強いブランドを構築し、経営戦略の実現を目指す【うるるメンバーストーリー】
みなさん、こんにちは。うるる取締役の小林です。
うるるのメンバーひとりひとりの「想い」を、より多くの方に知っていただくための企画【うるるメンバーストーリー】、今回は私・小林が、採用広報部広報担当の山口を取材しました。
山口の仕事に対する深い哲学が存分に詰まった内容になっていますので、是非ご覧ください。
-プロフィール
山口奈緒子(やまぐち なおこ)
2020年11月入社
採用広報部 広報担当
岩手出身(海がキレイなところです)
特技:囲碁五段
趣味いろいろ
・絵を描くこと
・映画(洋画中心)
・漫画
・登山
・フルマラソン完走経験あり
・食べること(お酒も好きです)
目次
無力さを知り、一般企業への就職を選択した学生時代
学生時代は社会福祉学部に所属していました。社会福祉を学ぶ中で、精神科病院や生活支援センター、社会福祉協議会などで現場実習を行っていたのですが、ある話をソーシャルワーカーの方から伺いました。
それは、10年以上入院されている方の話でした。症状は落ち着いており退院はできるものの、社会での居場所がないので結局また病院に戻ってきてしまう、と。つまり、こういった方々の受け皿が現在の社会構造の中には不十分だと知り、自分の無力さを感じました。
元々新卒でそういった病院や福祉事業所で働こうと思っていたのですが、何も社会を経験していない自分が人生の先輩方を支援できるのだろうか…、結局何もサポートができないのではと感じました。そこで大学の教授に相談をしたところ、「一度一般企業を経験してから、また福祉の業界に戻ってきても良いのでは?」とおっしゃっていただき、一般企業への就職活動を実施しました。
私は元々服が好きだったということもあり、都内にある50名くらいのアパレルベンチャー企業に就職しました。配属は経営企画室で、卸のECサイトの立ち上げや運用、また新卒採用のアシスタントなど、いわゆる”何でも屋”としてさまざまな経験をさせてもらいました。
経験を経て戻ってきた、社会課題解決のフィールド
そこから2年弱経ち、前職である株式会社LITALICO(当時はウイングルという社名でした)と出会いました。この会社は、私が学生時代に感じていた社会課題をビジネスで解決することをビジョンとしていました。公的機関や福祉事業所ではまだまだやりきれていなかった課題解決にまっすぐ向き合う姿に感銘を受け、転職をいたしました。
LITALICOでは、営業、採用担当、広報、社内初のWEBメディアの立ち上げ・運用、新規事業へのアサインなど、本当にさまざまな経験をし、気づけば12年弱LITALICOにお世話になることになります。すごく幅広い経験ができましたし、元々共感していた「社会課題をビジネスで解決する」というスタンスや理念・ビジョンもすごく大好きで、周りの社員も本当に良い人ばかりで、居心地が良い会社でした。
しかし、12年働き(干支一周ってすごいですよね・・笑)、改めて自分の今後のキャリアを考えたときに、居心地が良いからと言ってそのままにするのではなく、自分が本当にやりたいことは何なのか、もっとチャレンジできることがあるのではないかと思い、転職活動をすることになりました。
知れば知るほど良い会社だと思った「うるる」という会社
転職活動自体が12年ぶりですので、まずは自身の経験を全て棚卸ししました。自分にはどういう強みや課題があるのか?何をやっていきたいのか?を、とことん深掘りました。
また、会社選びの軸も整理をしました。行き着いた結果は、ビジョナリーであること、そして社会課題に挑戦し、それをホンキで目指している会社が良いと思いました。そういった会社がきっと自分と価値観が合う会社なんだろうなと。
その軸をベースにさまざまな企業と出会う中の一社が、うるるという会社でした。うるるの説明を採用担当の方から聞いたとき、自身の企業選びの軸にかなりマッチしていると感じました。
その後もうるるのブログを読んだり、面接や面談を通じていく中で、知れば知るほど素直に良い会社だなって思えたんですよね。どこをどう見ても違和感がなかったと言いますか。この出会いは間違いないと感じました。
うるるの選考ってすごいなと感じたので、その話も少しさせてください。
うるるの選考では、一次面接の前に、一人ひとりに採用担当の方が会社説明をしてくれました。内容も機械的なものではなく、ものすごく丁寧なコミュニケーションを私と取ってくれたんですよね。
その後もカジュアル面談などを組んでいただいたおかげで、ステップを踏んで徐々に情報を得ることができました。きちんと選考者のことを考えてコミュニケーションを取ってくれる会社なんだと思いました。
