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2023/06/02

5年後、10年後のうるるを守る。コーポレート部門MVPに聞く、会社の裏側!【うるフェス2023受賞者インタビュー】

2023年4月に開催された「ULURU Ayers Rock Festival 2023」では、12名の社員が一年の活躍が認められ表彰されました。

今回は「コーポレート部門年間MVP」を受賞した塚越直美さんのインタビューをご覧ください。

<「ULURU Ayers Rock Festival 2023」について詳しくはこちら>

ーコーポレート部門として、「守り」以外の取り組みも

2022年度コーポレート部門年間MVPを受賞したのは、経理財務部 経理課 課長の塚越直美さん。日々の経理業務だけにとどまらず、5年後・10年後先のうるるの成長を見据えた取り組みが高く評価されました。

<受賞理由>

限られたチームリソースの中、業務量が増え続け目の前の業務に忙殺され続ける状況にもかかわらず、長期的な視点で思考を巡らせ、各種施策の立案・情報収集・推進等を牽引し、獅子奮迅の活躍が今回の表彰理由となりました。

昨年度は分かりやすい象徴的な出来事がなかった中で、MVPを受賞できたということに意味があると語る塚越さん。コーポレート部門としてどのように仕事に向き合っているのでしょうか?お話を伺ってきました。

<塚越直美さんプロフィール>
2015年8月にうるるに入社。現在は経理財務部 経理課の課長として、決算業務や財務会計PMI(グループ会社の業績管理統合対応)、マネジメント業務などを担当。趣味は創作料理で、コンビニや外食でおいしいメニューと出会った時に、家で再現して作ってみたり、旅行先でそこでしか売っていない食材を買って調理したりするのが好き。座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。

大好きな仲間たちと

ーチームが育ったからこそ、先を見据えた施策に取り組めた

この度はMVPという素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます!

正直なところ、謙遜でもなんでもなく、今回MVPに選ばれることは全く予想していませんでした。
なぜかというと、先期は、例えばうるるとして初のM&Aに取り組むなど、その年の部門を象徴する成果の見えやすい仕事には関与していなかったためです。

だからと言って先期の仕事に手応えがなかったか、というと全くそんなことはありません。
先期は、経理課にとって重要性の高いプロジェクトのひとつであった請求書受領システムの導入プロジェクトの推進を、メンバーが中心となって推進してくれました。
これは、チームとして意義深い出来事だったと感じています。

私が課長に昇格して間もない頃、経理課は少数精鋭、かつキャリアの浅いメンバーが多く、個の力に頼らざるを得ない場面が少なからずありました。
M&Aや新規事業の創出を積極的に推進しているうるるの経理部門にとって、変化に耐えうる体力と機動力は必須要件です。
経理課を個の力に依存しない、「自走する組織」にする事は、ここ数年間で取り組んできたテーマのひとつでした。

足元の業務をメンバーに任せられる状態になった事で、私は「5年後・10年後のうるるの成長を見据えた種まき」のような、中長期視点の業務に取り組むことができるようになりました。
これが、先期私が感じていた2つ目の手ごたえです。

「種まき」のような仕事は、取り組んでいる当事者にとっての手応えがありますが、周りからは成果がなかなか見えづらいもの。
将来起こるであろう課題への対処は、その取り組みによって問題が発生しなくても、誰もその成果に気づく事はありません。

にもかかわらず、今回MVPの受賞理由としてこのような将来への先行投資を取り上げていただいたことは、意義深いと感じました。
うるるのようなこれからまだまだ成長していく会社において、会社の成長を支えるコーポレート部門が「種まき」を疎かにしない、させない雰囲気は、その後の展開を大きく左右すると考えるためです。
まだ日の目を見ない地道な取り組みでも、うるるの中で賞賛されるような仕事になりえることが、今回のMVP受賞を通して証明できた事は、とても嬉しいです。

一方で、本来私のようなコアはチームの黒子でありたいもので、壇上に自分が立つ事に、ふがいなさを感じているところはあります。
次は、コアラーであるメンバーの努力が周囲に認められ、MVP表彰式の壇上に立てるようにサポートしていきたいです。

ー常に一歩先の「うるるの未来」を見据えて仕事をしたい

経理は忙しい部署なので、どうしても足元の問題に目が向きがちです。
他の部署でも、忙しすぎて毎日の業務をこなすので精一杯、先を見据えることが難しい、ということがあるかもしれませんね。

たしかに、目の前の目標を着実に達成して続ければ、順調に成長はしていくかもしれません。ただ、中長期的には、その成長を支える受け皿を整えるための対処をしていかないと、いずれ崩壊してしまいます。
そうならないためにも、常に一歩先を見据えた判断をできるようになりたいと考えています。

また先期は、うるるのコーポレート部門としての横断的な課題を解決しようと試行錯誤した年でもありました。
今はまだ、顕在化している個別具体な課題に対して、関連部門と議論の機会を持つだけの小さなアクションですが、当期はまだ解決の糸口が見えない、漠然とした課題に対しても、コーポレート部門同士が、フラットにコミュニケーションを取りながら最適解を共有しあえるような機会を作っていきたいです。

「経理」という視界で仕事を考えると、毎月・毎年きちんと決算を締めるだけで充分なのかもしれません。


でもそれだと面白くない。


会社としての最適解がどこなのか、きちんと成長に応えられるだけの組織が構築されているのかを考えたいし、その方が仕事をしていて面白いと思います。
今回、MVPに選ばれたことを糧にして、これからもどんどん将来を見据えた「種まき」に取り組んでいきたいです。

また、より個人軸の目標を挙げるなら、経理パーソンとして、より戦略的に専門領域の知識・経験を突き詰めていきたいという思いを改めて強くしています。
専門職なので当たり前の課題と言われれば、それまでかもしれません。
ですが、ここ数年間、社内外の変化が加速化している状況下において、プレイヤーにもマネージャーにも転じられる対応力と、それを支える専門性の底上げは課題のひとつです。

同じ文脈で、経理部門におけるもう一人課長を育てることも目標の一つ。
今は経理部門の課長として、幅広に業務を行っていますが、社内外の変化のスピードを鑑みると、主計業務を管掌する課長と、会計・税務領域のビジネスプロセスマネジメント(BPM)を推進する課長が経理部門の両輪を支える状態が作れると、組織としてできる事の幅が広がるように見えています。

今回のMVPは、私個人のものではなく、組織として成長し、日々の業務にしっかり向き合ってくれたチームメンバー全員のMVPです。
これからもチーム一丸となって「種まき」を継続し、「これからのうるる」を支える仕事をしていきましょう。

本当にこの度は素敵な賞をありがとうございました!

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