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2020/09/03

【うるるメンバーストーリー】チャンスの場を、多くの人に届けていきたい

こんにちは!採用広報部の伊藤です。

早いものでもう9月ですね。

まだまだ暑い日が続きそうですが、栗、かぼちゃ、サンマ…と秋は美味しいものが目白押しですので、食欲の秋を楽しみたいと思います。

さて、うるるメンバーひとりひとりの想いを、

より多くの方に知っていただくための企画【うるるメンバーストーリー】

今回は「入札情報速報サービスNJSS(エヌジェス)」を手掛けるNJSS事業部の品質管理課で活躍する、樋口のストーリーをお届けします。

品質管理…?どんな仕事をしているんだろう?と、パッと想像のつかない方も多いと思います。

NJSSというサービスの根幹を支える重要なミッションを担う部門ですので、サービスの奥深さをより知っていただけると思います。ぜひ最後までご覧ください!

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-プロフィール

樋口 大(ひぐち まさる)

・2014年5月「ULURU BALI」に入社。

・4年半バリで過ごし、2019年1月に東京に戻りうるるに転籍。

・NJSS事業部 品質管理課所属。

・ボードゲームが好きで、バリに在住時はチェスで交流を図ることも。

・在宅勤務になってからは映画鑑賞にハマっている。

・ホラーが好きで、最近のオススメは「ストレンジャー・シングス」。

「失うものは無かった」-飛び込んだ海外

「ULURU BALI」が正社員としては1社目の会社になります。
1社目が海外というのは珍しいパターンだと自分でも思います(笑)。

新卒の就活は、将来何したいかというビジョンも持てず、リーマンショックの影響による就職難だったこともありますが、なかなか上手くいかなくて。家庭教師やネットカフェのアルバイトをして過ごしていました。

そこで再起を図ろうと、海外で働くことを考えました。当時は「新卒カードを失くしてしまったから、日本で就活は難しい」という考えも頭にあって。

今となっては、若いうちなんて沢山挑戦出来るし、新卒カードなんて全く関係ないことがわかるんですが、当時はそういう思い込みがあったんです。この点は、今同じような気持ちを抱えている若い人たちに伝えてあげたいなと思っていますね。

大学で東南アジア史の選考をしていたこともあって、東南アジアには親しみを感じていたし、当時インドネシアは日本人が売り手市場と言われていました。

「よし、せっかくなら海外で挑戦してみよう!」と考えていた時に、「ULURU BALI」の募集に出会ったんです。

当時、うるるは「ULURU BALI」という子会社をインドネシアのバリ島に設立しまして。(※現在はULURU BALIはすでに解散しています。)

オフショア開発や、現在の品質管理課の機能をバリで担うための、現地法人の立ち上げメンバーの募集でした。

日本で面接を受けて、すぐに入社を決めましたね。
失うものは何もないと思っていたので、自分を変えたいという思いが強かったのかもしれません。

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ULURU BALIに飛び込んだ当時の一枚

混沌とした生活で身につけた、「なんとかなる精神」

バリ現地では、メンバー4人からスタートし、常に少人数の規模感で業務をしていました。

業務内容としては現在の品質管理課と同様ですが、そもそも品質管理課はどんな仕事をしているのかというと、NJSSが提供する情報の精度向上を担っています。

NJSSとは、全国の官公庁や地方自治体が公示する入札案件情報を蓄積し、クライアントに提供しているサービスです。このデータベースとなる、入札案件の情報をクラウドワーカーさんに担って頂いており、クラウドワーカーさんが全国の官公庁や地方自治体のホームページを確認し、NJSSのデータベースに登録するという仕組みになっています。

品質管理課では、クラウドワーカーさんが収集してくれる情報の精度の向上ための仕組みを考えたり、クラウドワーカーさんの管理を行っています。

現在は新型コロナウイルスの影響もあり、在宅勤務となっていますが、クラウドワーカーさんとのやり取りは遠隔でもやりやすいので、海外拠点にマッチする業務だったと思っています。

品質管理としての業務ももちろん楽しかったのですが、バリではインフラ面を整える楽しさが特に印象に残っていますね。

現地法人の人数も少ないので、経理の面など把握しないといけないことも多いですし、何でも自分たちでやらないといけない環境でした。

社員寮を廃止しようと動いてみたり、就業規則を作ったり、自分たちで創り上げていく面白さはすごくありましたね。手探りで色々やっていく感覚というか。

引っ越しひとつとっても、日本みたいに賃貸仲介の会社に行って、合う物件を紹介してもらうような方法ではなく、良さそうなアパートを見つけたら、そのまま大家さんに家賃をネゴシエーションしたり。引っ越し業者もいないから、トラックのピックアップも自分でして、運賃はまたネゴシエーション。とにかくネゴります(笑)。

こうした海外の生活を経て、自分で動かないとどうにもならないし、やってみれば意外となんとかなるな、というマインドを身につけることが出来たと思っています。
なんとかなる…より「なんとかする」という感覚かもしれませんが。

楽しく働いていましたが、ULURU BALIを解体するということになり、そのタイミングで日本に戻ってくることになりました。バイクの新車も買ったばかりでしたし、海外で働き続けたい気持ちもあったので寂しかったですが、日本の会社で働けるということ自体は好意的に捉えていましたね。それこそ、就活時に諦めたことに挑戦出来ると思ったので。

