「シナプス組織論」を純度100%で組織に浸透させよう。その本質と意義に立ち返る日<ULURU Synapse Award 2025 イベントレポート>
こんにちは!ブランド戦略部です。
うるるは、先日、うるる4大イベントの一つにあたる『ULURU Synapse Award 2025』を開催しました。
シナプスアワードは、うるるが掲げる「シナプス組織論」浸透のため、もっとも模範となるコアを表彰し、全社で称えるイベントです。シナプス組織浸透の重要性を全社展開することを目的に開催しています。
今回のうるログは、『ULURU Synapse Award 2025』当日の模様をダイジェストでお届けします。
目次
オープニング~社長講話

今年も例年と同様に、会場開催とオンライン配信を併用したハイブリッド形式で実施。
例年とちょっと違うのは、今年5月に増床した晴海オフィス内の「Room-Synapse」での開催という点。
運営側も入念にリハーサルチェックします。
現地会場での司会を務めてくれたのは、18新卒入社、高樋さん。

開始時刻が近づき、人が集まり始めます。
和気あいあいとした雰囲気でしたが、オープニングムービーが流れると、会場の空気感も締まります。
まずは、代表星知也による講話からスタートです。

星は、シナプス組織が生まれた背景(詳しくはこちらから:https://blog.uluru.biz/307/)を話したのち、理想の組織と社員の状態、シナプス組織論の仕組みや本質について、このように語りました。
星 うるるの理想とは、①理念・ビジョン、スピリット、戦略などの「アイデンティティ」が浸透している状態、②高業績を実現し、企業価値が最大化している状態、③「イキイキ」と働き「成長」し「パフォーマンス」を最大限発揮している状態です。そのために、コアというキーパーソンをハブに、言葉と熱量を純度100%で浸透させていくことが、シナプス組織の真髄です。

ですから、コアラーとは心から信頼できる関係性をつくり、本音のフィードバックを大切にしてください。一方、トップダウンだけじゃなく、コアラーシップも重要です。現場の声こそ会社の生命線です。どんどんボトムアップしてください。そして、自分が納得して働けるように、コアに自分の思いを伝える努力も忘れないでください。――

組織の人数が増え、会社の規模が大きくなる中で、これまでのカルチャーや純度が薄れていくのは、ある意味で自然なことかもしれません。
しかし、うるるはそこに抗い続けます。
シナプスアワードを通じて代表星の姿勢やスタンスを改めて確認できたことで、メンバーの気持ちがより一層結束した時間になったと感じます。
そして社長に続いてCFO内丸が登壇。

上期の成果を振り返り、今期の目標を共有。
中長期でCAGR20%成長を実現するために、具体的な数値をもとに今後の進むべき方向について語りました。
方針についてもメンバー全員と目線合わせができる貴重な機会となりました。
パネルディスカッション
続いて、現在コアを務める4人によるパネルディスカッションが始まります。ステージに上がったのは、以下のメンバーです。
BPO事業本部 BPO事業部 部長 鎌野真人さん

Govtech事業本部 セールス部 部長 竹森聡さん

えんフォト事業本部 えんフォト事業部 部長 佐々木良太さん

Govtech事業本部 開発部 体験向上2課 課長 田中聡さん

(※登壇順)
ファシリテーターを務めたのは、People&Culture本部 人事部 採用組織開発課 課長 伊藤妙子さん。

伊藤さんの進行のもと、登壇者は三つのテーマについて自分のエピソードや考えを話します。
最初のテーマは、「シナプス組織を進める上での失敗談」。
フリップに、「伝える≠伝わる」と書いた佐々木さんは、シナプス組織論を言葉で伝えることに終始してしまい、コアラーに響かなかったというエピソードを披露。

「いまは言葉で伝える以上に、チャレンジする姿勢や行動を示してこそ浸透していくと思っています」と、話します。
一方、「強烈なリーダーシップによる現場の疲弊」と、したためた竹森さんは、「高い目標を目指すがゆえ、私からの一方的な指示や急な方向転換にメンバーが振り回されてしまった」と当時を振り返ります。

