CULTURE
2024/11/25

組織開発プロジェクト「OASIS」アンバサダー牟田の挑戦—その名に込められた想い


うるるでは、従業員がイキイキと働ける環境を目指し、「OASIS(オアシス)」という組織開発プロジェクトを進めています。
このプロジェクトでは、事業部を横断して自薦により参加する推進者が「アンバサダー」として、対話手法や組織開発の理論を学びつつ、実践を通して組織づくりに取り組んでいます。

今回の記事では、そのアンバサダーの一人であり、「OASIS」というプロジェクト名の名付け親でもある牟田(むた)をご紹介します。牟田がプロジェクトに参加した背景や、組織づくりへの熱い想い、さらにはプロジェクト名に込めた想いについても深掘りしていきます!

‐プロフィール

牟田 昌弘(むた まさひろ)

・2024年4月キャリア入社
・BPO事業本部 既存事業部 福岡クリエイティブ課 所属
・ニックネームは「ムッティー」
・趣味:お料理、お酒、お絵かき

入社してわずか2ヶ月で組織開発のプロジェクトに名乗りをあげた牟田。
彼なりの哲学について触れていきます!

演劇から営業へ。異色のキャリアが生み出した「伝える力」

私は大学時代から演劇のキャリアを積んできましたが、その後は営業の世界に進み、現在はうるるのBPO事業部にてお客様のプロダクトのカスタマーサクセス業務を担当しています。

演劇に初めて触れたのは大学2年生の時で、演劇部に入ってすぐ、その魅力にどっぷりハマりました。演劇の道に進むことを決め、役所広司さんなどの有名俳優を輩出している俳優養成所「無名塾」に飛び込んだんです。そこで本格的な演技の訓練を受けましたが、やはり演劇だけで生活するのは厳しいものがあり、他の仕事も並行することとなりました。

教師役を演じた際の牟田

そんな時、ちょうど人材サービス会社で働いていた先輩から「営業のアルバイトを探しているよ」と紹介され、応募しました。そこで出会ったのが、今の同僚でもある名越さんです。

演劇で培ったスキルは営業にも役立つんです。自分が出演する舞台のチケットを自分で売る必要がある環境や、台本を作って稽古し、どうやって相手に伝えるかを考えるプロセスは、営業に通じる部分がありました。

牟田をうるるに誘った、名越の表彰記事

その人材サービス会社でテレアポを通じて営業スキルを磨き、アルバイトから正社員へとステップアップ。そして、福岡で新規コールセンターの立ち上げを任されました。少人数のパートタイムスタッフの育成からスタートし、最終的には30名以上のチームにまで成長させました。この経験でも、演劇で学んだ「構成力」や「伝える力」が活かされたと思います。

そしてある日、うるるに転職していた名越さんから連絡があり、「再び一緒に仕事をしないか」と誘われたんです。うるるが福岡でBPOセンターを立ち上げることになり、私のコールセンター立ち上げの経験を思い出して声をかけてくださって。こうして、トントン拍子でうるるに入社し、今に至っています。

入社時の配属であった大分センターのメンバーと

アンバサダー参加を決意した、組織づくりへの熱意

組織開発プロジェクト「OASIS」は、私が4月にうるるに入社してすぐに発足しました。プロジェクトに参加しようと思った理由は大きく二つあります。

一つは、関わっている皆さんの情熱に強く惹かれたこと。そしてもう一つは、自分のこれまでの経験を見直し、それを今後のチーム作りに活かせると感じたからです。

これまで何度もチームを立ち上げたり、運営したりしてきましたが、うまくいったこともあれば、そうでないこともありました。多くの場合、その場でのアドリブ的な対応が中心で、理論や体系的な組織作りの基盤をしっかり整備できていなかったんです。だからこそ、一度しっかりと組織作りの方法を学び直し、より強固な基盤を築きたいと思いました。

過去の経験を振り返ると、チームがうまく機能している時は、メンバー同士のコミュニケーションが十分に取れている場合が多かったように思います。表裏のない関係性が築かれている場合には、全員が同じ方向を向いて、チーム全体で目標に向かって進めるんですよね。一方で、馴れ合いのような関係が生じると、組織の方向性がブレてしまうこともありました。