また、今回の転職活動では、実は広報職で受けたのはうるるだけなんです。うるるが今回募集していた広報のミッションは社外広報として社会とコミュニケーション取っていくことに加え、社員とコミュニケーションを取る社内広報やカルチャー醸成など、社内外両方をやれるとに魅力を感じました。
私が今までやってきたことや、これからやっていきたいこと全てが合致すると感じ、入社を決めました。
等身大のうるるを多くの方に届けることが自身のミッション
うるるに入社して1ヶ月が経ちました。入社してからたくさんの社員の方とコミュニケーションを取らせてもらいましたが、そこで感じたのは、うるるの社員がうるるのことを心から信頼しているということです。
話を聞くと「こんなに良い会社、ほかにないよね」って普通に言う社員もいるし、一人ひとりがうるるに対して当事者意識を持っているのはカルチャーが浸透しているからこそなんだなと思いました。
仕事においては、ゼロベースで学びながら実践していきたいと思っています。うるるとしても広報専任社員を配置するのが初めてなので、これから仕組みをつくったり、過去の情報を整理したり、事業部の方とコミュニケーションを取りながら戦略を立てたりしています。
たくさんやれることがあってワクワクしていますし、何より自分も学び続けることが大事であると感じています。
うるるは、一つひとつの事業や、一人ひとりの社員のストーリーで成り立っている会社なんですよね。なので、それを知れば知るほど、どんどんうるるの解像度が上がっていくし、深みがどんどん増していくんです。
うるるのストーリーや内に秘めているパワー、等身大のうるるをいろんな形で世の中に発信し、多くのステークホルダーのみなさんに届けたいと思っています。そしてこれこそが、広報である私のミッションなんだなと確信しています。
多様な選択肢と自己決定溢れる社会をつくりたい
「人のチカラで世界を便利に」といううるるのビジョンは、深刻な社会課題である労働力不足を解消するというものですが、うるるがこれまでつくってきた事業そのものがビジョンにまっすぐにつながっていると感じます。
何かしらの事情や状況で在宅でしか仕事をできない人に対し働く機会や仕事を提供し、お金を稼いでもらい、自己実現につなげてもらう。これは、私がここまでの人生で深く関わってきた障害福祉という分野で感じ取り組んできたことと重なる部分も多いんですよね。
みんなが多様な選択肢を持ち、そこから自己決定できる、そういう社会になっていくと良いなと思っています。
理念やビジョン達成に欠かすことができない「うるるスピリット」
理念やビジョンを達成するために、社員一人ひとりがどうそこに向かっていくかの指標や価値観はすごく大事だと思っています。
うるるではその指標や価値観を「うるるスピリット」と呼んでいますが、私もうるるスピリットの体現者になることは当然であり、それを社員一人ひとりがどう解釈するか、どうアクションに落としていくか、そういったことをしっかり考えていきたいと思います。
うるるスピリットの中では「うそをつかない、悪いことをしない」が、私の中にすっと落ちてきました。理念やビジョン達成のためにも、事業の健全性や社員一人ひとりの心の在り方がすごく大事だと思っていまして。
このスピリットは社員一人ひとりの自律性を促すものだなと思います。
ブランドが人をつくり、人がブランドをつくる
最後に、経営と広報は表裏一体だとよく言われていますが、広報の仕事をまさにそう捉えています。
経営戦略と事業戦略と広報戦略を重ね、それを世の中に発信していく。
その発信された情報を社員が受け取って、社員自身がそれを発信していく。
ブランドが人をつくり、人がブランドをつくっていくような循環を生み出したいと思っています。
広報という仕事を通じて、社会にうるるの情報を届けるだけではなく、素晴らしい会社をつくっていくために、社員向けのコミュニケーションも積極的に実施していこうと思っています。
編集後記
今回の取材を通じ、山口がずっと抱き続けている信念に触れることができました。それは「より良い社会をつくり続けていくこと」、この一点にあります。
社会課題の解決はハードルが高く、そのハードルを乗り越えるためには、個人のスキルを磨くこともそうですが、より多くの方を巻き込んでいくことが必要となります。広報という仕事の醍醐味は、多くの方を巻き込み、世の中にムーブメントを起こすことができることだと私は捉えているので、社会課題解決を目指す山口には天職なんだろうなと感じています。これから山口がうるるというステージを通じて、自己実現を続けられることを、心より願っています。
そして、実は、山口は私の直属の部下なのです。うるるが広報に着手し数年が経ちましたが、悲願の広報専属の社員なのです。ここからは山口がうるる広報の歴史をつくります。そして数年後、うるるの強いブランドが山口の手によって確立されていることを夢見て、今回のブログの締めとさせていただきます。