うるるの組織カルチャーと人事戦略について
当社は新年度を迎えるにあたり、企業ビジョンを刷新いたしました。
今回は、当社がビジョンを実現するために、どのようなカルチャー・組織戦略をとっているかについてブログを書きます。
目次
価値観を大切にし、変化に対応しながら成長を続けられる組織
労働力不足という大きな社会問題を解決し、労働力不足解決のリーディングカンパニーとなるためには、「価値観を大切にし、変化に対応しながら成長を続けられる組織」でなければならないと思っています。昨今の新型コロナウイルスによる働き方の変化、VUCAの時代と言われる世の中では顧客ニーズや市場環境もどんどん変化を続けます。
故に、うるるとしての価値観は大切にしつつも、同じやり方で成長を続けるのではなく、市況の変化をいち早く捉えながらそれに適した変化を社員一人一人、そして会社全体としても、成長を続けていかなければなりません。
そういった組織を実現するための二大方針として「強固な企業カルチャーの醸成」と「人材成長定着企業への取り組み」を当社は掲げています。
強固な企業カルチャーの醸成について
まず、当社におけるカルチャーが浸透している状態とは、「理念、ビジョンの実現へと組織全体が向かっており、当社が重要視している価値観である”うるるスピリット”が体現されている状態」を指します。
▼うるるスピリット
うそをつかない、悪いことをしない
会社はホーム、社員はファミリー
相手の期待を超える「おもてなし」
当事者意識を持って、納得して働く
ベンチャースピリットを持ち、成長し続ける
そもそもなぜカルチャーが大事か?
カルチャーが浸透していない組織は軸が無い組織と同義と捉えています。
当社は「会社はホーム 社員はファミリー」とうるるスピリットで表現していますので、こういった価値観の社員しか採用しないと決めています。
例えば、会社の中にファミリー感を大切にしている社員と、ファミリー感なんてどうでも良いという社員が混じっている時には、どれだけ秀逸な戦略を掲げたとしても、その戦略が上手く推進しません。
実は当社は過去にこういったホロ苦い経験をしており、この教訓を活かすためにカルチャー浸透を最重要視しています。
うるるスピリットがこの5つである理由
これは創業者である私や経営陣の経営哲学がベースになっています。
例えば「社員はファミリー」について。当社が掲げているビジョンを実現するためには、ファミリーなカルチャーでそれを実現できるかもしれないし、もしかするとファミリーじゃないカルチャーでもビジョンを実現できるかもしれません。
しかし、私たちが創業し経営しているうるるという会社はファミリーであることに意味があり、ファミリーじゃない状態でビジョンを実現したいとは思いません。
もちろんファミリーであったとしても、ビジョンを実現できないと意味がありません。
つまりうるるにとっては、ビジョンも大事ですし、カルチャーも大事であり、我々は両取りを追求いたします。
カルチャーを醸成するために実施していること
カルチャーを醸成し続けることで、どれだけ会社の規模が大きくなったとしても、一人ひとりの社員が自分自身の言葉で会社の事を語れる状態をつくっていくことを目指します。
そのために当社では様々な取り組みを実施しています。
まず、組織が大きくなり、拠点数も増え、さらにはM&Aなどで新たなチームが増えてくると、私一人の力では組織全体にカルチャーを浸透させ、戦略を落とし込むことが困難になっていきます。
そこで私たちは「シナプス組織」という組織論を提唱しました。この仕組みを持って、組織が拡大を続けても再現性を持ってこのカルチャーと戦略が浸透する仕組みを作りました。シナプス組織論についてはコチラのブックをご覧ください。
▼シナプスブック
また当社では、経営陣から従業員へ4つの最重要メッセージを届ける場として、「うるる4大イベント」をクォーター毎に実施しています。
ここでは、経営メッセージの発表、各種表彰や従業員プレゼンテーションなどを実施し、リモートワークで直接従業員同士が顔を合わせられない中でも、うるるのビジョンやカルチャーに触れる機会を創出し、カルチャー醸成を強めています。
その他にも、カルチャーブックを作成し全従業員へ配布したり、採用時にも当社のカルチャーにフィット人材か否かを見分けたり、また適宜私の想いを社員向けブログや社内slackにて発信をしています。
▼カルチャーブック
人材成長定着企業について
うるるの組織方針は、シナプス組織論によって組織カルチャーである「うるるスピリット」を高純度で浸透させ、カルチャーの土台のもとに「人材成長定着企業」を実現することにあります。
ビジョンの実現に向け、事業戦略を推進するためには「人材成長定着企業」であることが必要だと考えます。
成長とは「常に成長を感じられる環境・機会がある」ことであり、定着とは「安心して業務に専念できる状態が続く」ということです。
「うるるにいた方が成長できるし、楽しいし、他の会社に行く理由がない」という企業を目指しています。
成長に関する取り組み
成長に関する取り組みは、採用と成長支援があげられます。
採用では、うるるでの就業イメージをよりリアルに感じていただけるよう社員面談の実施を徹底するなど、入社後にお持ちの力をスムーズに発揮できることを目的とした候補者様に寄り添った採用活動を行っています。
成長支援では、特に管理職の育成に力を入れています。事業成長に伴い、常に新たな管理職が必要な状態であり、人事部主導で、外部パートナーの人材開発コンサル会社様と共に、うるる独自の管理職候補育成プログラムを構築し、確かな実力を持ったマネージャーが安定的に誕生しています。
定着に関する取り組み
定着に関する取り組みは、エンゲージメントと働く環境改善があげられます。
エンゲージメントは、エンゲージメント向上委員会によって様々な取り組みが行われています。委員が非管理職の正社員であることが特徴の委員会ですが、現場のリアルな声を吸い上げ、本質をついた改善活動を行うことで、エンゲージメントスコアは着実に上昇を続けています。
働く環境改善では、従業員が安心して長期的に働けるよう、子育てパパやママを支える制度を充実させるだけでなく、リモートワークや時差勤務、時間単位有休など働き方に関する制度の充実も図っています。
ビジョン刷新の背景と当社戦略についてはコチラのブログをご覧ください。