「心理的安全性があってこそ、メンバーの成長があるし、モチベーションが高くないと、どんなにいいサービスであっても売れません。いまは、自分のEQ(心の知能指数)を上げようと努め、メンバーと一緒に考えることを大切にしています」と現在の心境を口にします。
続いてのテーマは、「シナプス組織論はなぜ必要だと思うか」。
まず登壇者は、数字や納期に追われると組織づくりよりもそっちに意識が向いてしまう、という共通の悩みを吐露。しかし、高い目標にチャレンジするのなら組織づくりは非常に重要と、うるるにとっての土台であるシナプス組織論の大切さを全員で再認識します。
そのエピソードとして鎌野さんは、「メンバーとの会話を対話に変えたら、チームの雰囲気も営業成績も良くなった」という成功体験を踏まえながら、「みんなの心が一つでなくとも、短距離は走れると思います。ただ、長距離を走れるようになるには、対話を通じてメンバーと信頼を築き、一人ひとりが自律的に動ける組織をつくることが重要です」と、力説。

田中さんもまた、「メンバー全員の認識を合わせるためには、本音で言い合うことが必要であり、そのためにはお互いの信頼関係が必要です。つまるところ、シナプス組織論とは信頼関係を意図的につくりあげるための仕組みなんだと思います」と、持論を展開しました。

最後のテーマは、「今後トライしていきたいこと」。
「全員が強いリーダーシップとフォロワーシップを発揮する」(竹森さん)、「挑戦をたたえ合う組織をつくっていく」(佐々木さん)、「対話の強化」(田中さん)、「コアになりたい人を増やす」(鎌野さん)とそれぞれフリップに思いの丈を書き上げながら、これからの決意を述べました。

シナプスアワードでのパネルディスカッションは、組織が大きくなる中でも高純度でカルチャーを浸透させていくために、うるるメンバー全員で「シナプス組織論」への理解を深めることを目的の一つとしています。
今回は、普段なかなか聞くことのできないコアメンバーの悩みや葛藤にも触れられ、共感や学びの多い時間となりました。コアやコアラーにとっても、改めてコアの在り方を知る貴重な機会になったのではないでしょうか。
以上でパネルディスカッションは終了。伊藤さんの軽快かつ示唆に富んだ進行のもと、聞き応えと考えどころの詰まった充実の時間になりました。
授賞者発表
アワードは本日のハイライト。いよいよ優秀なコアの表彰に移ります。
賞は、コア歴1年未満の社員を対象にした「ルーキーコア賞」、コア歴1年以上を対象にした「ゴールドコア賞」、「シルバーコア賞」「ブロンズコア賞」の四つ。89名のコアの中から名前を呼ばれるのは――。
まず、ルーキーコア賞に選ばれたのは、Govtech事業本部 開発部 体験向上一課 眞島新さんです。

ステージに呼び込まれた眞島さんは、受賞の感想をこのように話します。
眞島 私は組織が同じ方向を向いて進んでいくことを意識してきました。ただ、私一人の力だけでは限界があります。チームの皆さんと一緒にレベルアップしながら、いいチーム、いいサービスを提供していきたいです。

続いて、ブロンズコア賞の発表です。今年は2名が選ばれました。まず名前を呼ばれたのは、Govtech事業本部 セールス部 インサイドセールス2課 課長 森田南央子さん。

ステージの中央に立った森田さんは、その喜びをこのように口にします。
森田 私は心理的安全性を大切にし、メンバー誰もがイキイキと働ける環境づくりを念頭に置いてきました。その結果、チームの雰囲気は明るく活気あふれるものとなり、メンバーがお互いの強みを理解し合い、認め合うことで自信と前向きさを持つことができました。この賞は、イキイキと働くメンバーの姿がまさに評価されたものだと感じています。

ブロンズ賞二人目の受賞者は、fondesk事業本部 第1事業部 部長 梶沼孝梓さんです。

壇上に立った梶沼さんはコアラーに向け、笑顔で感謝を伝えます。
梶沼 メンバーには「仕事をやらされている」と思ってほしくありません。そのため、その人の経験やスキルを活かせる仕事、なりたい姿を実現するために必要な仕事を提供できるよう意識しています。この受賞は、メンバーがコアラーシップを発揮してくれた結果です。

