データを活用し、プロダクトの価値を最大化させる【うるるメンバーストーリー】
皆さん、こんにちは!
採用広報部の伊藤です。
年末年始休暇を終え、あっという間に1月の下旬に差し掛かっていますが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私の所属する採用広報部では毎朝オンラインで朝礼を行っているのですが、厚着に厚着を重ねたメンバーから半袖のメンバーもいたりと、在宅勤務の様子がそれぞれ異なるのは見ていて面白いなあ…と感じる今日この頃です。
さて、うるるメンバーひとりひとりの「想い」をより多くの方に届ける企画「うるるメンバーストーリー」、今回はえんフォト事業部にてプロダクトオーナーとして活躍する岩﨑を、わたくし伊藤が取材いたしました!
プロダクトオーナーの具体的な業務イメージを持ちづらい方も多いのではないかと思います。岩﨑のプロダクトにかける想いが存分に詰まっておりますので、是非ご覧ください!
-プロフィール
岩﨑 孝博(いわざき たかひろ)
2019年10月入社
えんフォト事業部開発課所属
プロダクトオーナーとして勤務
・大学時代~社会人まで演劇に打ち込む
(演出から衣装からすべて自分たちで創り上げる面白さを実感!)
・昨年から同棲をしており、現在は自炊にハマっている
・つい先日はメンチカツがなかなかの上出来に…!
目次
数多くの体験をした20代
大学を卒業後、新卒で機械メーカーへ就職し、工場やプラントに対し集塵や送風機といった設備の営業を経験しました。
工場地帯に車でポンと降ろされ、猛暑でも工場地帯をグルグル回りまくったりと、なかなかハードな面もありましたが(笑)、飛び込み営業をしたり、社長様や工場長様とお話出来たりと、社会人としての基礎を高める良い経験を積むことが出来たと感じています。
もともと就活の際は強く志望していた業界や職種もなかったため、改めて自分は何がしたいんだっけ?と考え、学生時代からの夢であった海外への挑戦として、ワーキングホリデーでオーストラリアに行くことにしました。
オーストラリアでは、バックパックでオーストラリア縦断をしたことが特に印象深いです。節約をするためにドミトリーを活用していたのですが、国籍も、旅の目的も異なる人々と共同生活をするのは大変でしたが非常に面白かったですね。今でも当時の人達とはFacebookで繋がったりして、近況を見ると懐かしくも思います。
帰国後は演劇をやっていた経験から何か演劇に関連するサービスに携わりたいと思い、動画配信サイトを運営する会社に入社しまして、映画配給会社の特集ページのディレクションや、ECサイト運営としてサイトに訪れるお客様の分析・分析内容をもとにした改善を主に行っておりました。
最初は数字の見方もわからない状態ではあったものの、クライアントやユーザーのニーズを汲み取ることや、ボトルネックに対し仮説を立てて、検証するためにはどういったデータが必要なのか…とデータをもとした改善への思考やノウハウを学ぶことが出来ました。今の仕事の土台はこの時の経験から繋がってきていますね。
ふたたび出会った”ULURU”
30歳を迎えるという区切りもあり、より社会貢献性の高いサービスに挑戦してみたい。より人々の生活の役に立つものや、人々が喜ぶものに携わっていきたいーー。という考えが強くなり、転職を決意しました。
うるるは、オーストラリア滞在の経験から、まず社名に目を惹かれましたね。
(うるるの社名は、オーストラリアのエアーズロックに由来しています。エアーズロックを現地の言葉で”ULURU”と呼びます。※社名に掲げた理由はこちらから)
実はオーストラリア滞在時代にエアーズロック(ULURU)を見に行ったんです。晴天が多い地域ではあるものの私が訪れたときは珍しく天気が悪かった日だったのですが、雷越しのULURUは非常に神秘的な光景だったことが今でも印象に残っています。
エアーズロックの写真がコーポレートサイトに出ているし、うるるスピリットという行動指針を目にしまして。社訓を大々的に打ち出している会社は珍しいなと感じ、非常に興味深かったですね。
実際に選考に進む中で、そのスピリットを体感することが出来たことが入社の決め手になりました。
質問したことに対し時間をとって細かく説明をしてくれたり、不安な部分や課題感も包み隠さずにオープンで、受け入れてくれる姿勢が強いな、と。
目標やKPIも細かく教えてくれて、こういったオープンさが社員の当事者意識に繋がっていくのかなと感じ、ここだ!と思えたんですよね。この企業で自分自身もファミリーになってより成長していきたいなと感じることができました。
プロダクトの価値を最大化させる
現在は、幼稚園・保育園に導入頂いている写真販売システム「えんフォト」のプロダクトオーナーとして、開発のディレクションからマーケティング施策といった、プロダクトの価値を最大化させるミッションを担っています。
まず、開発面については、プロダクトの課題を改善するにあたり、優先度の設計やリソースの配分と最適化などを行っています。開発工数の見積もりやサービスの基本設計を、デザイナーや開発メンバーと連携をしながら開発の進捗をコントロールをしていっています。
会社が掲げている中期経営計画をもとに、えんフォトという事業でいかにKPIを伸ばしていくかといった観点で、ユーザーのニーズを吸い上げ優先度や実現可能性を加味しながら、改善点や新機能追加の検討をアイディアベースから設計まで落とし込んでいくイメージですね。
マーケティング面については、主にWeb広告の配信を担っています。
