「失敗を恐れず挑戦し続ける」をうるるの文化に! <第三回、ULURU Adventure Cup イベントレポート>
みなさん、こんにちは。ブランド戦略部の高橋です。
当社は経営目標の達成と経営戦略の遂行を目的に、組織のベースとなる企業カルチャーの醸成&浸透に力を入れています。この“あるべきカルチャー”を社員と共有する場として、全社を挙げたイベントを「うるる4大イベント」として四半期毎に実施しています。
イベントでは、経営メッセージの発表、各種表彰や社員プレゼンテーションなどを実施することで、カルチャーに触れる機会を創出するのはもとより、リモートワークで直接顔を合わせられない社員同士の闊達な交流を促すことで、その浸透度をより高めようと試みています。
今回は、2024年1月に実施した『第三回 ULURU Adventure Cup』の模様をレポートします。
目次
Adventure Cupとは?
Adventure Cupとはうるるスピリットの一つ「ベンチャースピリットを持ち、成長し続ける」の浸透を目指し、「チャレンジすることを大切にする会社である」という経営メッセージを伝えるためのイベントです。日々の小さなチャレンジから事業を動かす大きなチャレンジまで、失敗も成功もすべてを称賛し合う場です。
三回目となる今年は、昨年を上回る18組がエントリー。そのなかから、ファイナリスト8組が選出され、全社員の前でプレゼンを披露し、グランプリを決定します。
Adventure Cupではすっかりおなじみとなった、元NHKアナウンサー松本和也さんに、今回もプレゼン講師とイベントの司会を依頼。
ファイナリストたちは質の高いプレゼンを行うべく、松本さんのご指導のもと準備を重ねました。
緊張感漂うリハーサル
続々とファイナリストが会場入りし、念入りにリハーサルを行います。
また最後の最後まで練習する様子も見られました。
なお、会場には、ファイナリストのコアを中心に応援メンバーもスタジオに集結。ハイブリッドでの開催となりました。
社長も到着し、いよいよ開幕を迎えます。
オープニング
Adventure Cup 2023の開幕です。
「皆さんの素晴らしいプレゼン、期待しております」という松本さんの発声に続いて、代表の星があいさつに立ちます。
「チャレンジとは成果が出たときに初めて評価されるものであって、その裏にあるプロセスや失敗談を聞ける機会はなかなかありません。こうした話を当事者から聞けることはシンプルに面白いと思います。ファイナリストの皆さんは、苦労や努力、そして成果を思いっきり表現してください」
エントリー者表彰・ファイナリストメダル授与
イベントは本編へ。
エントリーした18組全員の名前が松本さんによって読み上げられたのに続いて、8組のファイナリストが発表されます。会場からわく大きな拍手でスタジオ中央に迎えられたファイナリストたち。
その胸元には、星から授与されたメダルが輝いています。
なお、エントリーした18組の勇敢なチャレンジャーには、『YOU ARE CHARENGER』のステッカーが贈呈されました。
この後は、ファイナリストによるプレゼンテーションです。その前に、Adventure Cupの審査の流れと、プレゼンの採点基準をいま一度押さえておきましょう。
・審査の流れ
プレゼンが終了するたび、ファイナリストに個別投票を実施。全員のプレゼン終了後、優勝者決定投票を実施。役員、従業員は、一人1ポイントを保有。
・プレゼンの採点基準
「チャレンジング」「工夫」「成果」の3つの項目で評価。
チャレンジング:
影響範囲、規模の大小を巻き込んだ人数、難易度などにかかわらず、その取り組みが当人にとってどれだけチャレンジだったかを評価。失敗によって起こるリスク、チャレンジを行わず放置していたら起こるリスクを背負って実施した場合、それらも加点要素。
工夫:
本チャレンジの目的、目標を達成するために行った工夫を評価。どのような課題や障壁を想定してその工夫を実施したのかが明確であればあるほど、加点要素となる。
成果:
その取り組みによって得られた成果を評価。仮にその取り組みが失敗したとしても、そこから得られた成果も加点要素となる。未来に予測する成果も可。
ファイナリストによるプレゼンテーション
ここからは、ファイナリスト8組によるプレゼンテーションです。
トップバッターは、NJSS事業本部 樋口大さん。
プレゼンテーマは、『情報1件数千万!?漏れ検知システムで機会損失を防止せよ!!』です。うるるを支える屋台骨事業の根幹課題に向き合い、大きな成果への道筋を作り上げた活躍が評価され、この場に立ちました。