そして、シルバーコア賞に輝いたのは、Govtech事業本部セールス部 部長 竹森聡さん。

受賞を弾みに、次の挑戦に向けた意欲を力強く語ります。
竹森 今期は、セールス部の人員が1.5倍に増えたことで、「いま以上に腰を据えないとまとまらないぞ」と思い至り、僕自身が変わろうと努めてきました。ただ、変化はよいことなのか、と自問自答し続けていました。今日、この賞を前に信念を通して良かったなと思っています。しかし、僕のゴールはここではありません。人も組織もどんどん変化しています。僕も変化に挑戦し、自己変革をし続けたいです。

最後は、栄えあるゴールドコア賞の発表です。「優秀なコア」の頂点に立ったのは、BPO事業本部 BPO事業部 セールス課 課長 三田恭平さんです。

ひときわ大きな拍手と歓声に押され、ステージに立った三田さんは、満面の笑みを浮かべながら受賞の喜びを口にします。
三田 この賞をもらったとき、真っ先に思い浮かんだ言葉が「フラットな関係」でした。経営陣と距離が近いのは、BPO事業部の良さの一つです。この関係があるからメンバーとも安心して本音で話せるのであり、周囲からもまとまりと活気のある組織として見られているのだと感じています。この「BPOらしさ」を大切に、今後も成長を目指していきたいです。

受賞されたコアのみなさん、おめでとうございました!
そしてアワードが発表されたところで、暗転した会場にはエンディングムービーが流れ始めます。

今回のエンディングムービーは、「挑戦」がテーマ。
うるるがこれまで大切にしてきた「挑戦」という文化を改めて打ち出し、これからもその姿勢を忘れずに歩み続けるためのものです。
動画全体を通して、「挑戦」の多様なあり方の表現を目指しました。
映像制作にあたって、多くのうるるメンバーに協力いただき、個々の「挑戦」をふせんに書き出してもらいました。


動画内では「挑戦」をテーマにしたメンバー同士の対談も。





創業メンバーである星と桶山にも、動画内で挑戦の源泉や、挑戦に対する想いについて語っていただきました。

挑戦する組織であり続けるために、まずは「挑戦」という言葉に触れる機会を増やすこと。
そして、自分にとっての挑戦を明確にし、それに向き合うこと。そんなきっかけとなるような動画を目指しました。
エンディングムービーは、事後アンケートでも10段階中「9」という高評価をいただき、「エンディングムービーがよかった」「毎回ジーンとくる」「時間もちょうどよく内容も感動した!」といった嬉しい声が寄せられました。
エンディング
アワードもいよいよフィナーレへ。最後は星の総評で締めくくります。
星 今日は、コアがマネジメントやコアシップを日々考え実行していることを知れました。その内容は私の想像以上であり、非常に嬉しかったです。ぜひそれらをコアラーに純度高く伝えてください。今度はそのコアラーがこの場に立って、熱量を伝えていく存在になってほしいと願っています。

ときに、「コアの理想とは」「コアラーの理想とは」という話になりますが、つまるところ、根底にあるのは、「人間力」――信頼や思いやり、誠実さ、そういう人としての魅力です。これは生まれ持ったものではなく、経験や人とのコミュニケーションから培われるものではないでしょうか。ぜひ自分の魅力を磨き続けてください。――
以上、『ULURU Synapse Award 2025』のレポートをお送りしました。
加速度を上げて成長していくうるる。会社のアイデンティティを、組織のすみずみに行き渡らせるには、価値観やカルチャーを共有する一人ひとりが一枚岩になる必要があります。この思いを再認識させてくれた、本イベント。来年もまた、個性豊かなコアの想いや取り組みをとおし、シナプス組織論の本質にとっぷり浸かれることを期待したいと思います。
このあと公開される、受賞者インタビューブログもぜひお読みください!
