世界一給料の高い会社を目指して【社内向け】
【社内向け】
うるるを創業して間もない頃、「世界一給料の高い会社にしよう!」という思いを抱いた。 それは今も変わっていないが、現実的に計算してみた。
世界一になる前に、日本一になるために必要な給料はいくらか?
上場している3679社の2020年のランキングでは、
1位:M&Aキャピタルパートナーズ 2478万円
2位:キーエンス 2089万円
3位:マーキュリアインベストメント 1823万円
うるるは2245位での平均年収は554万円となっている。
全体が100社だとすれば61位の位置である。
現状は下の方だ。
ちなみに、上場企業の平均年収は612.5万、全国の平均年収は432.2万。
日本一の前に、まずは年収1000万円を目指すことにしよう。
年収1000万円以上だと92位以内となり、全体が100社だとすれば2.5位の位置となる。
年収1000万円にするには、今の人数で営業利益を上げればいいわけで、どれくらいあげればいいかを計算してみた。
まず、現在の平均年収554万円に対して1.8倍になれば平均年収1000万になる。
前期の実績は、売上22.4億円、営業利益4.5億円、営業利益率20%、人件費総額5.8億円だった。
人件費を1000万にするには1.8倍かけて10.5億円になる。
人件費が4.7億円増えるので、原価率50%だとして9.4億円の売上増が必要。
ただし、売上が9.4億円増えて31.8億円だったとしても、営業利益は4.5億円のままなので、営業利益率が14%に下がる。
営業利益率を20%を維持するためには、9.4億円の売上増ではなく、15.6億円の売上増が必要となる。
要するに前期の実績が22.4億円ではなく38億円だったら、平均年収1000万円でも、7.6億円の営業利益が出て、営業利益率が20%だったというわけだ。
計算式は以下の通り。
利益目標 – 増加人件費4.7億円+(追加売上X×原価率50%)=(売上目標×利益率)+(追加売上X×利益率)
では、この計算式に中計の目標を当てはめてみよう。
2年後の中計は、売上目標が33億円、EBITDAが4億円、EBITDA率12%。
なので、追加売上Xは12.26億円となる。
4年後の中計は、売上目標が48億円、EBITDAが15億円、EBITDA率32%。
なので、追加売上Xは28.11億円となる。
要するに、今の人数で2年後の売上が33億円ではなく45.26億円、あるいは4年後の売上が48億ではなく76.11億円になれば、平均年収1000万円でも目標としている利益率(EBITDA率)は叩き出せる計算となる。
2年後の売上37%増は時間的余裕がなく厳しいが、4年後の売上56%増ならどうだろうか?
この2~3年で今立てている計画にプラスアルファの戦略を見出し、個人がスキルアップし、チームのベクトルを合わせ、全員がスピードを重視した濃密な仕事をすれば、全く不可能な話ではない。
同じ人数でプラスアルファを目指すのだから、もちろん容易なことではない。有能な人材集団とならなければならない。
しかし、これを実現できるからこそ平均年収1000万円の会社になれるわけだ。
私はこういう会社を目指したい。
年収1000万円どころか、世界一給料の高い会社にしたい。
金額が目的ではない。
有能な人材集団会社にし、ビジョンをより早く達成することが目的だ。
有能な人材集団会社かどうかを数値化したものが平均年収なのだ。
今より良い戦略の提案、個人のスキルアップ、チームのベクトルを合わせる旗振り、スピード重視の濃密な仕事環境などなど、全員が一丸となって取り組む。
誰かがやってくれるわけではなく、これを読んでいるあなたの行動が必要だ。
当事者意識を持って動き出してほしい。
決して給料の高い会社にして欲しいと願わないでいただきたい。
あなたの行動で給料の高い会社を作っていただきたい。
共に世界一給料の高い会社を作りたいと思っている。