VISION
2024/10/25

労働力不足問題の真の課題に向き合う、<Think Critical Agenda>始めます。

こんにちは。うるるの代表取締役社長、星です。

こうしてオウンドメディアに自分の手でコンテンツを公開するのは、2022年以来ぶりです。

先日、自室で改めてうるるスピリットを振り返っていた時のことです。

本当にどれ一つとってもうるるには欠かせない価値観だなと、惚れ惚れしていたのですが、その中でも、

「当事者意識を持って、納得して働く」

この『当事者意識を持って』という姿勢。

ビジネス、プライベート問わず、様々なシーンで重要な姿勢だなと思います。

うるるが取り組む労働力不足問題に対しても当事者意識を持って働く、というのは非常に重要です。

また、ブランド戦略部が掲げている25期の戦略においても「労働力不足問題の自分事化」というミッションがあります。

私は、このうるるスピリットにある『当事者意識を持って』というのは、この戦略における『自分事化』と同義であると考えています。

しかしここでいくつかの疑問がわきます。

労働力不足問題はなぜ、他の社会問題と比較して自分事化されにくいのだろうか?

問題が深刻化してもなお、自分事化されないのはなぜか?

そもそも、『自分事化』することでこの問題解決にどのような影響を及ぼすのだろうか?

うるるはこれまでも独自のビジネスモデルの展開を通じて、生産性の向上のみならず、新しい労働力を創出・活用することで、この労働力不足問題の解決に取り組んできました。

https://www.uluru.biz/service

しかしながら、この日本の抱える深刻な問題にはうるるのみならず、官民の総力を結集し、解決に取り組む必要があります。

そのため、労働力不足問題を自分事化し、多くのビジネスパーソンや企業、そして国や自治体を巻き込んでいくことは、解決のプロセスにおいて必要不可欠です。

そう考えたときに、

<HOW(解決策)>の提供だけでなく、もっと取り組めることがあるんじゃないか、そう考えました。

なぜ自分事化が重要なのか?

そもそもなぜ自分事化が重要なのか

自分の中で整理をしてみました。

一言で言うと、”意識の底上げ”が重要なんだと思います。

③は現在進行形で起きている問題なんじゃないかなと思います。

近年のIT技術の革新によって、世の中には素晴らしいサービスが普及しているのになぜか導入されていない、なぜかアナログが続いてる、こんな経験や話を聞いたことはないでしょうか?

社会問題の中でも、労働力不足問題は特に捉えどころのない、抽象度の高い問題であると感じます。

「きっと国がなんとかしてくれる」「生産性向上ツールやAI技術の革新で、どうにかなるのではないか」

そんな気持ちがどこかしらにあるのではないかなと思います。

しかし、日本国民が労働力不足問題の本質をとらえられていないと、よりよい技術革新やサービスが誕生しても、宝の持ち腐れになってしまうのではないかと危惧します。

問題解決に向けたHOWの提供のみならず、日本国民の労働力不足問題に対する意識の底上げも並行して取り組む必要性はとても高いのです。

自分事化=問題の本質をより深く理解すること

ではどうしたら自分事化につなげることができるのでしょうか?

先ほども述べた通り、そもそも労働力不足問題は、問題の抽象度が高いのです。

抽象度が高いと人は自分事化しにくい傾向があるため、個人への具体的な影響を明示するとぐっと自分事化できると考えています。

けれども果たしてそれだけでいいのでしょうか。

労働力不足問題の深刻化により、

「レストランの価格向上や、サービスの質が低下するかもしれない」

「これまでは当たり前だった再配達も、追加料金が必要になるかもしれない」

こんなことを言われても、うるるが目指す『自分事化』につながるようには思えません。

ここでポイントなのは、問題の本質をより深く理解することです。

問題の本質を深く理解するためには、この問題に様々な角度から向き合う必要があります。

そして、うがった見方で、「果たして本当にそうなのか?」と考えることが重要です。

労働力不足問題の真の課題に向き合う

労働力不足問題は、社会問題として昨今ニュースでもその深刻さが報道されていますが、実は抽象度の高さから誰も真の問題、つまりクリティカル・アジェンダをとらえられていないんじゃないかと思います。

冒頭で述べた、

<HOW(解決策)>の提供だけでなく、もっと取り組めることがあるんじゃないか

この答えは、うるるが労働力不足問題に向き合い、問題の解像度を高め、『真の問題は果たして何なのか?』を発信し続けることもその一つなのではないかと思います。

これが、自分事化につながりひいては労働力不足問題の解決につながるのだと考えます。

そこで、

様々なテーマや角度から労働力不足問題に向きあうコンテンツ、<Think Critical Agenda>をはじめようと思います。

今後は、私だけでなく、うるるの役員メンバーにも<労働力不足問題におけるクリティカル・アジェンダは何か?>インタビューを行い、どんなことを課題として捉えているのか聞いてみたいと思います。

(いずれは管理職メンバーにもぜひ問いかけていきたいと考えています!)

答えは出ないかもしれないけれど、このコンテンツをきっかけに、労働力不足問題に一人でも多くの人の関心が集まり、それが伝播していったらこれまでにない面白い考えや変化が出てくるんじゃないかとワクワクしています。

今後もぜひお付き合いください。

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