日々の業務が忙しいと、どうしても目の前のタスクに追われがちで、メンバー一人ひとりの状況や気持ちにまで目を向けられないことがあります。そういった時こそ、全員が同じ目標に向かって進めるような、しっかりした組織基盤が重要だと感じています。

「OASIS」に参加することで、もっと体系的に組織作りを学び、全員が同じ方向を向いて進んでいけるような、強いチームを作っていきたいと思っています。

大分センター在籍時、全社総会にて背中に自己紹介文を貼る気合いぶり

OASISの誕生 ‐ プロジェクト名の秘密に迫る

「OASIS」という名前、実は私が命名したんです。アンバサダーにプロジェクト名を募集する呼びかけがあって、その時に思いついた名前が採用されました。

きっかけは、たまたま見ていたテレビ番組でした。DAIGOさんが出演していて、英単語の頭文字を取って表現しているのを見て、これをプロジェクト名にも応用できないかなと思ったんです。それで、活力や熱意、没頭といったイメージを持つ英単語の頭文字を並べた案をいくつか作ってみました。でも、なんだかピンとこなくて、その時はいまいち愛着が湧くような言葉が出てこなかったんです。

それから、息子が家でとある映画を見ていて、主人公が砂漠で水をたくさん飲むシーンがあったんです。その瞬間、「オアシス」という言葉が浮かびました。「オアシス」は、砂漠の中で人々が集まり、活力を得る憩いの場というイメージがありますよね。これが、まさに私たちのプロジェクトにぴったりだと思ったんです。

OASIS ステートメント

さらに、サバンナのオアシスにいろんな動物が集まって共存する様子が、チームメンバーが顔を合わせて未来を楽しそうに語り合う姿と重なったんですよね。それで、「OASIS」という名前を提案しました。

この名前には、一人ひとりが自分らしい仕事を創り出し、その喜びを広めていく。そして、情熱とエネルギーをみんなで共有する文化を育んでいこう、という願いを込めています。

牟田が描くプロジェクトのビジョン

福岡センターのチームが大きくなり、新しいメンバーがどんどん増えていく中で、一人ひとりが「どうありたいか」「どんな成長を目指しているのか」をしっかり感じ取り、それをサポートすることが、これからの組織作りにますます重要だと感じています。各メンバーが持っているバックグラウンドや思いを理解し、それを仕事にどう活かすか、どうやってモチベーションを引き出していくかを考えることが、強い組織を作る鍵です。

日々の業務に追われてしまいがちではありますが、意識的にメンバーと向き合い、対話を深めることが不可欠です。その対話を通じて、メンバーが自分の力をどこで発揮できるのかを見極め、それをどうサポートできるかを考える時間を持つことが、チーム全体の成長につながるはずです。

全社総会時のひとコマ

この考え方は、福岡センターだけでなく、「OASIS」プロジェクト全体、さらにはうるる全体にも広がっていくべきものだと思います。各メンバーが自分らしく成長できる環境を整え、全員が同じ目標に向かって進むことで、会社全体としてもより一体感を持ち、前進できる組織になるはずです。

「OASIS」プロジェクトを通じて得た知識や経験をさらに活かし、今後も新たな挑戦に取り組んでいきたいと考えています。例えば、メンバーそれぞれの個性を引き出し、チーム全体の力を最大化するための新しい仕組みやアプローチを模索していきたい。そうすることで、チーム全体がよりクリエイティブに、ダイナミックに動ける組織になれると確信しています。

これからも、メンバーとの対話を重ね、全員のエネルギーを集結させ、「OASIS」プロジェクトを通じてうるる全体が一体感を持って進んでいけるよう、引き続き取り組んでいきます。

編集後記

過去の実体験から組織づくりに情熱を持つ牟田。
チームメンバー一人ひとりへの理解を深め、全員が同じ方向を向ける組織をつくりたいと力強く語る姿が印象的でした。

今後もOASISプロジェクトメンバーの紹介は続きます。お楽しみに!

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