも、鈴置さんは挑戦を決意。その結果、受注も生まれる圧倒的な成果を示しました。
「新卒でも一人の工夫と情熱が組織の行動を変え、大きな成果を生むことができる。これからもうるるの未来を創っていくために、限界を突破し続けます」

終始、落ち着いてプレゼンに臨んでいた鈴置さん。その姿はとても頼もしく、まさにうるるの未来を力強く切り拓いてくれることでしょう。
#3rd Presentation

杉原さんがプロジェクトを進める中で大きな壁となったのは、パートナー企業の母国における厳格な法律への対応でした。
「万が一の責任を一社員が背負うには重すぎる」。そんな極限のなか、杉原さんを支えたのは、「世界に期待され 応援される企業であれ」といううるるの企業理念です。
杉原さんは、「現地の法律を遵守しようとする先方の誠実な姿勢を深く尊重したうえで、マーケットが日本で、対象の園や保護者が日本であれば、日本国法準拠が両社にとっての最善策である」と、パートナー企業のブランド価値を守る視点から逆提案。
先方もこの「ユーザーの幸せを第一に考える」という志に共感し、快く合意。あらゆる壁を「誠実な対話」で乗り越え、プロジェクトを成功へと導きました。

「最大の成果は、うるるは世界の企業とビジネスを作り出せることが証明できたことです。『世界中のファミリーにもっと幸せな思い出を届けよう』。このビジョンを実現するために、これからも進み続けます」。
そう話す杉原さんに、会場からは大きな拍手が送られました。
#4th Presentation

経費申請の修正に割く作業時間の削減と、面倒な申請作業の簡便化を目的に、新システム導入プロジェクトが始まったのは2025年6月のこと。
プロジェクトは順調に進むものの、8月末になって現在の仕様では社員の私用スマホからは申請できないことが判明します。対応可能にするには、イチから環境を再構築する必要がありました。
導入期限が迫るなか、長田さんは全タスクの完了を目指すのではなく、導入までに完了させるべきタスクに集中することに方針を転換。無事、予定通りの導入を果たすことができました。
この取捨選択によって、「決算を終えられない」「社員に立替を返金できない」というリスクを回避したほか、申請ミスを80%減らすことにも成功。社員の「面倒くさい」も少し緩和されたのでは、と手応えを口にします。

この経験から、完遂への執着をPDCAに落とし込む重要性と、「できるか」ではなく、「どうやるか」を考える大切さを実感した、と振り返る長田さん。
「これからも社員の力になれるように頑張りたい」と抱負を述べ、プレゼンを終えました。
#5th Presentation

建設工事の入札市場は参加条件が極めて厳しい世界です。今期掲げられた高い売上目標を前に、瀬山さんのチームは既存の枠組みを超えた「次の一手」を必死に模索していました。
突破口となったのは、異分野での成功事例から得た「視点の転換」。これまでの常識ではアプローチが難しかった層に対し、全く新しい角度からの提案を試みたのです。瀬山さんたちは、今期から組織を共にするインサイドセールスと密に連携し、商談機会を最大化。
さらには既存顧客とパートナーシップを組んで相互紹介スキームを構築するなど、「共創の仕組み」を形にし、目標達成を成し遂げます。
しかし、チームにとっての一番の報酬は数字ではありません。
お客様が「価格」ではなく、自分たちが提案した「新しい可能性」に価値を感じ、対価を払ってくれたことでした。

「私たちの次の野望は、最強の課題解決プロ集団を目指すこと。もちろん簡単な道ではありません。それでも進み続けます」
そんな力強い言葉で締めくくった瀬山さん。プレゼンをとおし、新たな可能性の発見が事業と自らの成長を生み出す素晴らしさを見せてくれました。
#6th Presentation

