「無知は罪」 社会保険労務士を目指す男が労務知識の大切さを社員に伝えたかった理由~2018年11月7日のうる水:中村優太編~
みなさん、こんにちは。うるるの小林です。
今回から、うる水のブログを「スピーカーへのインタビュー+LT内容」に変更してお伝えします。
※うる水(すい)は、”うるる”で”水曜日”に実施している社内勉強会(LT大会)です。社外の方の見学もOKなので、興味ある方は是非見学に来てくださいね^^
目次
今回のスピ―カー:総務人事部 中村優太
2018年11月7日のうる水でスピ―チを実施してくれた2名のうち、まずは総務人事部で活躍をしている中村を紹介します。
「無知は罪」。労務知識の重要さに気付いた前職時代
うるるに入社する前に2社経験をしてきた中村は、主に採用関係の仕事をしていました。
働いていた会社は有休や残業代がない会社。そして、それが当たり前だと思いこんで働いたそう。
採用担当として面接をする際にも、多くの求職者から「有休は何日付きますか?」とか「残業代は支払われますか?」という質問を受けた際に、「当社はありません」と答える日々。
そんな最中、ある求人会社から「労働基準法違反なので、早急に改善をしてください」と言われ、そのときにはじめて実際に労働基準法を調べ、自分の会社に多くの違反があることを知ったそうです。
また、その違反だらけの環境の中で自分たちが何も疑問を抱かずに働いていた事実に対し、「無知は罪である」と痛感したとのことです。
自分と同じ辛さを従業員に味わせたくない
有休もなく、残業代も出ない。それに疑問をていさず過ごしてきた自分自身の過去。
この原体験から、「こんな不条理なことをこれ以上多くの方に味わせたくない」という思いが込み上げ、まずは自分が労務の勉強をし、労務のプロとして良い会社を創っていきたいという思いが芽生えたと言います。
「社会保険労務士を目指す男が語る労務知識初級編」~2018年11月7日のうる水でのLT~
先述の背景もあり、「労務知識を皆に知ってもらいたい」という思いを込め、今回のLTは労務知識に関する内容を実施。
まずは、中村が労務の勉強を開始しようと思ったキッカケの体験談から。何とも目を覆いたくなるような内容ですが、このような会社があることは現実なんです。
労務担当など裏方の仕事は、なかなか社内でも日の目を見ることが少ないので、普段どのような仕事をしているのか知る機会は多くありません。
労務分野における中村の主な仕事はスライドに記載している5つ。すべてが専門知識の必要な仕事で、ミスが絶対に許されない仕事です。
社員数約100名、毎月のように新入社員が入社してくる当社のまさに根底を支えてくれる仕事です。
ケーススタディを用いて進めることで、参加者に自分事化してもらえるように工夫して進めるスタンスから、「真剣に伝えたい」という気持ちが感じられます。
ちなみにこのスライドの場合、A君とB君のどちらがお得になると思いますか?
私はA君だと思ったのですが、なんと、B君の方がお得になる可能性が高いとのこと(奥さんの雇用保険の関係で)。
労務の素人には当然分からない事ですし、人事部門が少しでも知識漏れしていたら、普通に損をしてしまうことになります。
「無知は罪」とはこういうことなんですね。
特にこの辺りの話は女性従業員にとっては知識として蓄えておきたい部分ですよね。
こんな感じで、いくつかのQ&Aを面白おかしい感じで出題をしてくれたおかげで、参加者からの「へぇ~~」も非常に多かったLTでした。
※以下、実施後アンケートより抜粋
知らないことって怖いなと思いましたが、「自分は労務の分野において知らない事が多い」ということに気付かされたので、とてもタメになりました!なにかあったら相談にうかがいます!!社会保険労務士、科目も多くてすごく大変かと思いますが、陰ながら応援してます!
過去の経験から得られた学びの話が含蓄深かったです。うるるでホワイト企業の労務の経験を積み、更に社会保険労務士の資格を取得したら、労務として最強ですね!ご活躍を期待してます。
前職の壮絶な状況とか初めて聞いたので、興味深かったです。そういった経験を逆に自分の強みに変えていて素晴らしいなって思いました。また話きかせてください!
次回のうる水ブログは、この日のもう一名のスピーカーであるNJSS事業部の古川(写真左)を紹介します。乞うご期待!