「樋口さんが培った知識、経験だけではなく、信念を持って行動できたことが成功につながったと考えています。自信を持って堂々と発表してください」という同僚杉島さんからの応援メッセージを背にプレゼンに臨みます。
樋口さんが携わる入札情報速報サービス『NJSS』は、8,400を超える官公庁・自治体・外郭団体などの公的機関のWebサイトからクローラーによる自動収集に加えて、ワーカーが目視によって入札情報を取得することもあり、より情報収集の精度を高くしていくことが課題に上っていたと話します。
そこで、樋口さんは、「膨大なWebページをより精度高く確認する」ことにチャレンジ。ワーカーによるダブルチェックや機械化などの改善活動に取り組みます。しかし、管理工数やクオリティといった新たな課題とぶつかり、思うように進みません。
そんな樋口さんが次に着目したのが、うるるに2023年1月にジョインしたブレインフィード社が運営する入札情報サービス『nSearch(エヌ・サーチ)』です。
機械学習によって100%の自動収集を実現している『nSearch』の技術力と、ワーカーによるダブルチェックを掛け合わせるなど、様々な打ち手を試し、最後は成果につなげた樋口さん。異なるサービスと職域の連携によって顧客の利益確保につなげたことは、うるるの成長にも大きく寄与するチャレンジになりました。
樋口さんのチャレンジを、代表の星はこのように講評します。
「『nSearch』との連携によって、M&Aの成果をより大きなものに変えてくれました。樋口くんは、うるるが海外進出していたときに現地で仲間入りしてくれた社員の一人です。そこから本社採用にもチャレンジしてくれて。そう考えると、樋口くんは存在そのものがチャレンジャーです」
星の言葉を受けた樋口さんは、「DXがどんどん進むなか、うるるが強みとしてうたう『人のチカラ』は、どのような役割を担っていけるのか模索していきたい」と新たな決意を語ります。
続いて登場した、fondesk事業部 石﨑雄也さんのテーマは、『スリムな仕組みで支える!fondeskオペレーションの進化』。
細かい施策を無数に繰り返し、事業運営の裏側を支えるオペレーションの仕組みを強化した地道な努力が称えられました。数百名の在宅オペレーターの品質管理に携わる石﨑さんは、オペレーターの採用、育成も業務範囲です。
「持ち前のユーモアを活かし、頑張ってください」と石﨑さんを激励するのは、同じチームの上口さん。その表情はとてもクールですが、リモート画面の背景は石﨑さん一色。遊び心と石﨑さんへの期待が感じられます。
『fondesk』のオペレーターは顧客問わず一律の対応を行うため、業務内容はとてもシンプルです。しかし、サービスの裏側を支えるオペレーションの仕組みについては、より効率化できる部分があると感じ改善活動を進めます。
オペレーターの研修においてはマニュアルを刷新し、合間にテストを挟むことで理解度を上げ時間短縮につなげたり、従来の定期的な品質チェックに加え、より高品質なサービスを提供するための仕組みを構築します。
石﨑さんは、引き続き効率化を図りつつ、シンプルかつ「絶対にできる」という仕組みをモットーに利益の最大化を目指していくとのこと。「そんなチームにこれからも俺はしていく!」という力強い宣言で、プレゼンを締めくくりました。
プレゼンのいたるところに笑いのポイントを用意していた石﨑さん。
司会の松本さんは、「一生懸命やりましたよね。笑いを取るって大事なんです。来年のチャレンジャーは、ぜひここにもチャレンジしてほしいです」と、大絶賛でした。
3番目にスクリーンの前に立った、NJSS事業本部 橋口拡和さんのチャレンジは、「入札周りの“困った”をゼロへ そして目指すは売上成長率3000%!」。
顧客ニーズを抽象化させ、何もないところからビジネスをつくりあげたこと、さらには、うるるの真骨頂であるBPOと入札を掛け合わせたチャレンジが評価されました。
同じ部署の高田さんから「部署とプロジェクトのことをみんなに知ってもらう場になれば。肩の力を抜いて頑張って」とエールを受けたのち、橋口さんは『NJSS』の課題から話し始めます。
プロジェクト開始当初は、「何が売れるのか」を軸に考えていた橋口さんですが『NJSS』のミッションである「入札の”困った”をゼロに」を念頭に、顧客が「何に困っているのか」を整理する方向に思考を切り替えます。
「その結果、大手企業が狙う公共事業は億単位であり、その分受注するための準備にあらゆるリソースを割いていることが分かりました。つまり、入札になる前が勝負。私たちもここにフォーカスを当てることにしました」
