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2024/06/11

AI技術をフル活用し、少数精鋭チームで進化を遂げる【2023年度「ベンチャースピリット賞」受賞者インタビュー】

2024年5月に開催した『ULURU Ayers Rock Festival Special Edition ~ 感謝祭~』では、事業部ごとの年間MVPに加え、私たちが「うるるスピリット」と呼ぶ行動指針にちなんだ五つの賞と、「社長賞」が選出されました。

うるるスピリットの一つ、「ベンチャースピリットを持ち、成長し続ける」をもっとも体現した社員に贈られる「ベンチャースピリット賞」を受賞したのは、fondesk事業部 プロダクト開発課 眞下卓也(ましも・たくや)さんです。

入社3年目にして大きなプロジェクトを任された眞下さん。本人曰く、「何も分からない状態からのスタート」でしたが、努力と工夫と試行錯誤を重ね、一つの結果を出しました。

ここではプロジェクトを振り返りながら、眞下さんの仕事へのこだわりと大切にしている姿勢、プロダクトへの思い、さらには「うるる愛」まで、つまびらかにしていきます。

▼眞下卓也プロフィール

2021年、新卒入社。fondesk事業部 プロダクト開発課所属。管理ツールの開発、サーバーメンテナンスをはじめ、fondeskの開発にかかわる一切の業務を担当。

趣味 登山、テニス、スキー、アニメ

特技 テニスのサーブ

座右の銘 継続は力なり

小学生のころ、図書室で何度も借りて読んだ、イチローの伝記にあった言葉です。当時、「あれほどの天才がここまで努力し続けている。自分がそれをしないで人に勝れるわけがない」と思っていました。転じていまは、より良い人間になるためには一つのことを継続する姿勢が大事だと考えています。

<受賞理由>

サービス開始から5年が経ったfondeskを再構築するプロジェクトをほぼ一人で担う眞下さん。最新テクノロジーを一つ一つ試し、何がベストか考え、コツコツと研究をしながら進めてきました。その孤独な取り組みを支えたのは最新のAI。眞下さんは、プログラミングから品質チェックまで、製品開発へのAI導入を最も積極的に推進したひとりです。未知の領域を恐れずに開拓する様はまさにベンチャースピリットと呼ぶに相応しいものでした。

大プロジェクトに一人で臨む

長らく担当してきたプロジェクトが「ベンチャースピリット賞」という形で評価されたことを嬉しく思っています。受賞理由に挙げられているとおり、このプロジェクトからコーディングにAI導入をしてみたことが大きな特徴です。これはプロンプトから生成されたコードをそのまま使うということではなく、それをベースにさらに品質の良いコードをAIに提案してもらうために、自分の考えを織り交ぜながら調査や修正を繰り返しつつ、進めてきました。

fondeskの根幹にかかわる重要な業務を、当時、新卒3年目の僕を信じて任せてもらえたことには大きなやりがいがありました。しかし、何も分からない状態から技術選定を行い、ゼロから構築していくプロセスは大変さをともないましたし、大きなプロジェクトならではのタスク管理、進捗管理の難しさにも直面しました。このように紆余曲折しながら、たくさんの反省と学びを得ることができましたが、1年近くもの時間をこのプロジェクトに割いていたので、自分が売上に貢献できてない現実を前に焦燥感を抱えてもいました。それでも愚直に頑張れたのは、「遅れてもいいからやりきろう」と言う上司の言葉、先輩やチームの皆さんの「眞下さんの業務は、fondeskにとっても必要なことだから時間がかかってもやりきってほしい」という励ましがあったからです。皆さんの期待を胸に、「絶対に結果を出そう」という気持ちで一つの形をつくれたことは、とても良い経験になりました。

fondeskの開発チームは運営方針に、①全員が全部やる、②仕様は自分たちが考える、③圧倒的なスピード――の三つを掲げていますが、そのなかでも僕は「全員が全部やる」と「圧倒的なスピード」の両立を常に意識しています。今回のプロジェクトでももちろん、これらを目指していたものの、上司も多忙を極めていることから、コードレビューが自分の欲しいタイミングでなかなかもらえず、結果として作業が滞ってしまう場面が見られました。この状態を解消し開発スピードを上げていくには、上司のチェック業務を効率良くする必要があると考えた僕は、ここでもAIツールを活用し、上司の負担軽減に取り組んだことは、意識したことの一つです。

fondeskの開発メンバーという立場が育んだ仕事観

fondeskは、通常ならプロジェクトマネジャーが行うユーザーヒアリングや他チームの聞き取りを開発担当者が行い、プロダクトに反映する形をとっています。そのため、ユーザーの近くで業務を行うメンバーとの良好なコミュニケーションは必須であり、圧倒的に話しかけやすい存在でいることを大切にしています。加えて、上司との進捗共有の徹底も欠かせないことの一つです。認識の齟齬(そご)は思わぬトラブルや見当違いの機能の開発につながりかねません。こうした事態が起こることのないよう共有は細かく、仮説や背景は分かりやすく、そのうえでどういうアクションを取るのかまできちんと伝えられるように努めています。

fondeskの成長をエンジニアとして支えていきたい

fondeskは成長を目指して直線的に進むフェーズを経て、新たなチャレンジに向かおうとしています。ここを抜ければ、さらなるプロダクトの成長、会社の成長につながるのでは、と期待が高まります。ゆくゆくは、うるるの稼ぎ頭であるNJSS(エヌジェス:入札情報速報サービス)に比肩する事業となるよう成長させていきたいですね。ユーザーに愛され、友人や家族に誇れるプロダクトをますます目指すとともに、自分もその成長を支えられるエンジニアになりたいです。

うるるで働くことを誇りに、周囲の期待に応え続ける

受賞後にひしひしと感じたのは、「うるるに入ってよかったな」ということでした。たくさんの人に「おめでとう」と言ってもらえたとき、よい人に囲まれ支えられながら仕事ができることを、めちゃくちゃ幸せだと感じました。

 振り返れば、うるるでは就活中に新規事業を提案する機会を2回用意してもらいましたが、毎回、伸輔さん(当社CCO小林伸輔)が真剣に聞いてくださって。当時、学生の話を聞くために取締役が出てくる会社とは出会わなかった分、うるるは人を大切にする会社であることを強く感じましたし、それが入社の決め手にもなりました。そして、入社4年目のいま思うのは、あのときの自分の判断は間違っていなかったということです。これからもうるるで働くことに誇りを持ちながら、みんなの期待に応え続けられるよう頑張っていきたいです。

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