買ったばかりのバイクは結局ネゴって売りました(笑)。

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バリでの仕事風景

手探りで挑戦し続ける

日本に戻ってきてからは、引き続きNJSSの品質管理の業務を担っています。

バリにいた当時は、全て自分の手で整えていかないといけない日々だったので、大変な分、刺激的でもあったなと感じていますが、日本では何でも手に入る便利さや、ご飯が美味しいというところは素晴らしいですが、少し寂しさは感じていますね。

ただ、今は落ち着いて仕事が出来るなという風にも捉えています。

品質管理課の業務としては、前述の通りNJSSの情報の精度向上を担っていますが、具体的には作業をして頂くクラウドワーカーさんの採用や、担当の割り振りなどを行っています。

7000を超える機関の情報収集を手動で行うため、担当の割り振りに留まらず、検品も実施していますし、人の手でやることなので、ミスや漏れがどうしたら起こらないか、と仕組みを考えて実行していっています。

仕組みの1つとしては、チェック自体をクラウドワーカーさんに担って頂くようにしていたり、目検でのチェックにも限界があるため、システム導入の検討をしたりもしています。

僕はその中でも、特にシステムに関わる部分を担当しています。NJSSではクラウドワーカーさんの人力収集に留まらず、情報の自動収集も行っているため、エンジニアチームとタッグを組んで自動収集に向けた整備を進めていますね。
そのため、エンジニアではないものの、SQLというデータベース言語も扱えるようになりました。ネットカフェでアルバイトをしていた時代からPCをいじるのは好きだったので、昔の経験がこんな風に活きてくるんだなという風にも感じています。

情報の収集方法や検品方法もまだまだ改善の余地があると思いますし、改善施策なども手探りに色々やらせてもらえていて、こうした挑戦を続けていけるのは非常に面白いと感じていますね。

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NJSS事業部メンバーと

ビジョンの最前線にて-

日々仕事をしていて、クラウドワーカーさんとはチャットを中心にやり取りをしているのですが、クラウドワーカーさんにとっては収入を得る大事な機会でもあるため、ご家庭の事情などの、身の上話をご相談頂くことも少なくありません。

それぞれのクラウドワーカーさんに人生があり、クラウドワーカーさんの人生に濃く触れられることはやりがいの1つでもありますね。だからこそ、一人ひとり丁寧に寄り添って行けたらなと感じています。

うるるでは「人のチカラで世界を便利に」というビジョンを掲げていますが、クラウドワーカーさんと直接やり取りするポジションなので、僕たちの仕事はこのビジョンの最前線にいると思っています。

NJSSをはじめとしたうるるのCGS(Crowd Generated Service)というビジネスモデルは、IT技術と人のチカラを掛け合わせたものです。

IT技術だけでは情報収集がまかなえないし、人力だけではミスや漏れも起こってしまう。これらをどうバランス良く、かつ情報の精度を保っていくかが重要ですので、IT技術と人のチカラを最大限活かす仕組みを作っていきたいと考えています。

そして今後は、NJSSのようなサービスをもっともっと創っていきたいと考えています。

僕自身、うるるに救われた部分があると思っているんですよ。キャリアやスキルもなく、将来に迷っていた頃に飛び込んで、様々なことに挑戦させてもらえたし、仕事の中でスキルを身に着けていくことも出来た

きっと、クラウドワーカーさんや、今将来に迷っている人、働きたくても何らかの事情により制限がかかってしまっている人たちは、同じような悩みを抱えているんじゃないかなと思うんですよね。

そうした人達に挑戦を出来る機会を与えていけるシステムを作りたいなと考えています。

昨今のコロナ禍の中、パートにも出づらい状況の方も多くいると思いますし、在宅で出来て、かつ単発ではない仕事を続けていけることは、クラウドワーカーさんにも評価頂けていると感じています。実際に「収入を得る機会があって助かった」というお声を頂くこともありますし、確実にニーズがあるな、と。

こうしたニーズに応えられるよう、クラウドワーカーさんが頑張った分しっかり収入が上がっていくような仕組みやサービスを創っていきたいですね。

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NJSS事業部の決起会にて

「チャンス」を還元する

うるるスピリットでは、「ベンチャースピリットを持ち、成長し続ける」が一番好きですね。僕がうるるに救われたと感じているように、チャンスがない人にもチャンスを与えてくれる会社だと思っています。そのチャンスを掴み取り、手探りでも自分がどれだけ挑戦していけるか、というのがベンチャースピリットなのかなという風に考えています。

僕が就活時に悩んでいたことも、「無理だ」と諦めようとしたことも、実際やってみるとたいしたことなかったりするんですよね。リスクヘッジも大事ですが、まずはやってみる精神が大事なのかな、と。

「自分には何もない」と思っていたけど、バリに飛び込んで、様々なことに挑戦してきたから、今がある。

「チャンス」は、うるるの社員はもちろんですが、クラウドワーカーさんにとってもチャンスだと思っています。自分が救われた分、クラウドワーカーさんに還元してそのチャンスを届けていきたいですね。

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<編集後記>

終始、クラウドワーカーさんへの想いに溢れていた樋口。

インタビューしながら「チャンスを与えてもらった」と話す彼に対し、
「与えてもらったのではなく自分で掴み取ったのでは?」と感じてもいましたが、
「自分でやった」ではなく「周囲のおかげ」と捉えられる思考は素敵だなあと感じていました。

過去を振り返りながら、自分のようにチャンスを還元させていきたいという樋口の想いが、クラウドワーカーさんに届くよう今後も活躍に期待です!

【うるるメンバーストーリー】、まだまだ続きます。

次回をお楽しみに…♪

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