ビジョン刷新の背景と当社戦略について

当社は新年度を迎えるにあたり、企業ビジョンを刷新いたしました。
今回はその背景とビジョン実現のための戦略についてブログを書きます。

 

ビジョン刷新の背景

うるるは日本が抱える労働力不足という社会問題を解決しようと2006年に第二創業(MBO)しました。

 

当時は「在宅ワークのスタンダード化」をビジョンに掲げ、外で働きたくても働けなかった子育て中のママたちをクラウドワーカー(在宅ワーカー)として働ける仕組みをつくることで、それがそのまま労働力となり、労働力不足の解決に寄与できないかと仮説立て、BPO事業とクラウドソーシング事業を立ち上げました。

 

また、クラウドワーカーを活用したSaaS事業であるCGS(Crowd Generated Service)事業という当社独自のビジネスモデルを考案し、「人のチカラで世界を便利に」というビジョンへとアップデートを行い、入札情報速報サービス「NJSS」、写真販売管理ツール「えんフォト」、受電代行サービス「fondesk」、エントリーオートメーションシステム「eas」などを生み出してきました。これらはサービスの裏側で大量の人力を活用、またはDX化することで今までにない付加価値を提供しています。

 

さらには出張撮影サービス「OurPhoto」を展開する、OurPhoto株式会社に、うるるグループにジョインいただくなど、世の中のDX化、すなわち生産性の向上に貢献してまいりました。

 

このような道を歩み、労働力不足問題と日々向き合い続ける中で、もっとうるるにできることは無いかと模索を続けてきました。そして行き着いた結論として、この社会問題を解決するために、事業領域をさらに広げ、戦略とともにビジョンをアップデートするに至りました。


新たなビジョンとステートメント

【ビジョン】

労働力不足を解決し 人と企業を豊かに

 

【ステートメント】

今、日本は「労働力不足」という大きな社会問題に直面しています。2040年までに約1600万人、約69兆円の労働力が失われるとされ、日々、問題は深刻化しています。

 

日本社会の成長において、無視することができないこの問題の解決に、私たちうるるは取り組んでいます。

 

新たな労働力を創出し、活用できるようにすること。ITやAIを活用し、DXを推進することで生産性を向上させていくこと。

 

また、既成概念にとらわれずユニークな発想で解決方法をどんどん考えて生み出していくこと。

 

私たちうるるは、日本が抱える深刻な社会問題を解決し、さらには、世界全体の社会問題と向き合ってまいります。

 

 

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労働力不足問題と市場規模

我々が立ち向かっている労働力不足問題をどう捉えているかについて解説いたします。

まず、推計として2040年までに生産年齢人口が今より1600万人減少すると言われており、恐らくこの推計が大きく狂うことはないでしょう。

 

この減少の主な要因は少子高齢化によるものです。そして、この1600万人という数字に日本の平均年収を掛け合わせると、凡そ2040年までに69兆円分の労働力が消失すると我々は試算しています。

 

一方、69兆円分の消失する労働力を代替・補完する事業が生まれる可能性があると考えられます。

 

そして、労働力が減少することが確実視されている中、この問題を解決するための手段は大きく二つ。

 

1つ目は現在労働力としてカウントされていない人々の有効活用、2つ目はITやAIの活用やDXの推進による生産性の向上。我々はこの2つの手段を事業を通じて世の中に提供していきます。

 

 

労働力不足を解決するためのうるるの強み

うるるの最大の強みはクラウドワーカーを活用したSaaS事業であるCGS事業を量産できる点にありますが、この量産を再現性を持って持続させることができている理由が二つあります。

 

一つ目は、創業時からの事業であるBPO事業を担っていること。当社のBPO事業では社内に多くの人的リソースを抱えず、国内外の数多くのパートナー企業と共に歩んできました。結果的に創業以来28,000件以上のデータ入力等の受託案件の実績を保有するとともに、大量の業務ディレクションノウハウが蓄積されることとなりました。

 

二つ目は、自社でクラウドソーシング事業である「シュフティ」を運営していること。シュフティには主にデータ入力や事務作業などといった単純作業が得意なクラウドワーカーが40万人以上登録をしています。

 

すなわち、①BPO事業にてクラウドワーカーなどを活用するためのノウハウを保有し、②クラウドソーシング事業にてクラウドワーカーの働くチカラを大量に保有している。これらを掛け合わせることで、NJSS、えんフォト、fondesk、easというCGS事業を多数生み出し、他社にはない独自の強みを構築することに成功しました。

 

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新たな労働力の創出/活用とDXによる生産性向上

今まではWeb上にネットワークされる人のチカラ(主にクラウドワーカー)とITを駆使して、当問題の解決に挑んできました。しかしこれからは労働力不足を解決するための市場全体を対象とした事業展開を行っていきます。

 

具体的には、子育て中のママを中心としたクラウドワーカー活用の領域を拡大し、高齢者・女性・外国人など多用な労働力の創出と活用をテーマとした事業展開を視野に入れ、これにより生産活動に従事できる人数そのものを増やして参ります。

 

また、既存CGSの強化と新規CGSの創出を継続しつつ、そもそも人のチカラを活用しない事業の展開も行うことで生産性向上に寄与していきたいと思っております。

 

さらなる展開として、様々な事業やサービスを展開していくことで、活用できるデータやノウハウが大量に蓄積されます。そのデータやノウハウがあれば、人でなければできない仕事・ITで効率化できる仕事・AIで自動化できる仕事を分けて認識できるようになります。

 

これらを総合活用してDXを推進することで生産性を向上させ、人が新たな付加価値を創出することにフォーカスできる社会を実現し、世の中に豊かさをもたらします。

 

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労働力不足解決のリーディングカンパニーへ

これからも、約70兆円規模の労働力が消滅するという深刻な社会問題と向き合い、これらを解決することで、「労働力不足解決のリーディングカンパニー」として邁進してまいります。

 

そして、日本で培った労働力不足解決のノウハウを世界にも展開し、世界の労働力不足問題へもアプローチをしかけていくことで、企業理念である「世界に期待され 応援される企業」へと進化を続けていきます。

 

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これらを実現するためには強固な組織と企業カルチャーが不可欠だと考えています。当社の組織やカルチャーに関する内容はこちらのブログを御覧ください。