代理店と連携をしながら、予算配分からターゲット設定、訴求内容などを検討しながら調整を進めていっています。
保育園・幼稚園業界のインターネットリテラシーも昨今上がってきているなか、えんフォトにおいてWebマーケティングの方針や戦略を確立していくことが課題でもありました。
その課題に着手し、費用対効果をしっかり生めるよう様々なトライを重ねた結果、CPA(Cost Per Action ※顧客獲得単価)が改善されたりと、数字としても成果を残せたとともに、欲しい人にしっかり届けていけている状態を作ることに徐々に近づけているのではないかと感じています。
声なき声に応えていきたい
昨年末に、予約公開機能をリリースしたのですが、利用してくださったユーザーが多く、フィードバックをいただけるのはやりがいの一つですね。
いかに先生方の手間を解消できるかという課題はつきないですが、クリアにしていく過程は非常に楽しいです。直近では、顔認証機能の改善や、顔検索機能をリリースしたのですが、これらのフィードバックも今から非常に楽しみですね。
フィードバックがやりがいに繋がる一方で、改善要望などについては「言えない」という人も多いんです。どんなサービスであったとしても、100人ユーザーがいるとしたら、おそらく70人くらいは声をあげずに何らかの思いを抱えていると思います。
こうした”声なき声”をしっかり吸い上げていき、サービスに反映させていきたいと考えています。「言えない」と感じている人の直接的な意見は目に見えないかもしれませんが、データからわかることもあるんですよね。顕在化していないものを視覚化させていくことが今求められていると思っています。
また、開発やマーケティングという各領域が異なるようで密接に関わっているからこそ、事業の成否でもある数字に関する部分をより明確化させていくことが、プロダクトオーナーとしての僕の目下の課題ですね。
例えば何かを改善したくて開発をしたとしても、効果測定がまだ形式的に実施しきれていない部分もあったりします。何と何が繋がっていて、どの数字にどう影響していくのか…という複雑に絡み合う要素を分解しつつ、繋げあわせて考えていくことで、明確な道筋を示せるようにしていきたいなと考えています。
世界中のファミリーに幸せな思い出を届けるために
今後は、データを活用することでお客様により良い機能や価値を届けるような基盤を創っていきたいと考えています。
昨今、コロナ禍ということもあり、直接的ではないつながりがより求められていると思います。
同じ社内でも直接会って仕事をする機会はかなり減りましたが、企業に所属して働く / オフィスに出社して働くという従来の働き方から変わってきている世の中を目の当たりにしています。うるるは創業当初から在宅ワークという働き方を世の中に浸透させるべく事業を運営してきているので、時代のニーズにも非常に合っていると感じていますね。ニーズに合うということは、まさに社会に求められていることでもあるので、社会的意義の大きさを感じます。
そしてえんフォトも、「世界中のファミリーにもっと幸せな思い出を届けよう」というビジョンを掲げているのですが、こういった時代だからこそ、イベントなどが出来なくても、当たり前にある日常を大事にする価値観になってきていると思うんですよね。
こうした価値観に沿って、当たり前の日常を思い出という観点から届けていけるサービスにしていきたいですね。
想像し、先回りする”おもてなし”
うるるの行動指針「うるるスピリット」の中で、「期待を超える”おもてなし”」という言葉がとても気に入っています。
相手が気が付いていないことだったとしても、それを汲み取り、気持ちに寄り添った機能改善をしていきたいですね。
お客様だけではなく社内のメンバーに対しても同様です。
営業やカスタマーサポートのメンバーの作業効率を上げていくことにも繋がるので、メンバーに期待していた以上だと感じてもらえたら、僕のやりがいにも重なってきます。
うるるに入る前からの自分自身のスタンスでもありますが、相手が気が付いていないことを先回りしていくには、「自分ごと」として捉えることが大事だと思います。これまで僕は保育関連の業務経験は無いですし、親として我が子を育てるという経験もないですが、相手の立場にたって想像するようにしています。
先生方はどんな業務に困っているんだろう?保護者の方の一日ってどんな流れなんだろう?朝早くからご自身の身支度と家族の支度をして、保育園へ送り、仕事に行き…と、具体的な想像を膨らませることで、「こんなシーンでいっぱいいっぱいになってしまっているのではないか?」と気が付くことが出来るんですよね。
こんな風に、想像を膨らませることで当人たちが気が付いていないところまで汲み取ってサービスに反映させていくことがおもてなしでもあり、これからも意識し続けていきたいですね。
・・・・・・・・・・・・・・・
編集後記
”声なき声”、相手の立場に立って想像するという岩﨑の考えが特に印象的なインタビューでした。
職種問わず、全てのビジネスに共通することでもあり、対象がお客様であっても社内であっても、ここを無視して仕事をしてしまうと信頼を得ることは難しくなるのだろうと、インタビュアーのわたくし伊藤も新たな気付きを得ることが出来ました。
俯瞰的な視野を持ちながら多くのミッションを担っていくのは大変なことでもある中での岩﨑の力強い考えを聞いて、これからのえんフォトの成長がますます楽しみになりました!
さて、うるるメンバーストーリーはまだまだ続きます!
次回もお楽しみに…♪