また、顧客は案件履行時のリソース不足に困っていることも判明したと言います。それならば、受注前後も『NJSS』が支援できれば、入札の“困った”をゼロにできる、と橋口さんは考えます。
そこで、うるるの祖業であるBPO事業を展開し案件履行業務の請負実績のある「うるるBPO」に落札後の案件履行業務をお願いすることにしました。こうして顧客支援ができる状態を生み出した橋口さん。「例年の実績を大きく上回る数字が結果として表れている」と手ごたえを見せつつ、来期の目標を口にしてプレゼンを終えました。
星は、「NJSSとうるるBPOがつながる部分も発見できる大きなチャレンジだったと思います。狙いが大きいので、ぜひ成功させたいですね」と、橋口さんのさらなるチャレンジに期待を寄せます。
4番目に登場したのは、えんフォト事業部 山田千紘さんです。そのテーマは『未来を見据えた挑戦~えんフォトサービスレベル革新への道~』。
サービスの信頼性向上のため、事業部全体を巻き込み、未来につながる新たな慣習を作り上げた努力が称えられました。
激励コメントを届けてくれたのは、山田さんの後輩である林さん。「山田さんはどんな苦難でも乗り越えられると信じています。発表も素晴らしいものになると思っています。山田さんの輝く瞬間を期待しています」と、リスペクト全開です。
保育園・幼稚園の先生がウェブ上にアップロードした園児の写真を保護者が購入できる『えんフォト』。そのサービス品質レベルの維持に日々努める山田さんですが、二つの課題を抱えていたと話します。
「一つは、定期的なサービスレベルの見直しが必要であること。もう一つは、設定したサービスレベルの共通認識を事業部長と持つことです。この二つが、今回のチャレンジでした」
サービスレベル設定後に追加された機能の品質も保証されるように見直すべく、山田さんは動き始めます。まずは基準となるルールと適切なレベル値を設定。サービスレベルの実績データを活用しながら、見直しを完了させます。そして、この結果をもとに事業部長にプレゼンを行い、共通認識をつくることに臨みます。
「プレゼンのどこがチャレンジなの? と思う人もいると思います。けれども、私にとっては非常に困難な道のりでした。専門用語や数字を誰が聞いても理解してもらえる内容にしなければならないこともそうですが、24年の人生のなか、プレゼン経験はたったの2回だったこともそのハードルを上げていました」
そこで山田さんは、プレゼンを数回に分けて情報を分割し、理解しやすい内容に仕上げたほか、客観的な目線を入れるため、コアに壁打ちを依頼してブラッシュアップを図ります。
「結果として、プレゼンは完遂でき、事業部長からも理解と承諾を得ることができました。今回のチャレンジを通じて、適切なサービスレベルに一新できたこと、見直しのノウハウを生み出したこと、事業部長と共通認識を持つこと、この3つを達成できました」
この成果をもとに事業部全体でサービスレベルを意識できれば、『えんフォト』は、「システムシェアNo.1にふさわしい高品質なプロダクトになるはず」と熱く語る山田さん。さらには、その影響をうるる全体に広めることで、「『世界に期待され 応援される企業』にふさわしいプロダクトになれる」と力強くコメントし、プレゼンを終えました。
入社2年目の山田さんのチャレンジを、「課題を見つけて挑戦する社風や体質を目指すうるるにとって、山田さんはその当事者であり体現者である」と星は評します。
5人目のプレゼンターはNJSS事業本部 栗原史明さんです。タイトルは「新技術への挑戦!業種AI導入プロジェクト」。うるる初の技術領域に果敢にチャレンジし、機能改善を大きく推進したことが評価されました。
「力強いプレゼンを期待しています」という同僚の一色さんの応援を受け、栗原さんはスクリーンの前に立ちます。
「『NJSS』は入札案件を効率よく絞り込めるよう、一つひとつの案件に「業種ラベル」が付いています。しかし、案件に紐づく業種ラベルの数が多い影響もあり、自社と関連性の低い案件が表示される可能性があります。これを解決するため、AIを研究していた開発メンバーと品質管理課が手を組み、『業種AI導入プロジェクト』が発足しました」
栗原さんたちの工夫は大きく二つ。一つは、高品質なAIをつくるための大量かつ高品質な学習データの確保です。これは開発による入札情報の大量解析と品質管理課の業務知識を組み合わせることで、成功したといいます。
「大変だったのが、もう一つの複数のAIの掛け合わせです。50パターンに及ぶ検証を行ったものの、合格水準には届きませんでした。しかし、各AIは得意不得意がはっきりしていたので、手を取り合ってフォローし合えばうまくいくかも、と思いました。これがどんぴしゃです。合格水準を満たすシステムを開発することができました」