関川さんは、組織の分業体制という効率的なバトンリレーの裏側で、セクション間の壁によるリード減少という課題に直面。この状況を打破するため、自らの枠をはみ出す二つの「最高のお節介」を試みます。
一つは、オフラインセミナーの開催です。関川さんは申込者一人ひとりに事前ヒアリングを行い、当日には個別の解決策を提示するという徹底した準備で臨みました。お客様から驚きをもって受け止められたこの体験は、見込み案件の獲得につながります。
もう一つは、既存顧客へのインタビューです。関川さんは、「本音の引き出し方」を、メールの雛形やヒアリングシートとして型化。誰でも質の高いインタビューができる仕組みを構築しました。
これによって得られたお客様の本音は、受注率やLTV向上に直結する「未来の資産」に。関川さんの踏み込んだ行動は組織を動かし、いまではプロジェクトへと発展しています。

「日々の小さなモヤモヤに、勇気を出して一歩踏み出してみてほしい。その先には、想像以上にワクワクするアドベンチャーが待っています」
分業という「壁」を、組織を結束させる「一枚岩」へと変えた関川さん。自ら境界線を越えて背中を預け合うことの価値を示してみせました。
#7th Presentation

うるるの成長速度に対し、人事がどう貢献できるか。その答えを出すため、人事チームは「人を増やさずリソースを増やす」ことに挑みました。
始まったのは、AIによる徹底した業務改善です。
給与や個人情報という機密データを扱う制約のなか、試行錯誤を繰り返すこと1年。12の業務改善を通じ、年間2,472時間――実に1.3人分に相当する余剰リソースを生み出すことに成功しました。
しかし、この成果の真因は、AIを使えるようになったことではなく、その過程で生まれた個人の失敗をメンバー間で共有し、チームの学びに変え、再び実践するという「学習サイクル」を手に入れたことにある、と清水さんは話します。

「私たちの挑戦とは、人事部の日常を変えることでした。そして、変化を楽しむ力がつきました。これからどんな変化があっても、失敗も成長の糧にできると確信しています」
そう話す清水さんは、「この取り組みを広める仲間を募っていきたい」と会場に呼びかけ、プレゼンを締めくくりました。
#8th Presentation

リリースから丸7年、継続契約ID6,000社を突破したfondesk。しかし、母数の拡大にともない、わずかな解約であってもその実数が無視できないインパクトを持ち始めています。
市場環境の変化もあり、従来のデジタル中心の手法では純増を伸ばしにくい構造にあるなか、谷口さんは「展示会出展」という新規チャネルの開拓に挑戦します。

しかし、その道のりは平坦ではありません。
準備期間中にチームの主軸メンバーが産休・育休を迎えます。自身の営業数字を追いながら、新メンバーの育成や業務引き継ぎ、さらにノウハウのない展示会準備を並行して進める必要がありました。それでも谷口さんは「怖がらずにチャレンジできる自分になりたい」と覚悟を決めます。
そこからの谷口さんは情報収集、経験者へのヒアリング、さらには自ら展示会場に足を運び雰囲気をつかむことで仮説に具体性を持たせ、ブースデザインやアイキャッチに落とし込みます。
会期中もリアルタイムの改善を徹底した結果、目標達成率133%という大きな成果を収めます。さらには、「こんな便利なサービス、知らなかった」という声を直接聞けたことで、認知拡大のチャンスはまだまだ眠っていることを確信できたとも話します。
「来期は新規契約の再加速を確実なものとし、さらなる成果を上げられるよう力を注いでいきたい」
大きな手応えとともに、谷口さんの挑戦の第2幕が始まっています。
結果発表
しばしの休憩を挟み、ついに結果発表です。

ステージに並んで立つファイナリスト8組を、ドラムロールが包み込みます。
その瞬間、代表星が優勝者として力強くその腕をつかんで掲げたのは――、

トップバッターを務めた、BPO事業部の高須亮磨さんと大野奈津子さんです! おめでとうございます!!

