
オフィスの未来をかたちに――「オフィス増床プロジェクト」の舞台裏

こんにちは。
IT&リスク部 総務リスク管理課の鈴木です。(写真中央)
このたび、うるるでは本社オフィスの増床を行い、無事に新フロアのオープンを迎えることができました。
今回の増床にあたっては、企画・設計・運用計画に至るまで、社内外の多くの方々と力を合わせて取り組んできました。
ここでは、増床プロジェクトの背景や、象徴的な空間のご紹介、さらにはちょっとした苦労話などをPMの私から皆さんにお伝えできればと思います。
目次
増床の目的――「働きやすさ」と「カルチャー」を両立させるために
今回オフィスを増床するに至った背景には、2つの大きな目的がありました。
ひとつは、「現オフィスが抱えていた物理的な課題の解消」です。
会議室が毎回予約でいっぱい。個室ブースの空きがない。フリーアドレス席が足りない。
こうした声が、社内アンケートでも多数寄せられていました。
新しい働き方が広がり、出社とリモートを柔軟に選べるようになった今だからこそ、出社したときには「ストレスなく働ける環境」であることがますます大切になってきました。
オフィスは「来たいと思える場所」でなければなりません。そんな思いから、まずは働くうえでの基本的な快適性や機能性を向上させる必要がありました。
そしてもうひとつの目的は、「企業カルチャーの強化」です。
今年度からうるるではフルリモート勤務やフレックス制度の導入により、個人の働き方の自由度が大きく広がりました。一方で、同じ会社に所属していても、顔を合わせる機会が減り、雑談や偶発的な出会いが生まれにくくなるという側面があります。
うるるは企業カルチャーを大切にしており、そんな中でも“人と人がつながる機会”を意図的に設計し、オフィスを単なる「作業場」ではなく「カルチャーが育つ場所」にしていきたいと考えました。
「現場での対話」や「部署を越えた交流」が自然と生まれる――そんなオフィスづくりを目指したのが、今回の増床プロジェクトとなります。
象徴的な空間――人が集まり、カルチャーが交差する「Room-Synapse」
新フロアの中でも、象徴的な存在となっているエリアをご紹介します。それは「Room-Synapse」という名前のイベントスペースです。
およそ40名を収容できるこの空間は、社内外問わずイベントやセミナーを開催できる多目的なスペースとして誕生しました。
このエリアには、特に強いこだわりを持って設計・デザインを進めており、社長自らが内装デザインに深く関与し、照明や壁面の質感ひとつひとつに至るまで、何度も議論を繰り返してデザインしていきました。私自身も胸を張って「かっこいい」と言えるものになっています!
もちろん、単に“かっこいい空間”を目指したわけではありません。
ここは、うるるのカルチャーを体現する象徴的な「場」となることを目的としています。
社外向けのセミナーだけではなく、社内の懇親イベント、部署を超えたワークショップ、勉強会など、多種多様な用途を想定しています。
この「Room-Synapse」という名前も、うるるのカルチャーと戦略を浸透させていく為に掲げている「シナプス組織論」から命名しています。
この場所がきっかけとなって、社内外問わず多くの人同士がつながり、新しいアイデアや価値が生まれていく――そんな未来を思い描いています。
苦労もたくさん。でも、それ以上に得られたものがありました
もちろん、ここまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。
オフィスの設計や内装工事、オフィスに関する社内ルールの整備など数多くの調整や検討事項がありました。
「限られた予算でデザインと機能性をどう両立するか」
「さまざまな従業員のニーズをどこまで最大化できるか」
「各項目いつまでに従業員にアナウンスしておく必要があるのか」
初めてPMを務める私にとっては、毎日が試行錯誤の連続でした。
自分の段取りが甘く、関係者の皆さんにご迷惑をおかけしたことも少なくなく、ギブアップが頭をよぎることもありました。
それでも、プロジェクトに関わってくださった施工事業者の皆様、社内の各部署のメンバー、そしてこの取り組みに理解とご支援をしてくださった多くの方々のおかげで、最終的にこの場を通してオフィスを紹介できることができました。
諦めず、最後までいいものをつくろうと挑戦したこと。これも「うるるのカルチャー」を体現することに繋がっていれば嬉しいです!
さいごに――新しい働き方と、変わらない想い
これからもうるるの働き方はどんどん進化していくと思います。
どこで働くか、どう働くかの選択肢が広がっていく一方で、「人と人とのつながり」や「会社としての一体感」は、引き続き大切にする会社であることには変わりません。
だからこそ、この新しいフロアが、従業員にとって「来たいと思える場所」になれば幸いです。
ちょっとした雑談ができる場所、誰かとアイデアを語れる場所、そして会社のカルチャーを感じられる場所――。
私たちの総務リスク管理課では、今後も従業員の方が安心して働ける環境づくりを目指しながら、オフィスの価値を高め続けていきます。
ご覧いただき、ありがとうございました!