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2023/11/02

すべての人に感謝しながら、挑戦×ワクワクで、組織の未来を切り拓いていく【シナプスアワード2023受賞者インタビュー】

2023年10月に開催された「ULURU Synapse Award 2023」では、4名の社員が「優秀なコア」として表彰されました。

今回は「シルバー・コア賞」を受賞した杉原和樹さんのインタビューをご覧ください。

<シナプスアワード2023について詳しくはこちら>

シルバー・コア賞を受賞した、おもいで事業 えんフォト事業部 セールス2課マネージャーの杉原 和樹(すぎはら・かずき)さんは、コアとしての確固たるイメージを持ち、その具現化に心を砕いてきた一人です。受賞後の心境、コアラーと対峙するなかでの葛藤や大切にしてきたこと、よりよい組織づくりへの思いなど、大いに語ってもらいました。

<受賞理由>
コアラーが辛いときには自身が現場に立って手本を示し、努力ポイントを明らかにすることで、コアラーの踏ん張りを促す献身的な姿勢。また、ダメなことはダメであると厳しく指摘しつつも、その行動の背景に耳を傾けることで、コアラーのモチベーションを管理。さらには、事業部全体が活気づく提案も実施。これらがうるるのコアとして模範的な姿を示しており、シルバー・コア賞に選ばれました。

<杉原和樹さんプロフィール>
2019年、キャリア入社。えんフォト事業部セールス課に配属。その後、NJSS事業部に異動し、インサイドセールス課長、セールス課長を歴任。2021年からは再びえんフォト事業部に所属。現在、セールス2課長として従事。前職では人材派遣会社にて営業職を経験。宮城県仙台市出身。
趣味:カラオケ、往年のアイドルのライブに行く
特技:桃鉄
座右の銘:コアラーの情熱にフタをしてはならない

渋いサウナの前で友人と

 

正解の無いマネジメントの世界 模索し続けた3年間

えんフォト事業部では、幼稚園・保育園向けの写真販売サービス『えんフォト』を手がけています。
私はセールス2課のマネージャーとして、姉妹サービスである『えんアルバム』の営業チーム、CS・納品チームのマネジメントに携わっています。
具体的には、営業メンバーの商談の同行や業務のフィードバック、ロールプレイングの対応等が挙げられます。ときに自らが商談を行うこともあります。
CSの業務にも既存のお客さまとの商談があるので、やはりメンバーに同行したり、自ら折衝したりしています。
このほか、受注したアルバムの制作にかかわる管理を行っています。

『シナプスアワード』が創設されて以来、毎年受賞を目指していたので、3年目の今年、シルバー・コア賞がとれたことは一番に嬉しいことです。
管理職として成果を出すのは当然のことですが、同時にうるるスピリットの浸透、カルチャーの浸透を問われるので、それが評価されたこともまた嬉しいポイントでした。
昇格時にうるるの管理職としてのスピリット浸透のイロハを事細かく指導されるわけではなく、業務プロセスも刻々と変化していきます。
いわゆる正解の無いなか、状況にあった組織運営ができているのかどうかは、コアラーや周りが私のマネジメントをどう受け止めているかによるしかありません。
ですから、今回、「優秀なコア」に推薦してもらえるくらいの実績は残せたのであれば、本当に良かったです。

コアになってからの3年間は、試行錯誤の連続でした。
1年目はコロナだったので、それまでのようにみんなで集まることができず、オンライン上で業務を行うことも非常に多くなっていました。
市場環境も大きく変化するなか成果を上げていくには厳しい指摘をせざるをえなく、うるるスピリットにある「会社はホーム、社員はファミリー」が崩壊するんのではないかと悩みました。
さらには、現場目線ではなく、高台から指示を出すようなマネジメントをしたことで、リモート勤務で自宅で一人で働いているコアラーのお客さま対応の大変さを共感できないことは、大きな反省点でした。

そんなこともあって2年目は現場での商談同席を心がけたのですが、思うような成果が出なくて。このときが一番苦しかったですね。

その後、3年目を迎えるにあたり、貴彦さん(取締役 渡邉貴彦)から、「自分がやっている姿をコアラーに見せることが重要だよ」と以前アドバイスを受けていたことを思い出し、まっさらな気持ちで1年をやり直そうと決意。
まずは自分がやってみせて、そのうえでコアラーが挑戦したことにアドバイスを返し、次に活かしてもらう、というやり方に変えました。
すると、これが功を奏し、成果がともなうようになりました。さらには成果を出して終わりではなく、その過程でコアラーが自分のなりたい姿に近づけるよう挑戦心の醸成や心理的安全性の担保など働きやすい環境づくりにも注力しました。
すると、崩壊するのではないかと悩んでいた「会社はホーム、社員はファミリー」は、成果を出そうと挑戦し続ける限り、会社が守ってくれるような感覚を持てるようにもなりました。
正攻法はほかにあったのかもしれませんが、方向性は間違っていなかった。そう手ごたえを感じられたことは大きかったです。

 