ステージ中央へと進んだ二人には、表彰状と花束、副賞が贈呈されます。

星を挟んでの記念撮影ののち、二人は受賞の喜びをこのようにコメントします。
高須さん 大野さんと一緒に優勝できたことが、本当に嬉しいです。
当時、新人だった僕の育成を担当しながら、事業の立ち上げも同時に行わなければならない。大野さんにとっては逆に重荷だったのではないかと思うほど大変な状況のなか、一人前になれるようていねいに育ててもらいました。AI事業へ異動するときも、気持ちよく送り出してくださいました。
たくさんお世話になった大野さんとこうして受賞できたことが、本当に感無量です。
また、営業の皆さん、徳島、大分、福岡の各BPOセンターの皆さんをはじめ、たくさんの人の支えがあっての挑戦でした。心から感謝しています。
僕たちは、すでに次の目標を掲げています。それを達成したあかつきには、再びこのステージに立ちたいです。
大野さん 今回、一連の取り組みを改めて言語化したことで、「これだけやってきたんだな」と深く振り返ることができました。アドベンチャーカップは、自分にとって内省する非常に良い機会になったと感じています。
『CSer BPO』はスタートしたばかりですが、本当にたくさんの人に助けていただいています。その恩返しとして、私と関わる時間を通じて仕事の楽しさを感じてもらいたい。さらには周囲に好影響を与えられる存在でありたいという思いで取り組んできましたので、このような成果につながったことを、とても嬉しく思っています。
BPOのメンバーはいつもやる気に満ち、非常に熱量の高い仕事をしています。これからもBPOから、うるるを盛り上げていきたいです。
また、オーディエンスからは、
・「BPOの課題に真っ向から勝負し、失敗を重ねながら戦い抜いたプロセスは、まさにアドベンチャーだと感じました」
・「役員会議に飛び込む熱量や、周囲を巻き込んで体制を作り上げる行動力は素晴らしく、枠を飛び越えて挑戦する姿を心から尊敬します」
・「一人になっても諦めずに立ち向かい、大きな成果をゼロから作り上げた努力と精神力には非の打ちどころがありません」
をはじめ、チャレンジを称賛するたくさんのメッセージであふれました。

続いて、ファイナリスト一人ひとりからも今の想いが語られ、最後は全員で記念写真に。カメラに向けられた晴れやかな笑顔が、今回のアドベンチャーの充実ぶりを物語っています。
ファイナリストの皆さんに大きな拍手が送られたのち、最後は星による総括です。

「発表していただいた8組の皆さん、本当にありがとうございました。一人ひとりのチャレンジを一人の応援者として聞かせてもらうなか、『うるるは、これほど挑戦できている会社なんだ』と、改めて実感しました。何に挑戦するのか、どういう課題を解決するのかを自ら見つけ、本気で取り組む姿勢もひしひしと感じられました。
この積み重ねが、うるるの強さ、そして将来の糧になっていくことを確信できたことは経営者として心強く、安心しました。
チャレンジの石ころは、皆さんの目の前に転がっています。それを拾うかどうかは、皆さんの覚悟次第です。石を拾えば、不安や悔しさ、苦痛がともないます。けれども、当事者意識を持って本気で取り組んだ先には、自己成長が待っています。その成功体験に背中を押され、次はもう少し大きな石を拾える気持ちにもなっているでしょう。
そのうえで、一つ皆さんにお約束するのは、チャレンジして失敗した責任はすべて会社が取るということです。
これは経営の判断であり、私たちの覚悟です。ですから、チャレンジしなかったという後悔だけはしないでください。みなさんがチャレンジの一歩を踏み出すことを、切に願っています」
目の前に落ちている「挑戦の石ころ」を拾うか、見過ごすか。
その一歩の勇気が、自分を、そして組織を大きく変えていくことを8組のファイナリストは証明してくれました。
今年も大いに盛り上がったアドベンチャーカップ。次はどんなアドベンチャーが始まるのでしょうか。私たちの挑戦は、まだまだ終わりません。