こうしてリリースされたのが、『業種検索機能』です。従来の機能に比べて遥かに精度が高くなった、と栗原さんは胸を張ります。
「自社開発システムに、AIとChatGPTを導入したのはうるる初の成果です。人とAIのチカラのハイブリッドで、サービス品質の向上に引き続き貢献していきます」
発表を終えた栗原さんを、星は、「ChatGPTを事業に取り入れ、成果につなげていることは非常に素晴らしい。昨日を追い越す思いで、毎日、積極的に取り組んでください」と激励します。
次のプレゼンターは、未来創造チーム 和田悠未さんです。失敗する可能性のほうが高い業務領域のなか、様々な障壁にも屈せず、がむしゃらにやり抜いている姿勢が評価された、和田さん。そのテーマは、「実力以上の仕事から得られたもの」。
昨年、ファイナリストに選出された同じチームの守谷さんは、「ここまで色々な試行錯誤をしてきたのではないでしょうか。素晴らしい発表になると思います。皆さん、よろしくお願いします」と、しっかり後方支援をして送り出します。
未来創造チームは、2年程前に社長直下に新設された組織であり、M&Aをうるるグループの成長戦略の一つとして加速させるために組成されました。
「最初は責任あるこのポジションにワクワクしていましたが、現実は違いました。M&Aの知識も経験もゼロ。買収候補先の社長と面談するときも、出席するのが私なのか社長なのかで盛り上がりが全然違います。そんな状況から平社員の私でも信頼されるようになり、できる限り役に立ちたいと考えました」
そう話す和田さんは、知識を身に着け、経営者視点を習得し、相手企業の研究も欠かさず行ったといいます。
「すると、相手の態度が少しずつ変わっていきました。私と共通の課題意識を持つ社長さんから、『和田さんとはビジョンを論じ合える。うるるさんとも一緒に何かしたい』と言ってもらえたのです」
共感し、語り合えれば、肩書きや経験がなくても信頼を勝ち取ることができる、と実感できた和田さん。以来、肩書を言い訳にせず積極的に経験を積んで、成長を加速させます。その結果、一人で臨んだ商談でも、相手から「協業したい」と言われることが珍しくなくなったと言います。
「そして今、昨年出会った企業との関係構築が進んでいます。未来創造チームの仕事は大変なことばかりでしたが、今までで一番大きなチャレンジになりました。皆さんも実力以上の仕事をつくってチャレンジしてみてください」
和田さんの堂々たるプレゼンにSlackのチャンネルは大盛り上がり。「すっごい頭に入ってくる」「心に響く」など、共感の声がたくさん寄せられました。
続いて7組目のプレゼンターを務めたのは、えんフォト事業部 近藤 菜生さんです。限られたリソースの中で『えんフォト』の新規導入園を獲得すべく、経験したことのない代理店開拓を様々な手法で推進したチャレンジが評価されました。タイトルは、「えんフォト獲得の新たな柱、確立への挑戦」。
エールを送る埴田さんは、「これまでも努力する姿をたくさん見てきました。ぜひ頑張ってください」と、送り出します。
「『えんフォト』の営業リソースを抑えて安定的に新規獲得できる手段が確立できれば、事業に大きく貢献できると考え、代理店の活用に目を付けました」
そう話し始めた近藤さん。以前からお取引のある企業に協力要請するにあたり、二つのことに注力したと話します。
「一つは人脈開拓です。代理店さんは『えんフォト』創業時から取引があるものの、営業の方との関係性を構築に課題がある状態でした。そこで、ご契約いただく度に連絡を取り、人柄や代理店のカラーを知ろうと心がけました。もう一つは営業支援です。営業の方の協力のもとトーク集を作成したほか、私が行う実際の商談を見ていただく機会もつくりました」
これら近藤さんの奮闘は実を結び、新規獲得は昨年を上回る成果につながっています。さらには、代理店さんが新規獲得に大きく寄与してくれるため、社内のセールスは既存園への利用促進活動に注力できるようになった、と手応えをみせます。
「ただ、精いっぱいやりました。成果を出すことができ、『一歩を踏み出した時点で大成功』と思えるようになりました。これからも臆さずチャレンジしたいと思います」
近藤さんの熱のこもったプレゼンにslackも大いに反応。「聞きやすかった」「物腰がやわらかい」「素敵なプレゼン」といったコメントが並んだほか、資料のエモさにも注目が集まりました。
いよいよ最後のプレゼンターです。登場したのは、NJSS事業本部 片山陽南子さん。タイトルは「nSearch連携によるシナジー最大化~ひなこの初めてのお仕事~」。
新卒1年目にもかかわらず、ゼロベースからプロジェクトを動かし、部門全体を巻き込んで推進した勇気が評価されました。