ワクワクを胸に、コアラーと一緒にそれぞれの目標を追いかける

こうした過程をたどるなか、私は四つのことを大切にしてきました。
一つ目は、上期下期のはじめに「半年後のなりたい姿」を掲げてもらい、コアラーと目標設定すること。

二つ目は、その目標を達成するためのステップを落とし込み、毎月の1on1で進捗を確認することです。
ただし、それぞれが目指す姿と課の目標が結びついていないことには、コアラーのためになりません。難易度は上がりますが、一人ひとりに寄り添いがら一緒に頑張ってきました。
その点、私に「シナプスアワードを受賞したい」という目標があったように、コアラー一人ひとりにも「大型案件を受注したい」「MVPをとりたい」のように目指すところがあったので、お互いに「この仕事で成果を出せば、もしかしたら……」のようなワクワク感を抱えながら挑戦できたことは良かったです。

三つ目は、話しやすい雰囲気をつくることです。
これは私が仕事だけをしていたら、コアラーは話しかけづらく、私とは仕事の話しかできずに終わってしまうと考えたことにあります。
仕事にはその人の人となりや性格が反映されて当然だし、むしろ、それを発揮できないチームは嫌だなと思っていたので、たとえば、月曜の朝礼時に土日をどのように過ごしたのか発表する時間をつくっていました。
すると、誰かの「デートをしていた」って話から、おすすめのお出かけスポットや旅行先のように話が膨らみ、自然とコアラーの好きなことや興味のあることを知る機会につながりました。
さらには、気持ち新たに今週を迎えているのか、それとも先週の出来事を引きずっているのか、のようなことまで分かるので、メンバーの状態を把握する場としても活用できました。

そして、四つ目は、注意しようか迷うことは徹底的に注意することです。
というのも、うるるの人ってみんな優しいんですよね。
でも、裏を返せば甘やかしになってしまうので、基本的なルールや社会人としてのマナーは事あるごとに言ってきました。
このときも、うるるスピリットに照らして説明することを心がけていました。

一方、組織に対しては、2年半振りにえんフォト事業部にカムバックしたこともあって、部を盛り上げようと考えていました。
とはいえ、私がしたのは楽しく仕事に向かう姿を見せて、「うるるで働くっておもしろい!」と再認識してもらうこと
その一環として、盛大な忘年会を開いたり、えんフォト事業部らしくイヤーブックをつくって、日々の業務を振り返られるようにしたりもしました。

なお、自分のコアに対しては、自分のやりたいことや思い、意見を即時に伝え、行動に移そうと心がけていました。
ときにコアの反対を受けることもありますが、リスクヘッジの方法や達成確度以上に「なぜやりたいのか」をしっかり伝えるようにしていたら「そこまで言うのなら」と実現につながることも多かったので、情熱は特に大切にしていました

 

どの部署、どの組織でも活躍できる人材を輩出したい

私のマネジメントは、社長の影響を大きく受けているように思います。
「ワクワクしながら仕事をする」というマインドもそうですが、座右の銘である「コアラーの情熱にフタをしてはならない」も、社員の成長意欲やモチベーションを高めたいと意図した社長の発言に感銘を受けたことにあります。

また、仕事の哲学として、著名なマーケターである森岡毅氏の言葉、「成果は一人ひとりの強みから生まれる」を心に刻んでいます。
ですから、コアラーとは日頃から色々な話をしますし、仕事ぶりも間近で観察して、「この人は何が得意かな、強みって何かな」と考え、強みと思ったところはひたすら伸ばすように努めています。
そのようにしてできあがったのがいまのセールス2課であり、獲得目標や売上を上期で達成できた源泉はそこにあると思っています。

シナプス組織を通じて成し遂げたいことは、どの事業部、どの会社でも活躍できる人材の輩出です。
新しいメンバー、新しい組織で仕事をすることは、新たな経験ができるだけでなく、それまでの経験を活かすことにもつながります。こうした取り組みが仕事の幅を生み、応用力を培っていくと考えます。
さらには、ライフスタイルの変化や新しい挑戦のため、うるるを離れてしまったとしても、次のフィールドで通用するスキルが身に付いていれば、活躍の場はますます広がるはず。そんな視点を持って人材を育てていきたいです。

改めて、コアラーには心からありがとうを伝えたいです。
簡単には達成できない高い目標をクリアしてくれたことを、本当に感謝しています。
また、今期『えんアルバム』の動画作成にご協力いただいたNJSS事業本部の山口さんをはじめ、部署の垣根を越えて協力してくださったみなさん、支えてくださった経営陣のみなさん、さらには自分のコアである、佐々木さん、偉嗣さん(執行役員 田中偉嗣)、ありがとうございます。
色々な方のおかげで手にできた賞です。

受賞時、社長から「コアラーに恵まれたね」と言われました。
そのとおり、私は昔から周りの人に恵まれてきました。
とりわけ性格が良いわけでも、何かに秀でているわけでもありませんが、気づけば周りに人がいて、困ったときには助けてもらいながら、ここまで来ました。
私自身、人が好きであり、誰かのためにコミットしたい思いが、たくさんの人の共感を生み、応援したいと思ってもらえる存在へと成長できたのだと思います。
この恵まれた環境に甘んじず、みなさんの期待にいっそう応えていきたいです。

おもいで事業から初の受賞となりましたが、次はゴールド・コアを部から輩出したいですね。
そのためにも、コアラーが自分のやりたいこと、叶えたいことを発信しながら、自分で考え挑戦している状態、ワクワクしながら取り組めている状態をつくり、さらなる良い組織を目指していきたいです。

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