CULTURE
2025/01/10

新しい未来をつくるリーダーの旅路【組織開発プロジェクト”OASIS”】

うるるでは、従業員がイキイキと働ける環境を目指して「OASIS(オアシス)」という組織開発プロジェクトを進めています。
このプロジェクトでは、事業部を横断して自薦により参加する推進者が「アンバサダー」として、対話手法や組織開発の理論を学びつつ、実践を通じて組織づくりに取り組んでいます。

今回は、そのアンバサダーの一人であり、組織づくりに熱い想いを持つ星野(ほしの)を紹介します。星野がプロジェクトに参加した背景や、組織づくりに対する考え方、活動を通じて得た気づきや今後の展望について深堀りしていきます!

ープロフィール

星野 遼河(ほしの りょうが)

・2021年5月キャリア入社
・NJSS事業本部 カスタマーサクセス部 カスタマーサクセス3課 チームリーダー 兼 同事業本部 PdMO部 プロダクトマネージャー
・最近ハマっていること:K-POPアイドルへのオタクと投資

個人の成長だけではなく組織の成長。キャリア軸と組織づくりへの思い

私がこれまでのキャリアを通じて大切にしてきたのは、「お客様のニーズを満たすためには、プロダクトの成長が最も重要である」という考えです。今はリーダーという立ち位置にいますが、自分がプロダクトにどのように関わるべきかを模索する中で、リーダーやチーム長としての役割を担うことが、個人の成長とプロダクトの進化につながると考えキャリアを歩んできました。

私は2021年に入社しましたが、実は入社直後から上司に「リーダーになりたい」と率直に伝えていました(笑)。その目標に向けて、上司や先輩から多くの指導をいただき、約4年学びを深め、現在は、NJSS事業本部でカスタマーサクセス(CS)チームのリーダーを務めながら、同事業本部内のPdMO部という、プロダクトマネジメントを担うチームにて、プロダクトマネージャーとして携わっています。

お客様の課題を解決するためには、プロダクトが成長し続けることが欠かせません。そして、そのプロダクトの成長を支えるためには、個人と組織が進化し続ける必要があります。このサイクルを回し、そのスピードを上げていくことが最も重要だと私は考えています。

入社直後からリーダーになりたいという想いで駆け抜けてきましたが、実際にチームリーダーとして、チーム全体を支える中で見えてくる課題に向き合うためには自分自身がより組織について学びを深めることだと感じるようになりました。そんな時に出会ったのが、組織開発プロジェクト「OASIS」でした。私にとって組織開発は、単なる仕事の一環ではなく、組織そのものをより良くする挑戦であり、自分自身の成長にもつながる取り組みだと実感しています

サッカー部時代の星野

OASIS参加のきっかけと組織づくりに対する想い

社会人になってからの出来事に限らず、組織の成長に対して強い関心を持っていました。

実は、高校生の頃、サッカーで全国大会を目指していました。しかし、キャプテンを務めていた時に重要な局面での敗北を経験したんです。その時、「勝敗や技術の差は何によって生まれるのか」と深く考え悩んだことがあり、いまだにその経験には後悔に近い気持ちがあります。
当時は気が付けなかったものの、例えばメンバーの主体性を引き出すためのアプローチが一方的だったかもしれないですし、自分たちの組織の在り方の定義なども、もっと出来たことがあったかもしれないと、今になって考えることも多くあります。

だからこそ、このOASISのプロジェクトに参加することは、組織の成長を間近で体感し、自分自身の学びと成長につなげる貴重な機会だと感じたんです。

チームリーダーとプロダクトマネジメント業務を通して見えた課題

現在、CSチームのリーダーを務めながら、プロダクトマネジメントチームの業務にも携わっています。実は、このプロダクトマネジメント業務に関わるようになったのは、自分自身が希望したことがきっかけです。もともとプロダクトの開発や改善に興味があり、新しい視点を得ることでCS業務にも役立つのではないかと考え、手を挙げました。

とはいえ、2つの役割を両立するのは決して簡単なことではなく、日々、悩みや課題に直面しています。CSチームでは主に顧客対応やメンバーの成長支援が中心の業務であり、プロダクトマネジメントチームでは製品全体の戦略や方向性を策定し、チームと連携しながら推進していく役割を担っています。この両方を同時に進める中で、チームメンバーへの適切な仕事の依頼や、自分自身の迅速な意思決定の重要性を強く感じています。