先輩社員の大瀧さんは、片山さんを大型新人、と表現。「元気の良さと明るさと前向きさは、セールスNo.1。今日も頑張ってください」とエールを送ります。
片山さんが初めて任されたミッションは、『nSearch』と『NJSS』でシナジーを生み、両方の売上を拡大させることでした。『NJSS』にとって競合と手を組むのは初めてのこと。片山さんは、所属部署の持つセールスと顧客サポートの知見を生かし、両サービスのチカラを結集させようと挑みます。しかし、ここには三つの課題がありました。
「一つ目は事業体制の構築がゼロから必要だったこと、二つ目は販売方法が全く異なること、三つ目は競合サービスのために顧客を取り合ってしまうリスクがあったことです。なかでも大変だったのは、事業体制の構築です。」
片山さんは新卒1年目ながらこの状態に怯むことなく双方の強みを活かした新しい営業スタイルを構築。これが奏功して契約獲得につながるだけでなく、部門を越えた連携強化も図られるようになります。
「その結果、予算目標を達成でき、私たちが目指す『入札市場の拡大』に向けて一歩前進しました。当初、自分には難しいのではないかと不安でいっぱいでしたが、多くの方のご支援のおかげで成果につながりました。私たちの挑戦を今後も見守ってください」
見事、プレゼンを終えた片山さん。星からは、「初々しく気持ちのいいプレゼンテーションでした。周りに助けてもらいつつ周りを巻き込んでいく経験も積んだことでしょう。2年目が楽しみです」と講評しました。
以上、8組のプレゼンが終了。全社員による最終投票を経て、いよいよグランプリの発表です。
グランプリ受賞者発表~エンディング
投票も終わり、司会の松本さんがあの言葉が叫びます。
「けっかはっぴょ~~~~~~~う!!!!!(結果発表)」
第三回Adventure Cupのグランプリに輝いたのは・・・・
ドキドキ・・・・・・
(え・・・俺・・・・?)
3番目に登場したNJSS事業本部 橋口拡和さんです!!!!!
松本さんに促され、スクリーン中央に進んだ橋口さんに星から表彰状と目録、花束が渡されます。
プレゼン時のステキなスーツから着替えていた橋口さん。
「受賞するのなら着替えなきゃよかった」と後悔を口にしつつも、「嬉しいです。僕のプレゼンが皆さんの心に届いたのなら良かったです」と、顔をほころばせます。
星は、「橋口くんはいま、うるるのこれからの成長をとても期待させることに取り組んでくれています。プレゼンも非常に伝わりやすく、気持ちが入りやすかったです」と、コメント。
そして、社員からは、「取り組みや成果も素晴らしいですが、商談前の準備の話も営業として勉強になりました」「お客様目線に立った施策を打っていることにハッとしました」「プレゼンの名手ですか、と思わせるほど素晴らしかったです」と、絶賛のコメントが寄せられました。
ここで受賞の喜びを渾身の一発ギャグに込めた橋口さん。会場からは失笑が漏れるなど、緊張感のあったプレゼンテーションとは打って変わって和やかな雰囲気が漂うなか、最後のプログラム、星による総括に進みます。
「回を重ねるにつれ、内容もプレゼンテーション技術も明らかにレベルが上がっていると感じています。18組のエントリーのなかからファイナリストを選ぶことは、非常に難しかったです。すべてのチャレンジを称えたいです。
うるるは、チャレンジすることを社風にしていきたいですし、チャレンジマインドを持った集団であり続けることを創業以来、大切にしています。「一歩踏み出す勇気」を持って乗り越えれば、「次は、こんなこともできるんじゃないか」「こんなことにもトライしてみよう」のように好奇心も高まってくると思います。それに、うるるには失敗したときには支えてくれて、うまくいったときにはハイタッチで喜びを分かち合える仲間がいます。
ですから、失敗を恐れないでください。小さなところからでいいんです。まずは一歩踏み出す。これを乗り越えると、もっともっといろんなチャレンジが生まれ、Adventure Cupの意義やうるるのカルチャーが、社内に浸透していくと思っています。
次回、この場所に立つのは自分なんだと思って、目の前の新たな取り組みに意識して取り組んでください」
松本さんの「次は皆さんの番です!」の力強い声が会場に響くなか、終わりを迎えた第三回Adventure Cup。
来年は全社員がエントリーするくらいのチャレンジが、うるるに根付いていることに期待を寄せつつ、私もいまここから新しいチャレンジを始めようと思います!
ファイナリストの皆さん、本当にお疲れ様でした!
以上、第三回Adventure Cup開催レポートをお送りしました。