私は、CSの現場視点をプロダクトマネジメントに活かし、反対にプロダクトマネジメントチームで得た戦略的な視点をCSのチーム運営に取り入れることで、互いに新たな価値を生み出せると信じています。

しかし、この双方向のシナジーを実現するためには、日頃からの密なコミュニケーションが欠かせません。性質の異なる2つの組織と深く関わる中で見えてくる課題の多さは、「OASIS」のアンバサダー活動への強いモチベーションとなっています。

組織開発プロジェクトで得た学び

OASISでは定期的に組織開発に関するワークショップを実施しており、特に一番最初に実施した「ジョブ・クラフティング」という仕事に対する認知を捉え直し工夫を重ねていくという手法を知ったときには、感動に近いものを覚えました。早速メンバーとの1on1で取り入れたくらいです。自分自身の価値観や強みを見出し、仕事と連動させていく術をその時までは知らなかったので、そのサイクルを回していくのは確実に効果がありそうだと感じました。

また、プロジェクト内では他社さんとの交流会なども実施し、他社さんの取り組みなどを知ることで刺激を受けています。

うるるで導入しているエンゲージメントサーベイ「Wevox」を開発するアトラエさんのオフィスをお借りして実施した、野村総合研究所さんとの交流会では、大規模な組織改革を進めるためのリーダーシップのあり方について学びました。多様な意見を取り入れるためにどのように調整を図るのか、異なる立場の人々をどのように巻き込むのか、といった具体的なアプローチが、自分自身のリーダーとしての役割を見直す中で学びが大きいと感じました。

野村総合研究所さんとの交流会でバーテンを担う星野

これらの交流会を通じて、自分が普段どのように自社を見ているのか、そして何を目指しているのかを改めて認識できました。他社の方々との交流は普段あまり機会がないため、各社の文化やそこで働く人々の個性に触れることで、新しい発見が多くあったと感じます。

また、OASISを通じて他企業の交流会にも参加する中で、組織に対する課題感や悩みには共通点が多いことにも気づきました。これまでは、会社や職種ごとの文化やバックグラウンドが異なるため、悩みが重なるイメージがありませんでしたが、実際には私たちが感じている課題にも多くの共感が得られました。

今後も他社との交流を通じて、事例を共有し、自社の組織づくりに活かせるヒントを得ていきたいと考えています。

実践を通じて得た気づき

OASISのアンバサダーになってから、自分自身、多くの気づきを得ることができました。特に感じている魅力は、理論だけでなく、実際の業務や現場でどのように活かしていくかを学べる点です。たとえば、会話の中でどのようにフィードバックを行うかや、チームのモチベーションをどのように高めるかといった、具体的な方法に触れることができました。

これらの学びは、日々の業務で即座に活用できるものが多く、プロジェクトに参加した後は、組織全体に対する視点が広がったと感じています。また、組織の文化や価値観を大切にすることの重要性も実感しました。組織の成長には、効率的な業務遂行だけではなく、文化や価値観を共有し、全員が同じ方向に向かうことが不可欠だと改めて気づかされました。

普段、他部署との交流はプライベートな話題にとどまりがちですが、OASISでは、組織の課題を共有しながら学べるという贅沢な機会が得られます。同じ議題に対して他の人がどう考えているのかを知り、感情や価値観を共有できることや、自分がどのように見られているかを知ることができる点に、面白みを感じていますね。

このプロジェクトを通じて、より多くのメンバーが組織開発に興味を持ち、実際にアクションを起こしていくことが重要だと思っていますし、私自身も引き続き、組織に貢献できる取り組みを続け、チーム全体の成長と進化を支えるために、全力で努力していきたいと思います。

全社総会に運営チームとしてのひとコマ

編集後記

組織開発に対する情熱を持ち、常に自らの成長を追い求める星野。チーム全体を支えるために、異なる業務を並行して行いながらも、組織全体をより良くするための挑戦を続けています。彼の強い思いが、今後のプロジェクトにどう影響を与えていくのかが楽しみです。

次回のOASISプロジェクトメンバーの紹介もお楽しみに!

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