VISION
2020/03/23

組織の健康診断

会社を創業してから現在に至るまで、組織の成長に合わせて様々な改善、補強、改革を行ってきました。

例えば、

・理念やビジョンを言語化

・弱みを強みに変える組織改革

・評価・給与制度の見直し

・制度の新設・改善 などなど

どれも会社の成長のために、理念に近づくために、世の中に存在している意義を高めるために、そういった目的のために必要と思ってとった行動ですが、それらは、理想に対して何が不足しているのか現状を知るところから始まると考えています。

組織をつくる際には声に耳を傾ける

プロダクトを作る際には顧客の声に耳を傾けますが、組織を作る際には従業員の声に耳を傾けることが大切だと思っています。

うるるでは、従業員が30人くらいになった頃から、様々な形で従業員サーベイを行ってきました。

2011年から2017年までは、年に2回、以下の設問で組織の健康診断を行っていました。

1.会社の理念やビジョンに共感していますか?

2.成長を感じることができますか?

3.能力が生かされていると感じますか?

4.仕事を通して感動したことやとても嬉しかったことはありますか?

5.職場の中に好ましくない慣習があると感じますか?

6.職場の環境は、精神的な健康が保たれる状態ですか?

7.仕事のやりがいを100点満点で評価してください。

8.職場環境について100点満点で評価してください。

9.職場の人間関係について100点満点で評価してください。

10.その他、意見、要望、提案、感想など何かあればご記入ください。(任意)

※1~6は4段階で、7~9は100点満点で回答

これは『俺たちのロケットアンケート』という名のサーベイで(名前の由来はここでは割愛します)、7年間この10問を半年ごとに聞き続けました。

個人名を伏せ、部署ごとに集計し、点数を公開し、対策を立てる。

外部ツールも導入し、エンゲージメント向上を目指す

2018年からは外部ツールの『WEVOX』を導入し、毎月自動で送られるアンケートに全従業員が回答する形で現状把握を行っています。

社内にはエンゲージメント向上委員というのがあり、各部署から自薦他薦で選ばれた人が、自チームのエンゲージメント向上を目指して対策を取ります。

シナプス組織理論実現のためのアンケートを実施

合わせて、2019年に提唱したシナプス組織理論の実現を図るため、『理想の状態アンケート』を実施しています。

A.パフォーマンスを最大限発揮していると感じますか?

B.イキイキと働いて活躍していると感じますか?

C.成長していると感じますか?

理想な状態に必要な要素(期待される状態・行動)

1.会社の理念やビジョン、スピリットに共感していますか?

2.自分の意思や意見を持ち発信していますか?

3.「絶対実現してやる」という強い想いを持ち努力していますか?

4.現状維持ではなく改革していますか?

5.アンテナを張りキャッチアップしていますか?(学ぶ精神)

6.キャッチアップしたことをアウトプットしていますか?(とりあえずやってみる精神)

7.何か意見があれば教えてください。

※A~C、1~6は5段階で回答

WEVOXと理想の状態アンケートは重なる部分もありますが、WEVOXは部署ごとレイヤーごと入社年ごとなど、様々な切り口で従業員の会社に対するエンゲージメントを計るのに対し、理想の状態アンケートはチームメンバー(コアラー)の状態を計ることでリーダー(コア)が役目を果たしているかを計ります。

その他の取り組み

また、2014年から『目安箱』、2016年から『社ランQ』を実施しています。

目安箱というのはその名の通りですが、会社に対する意見や要望、思うこと、感じることなど、気軽に私と総務部長に直接投稿できる制度です。

意見が投稿されると、即日私か総務部長が回答します。

投稿・回答内容は投稿者名を伏せた状態で公開します。

社ランQというのは、社長とランチしながら色んな質問をできる制度です。

誰でも社長(もしくは役員)をランチ(夜でも可)に誘い、直接社長に質問をしたい!悩みを聞いてもらいたい!会社が何を目指しているのか確認したい!とにかく社長に言いたいことがある!何はともあれ社長とランチに行きたい!などなど、気軽に意見交換できます。

それ以外にも今はなくなりましたが、『働く環境向上委員』、『おもてなし委員』などといった活動があり、いずれも組織の状態を計り、理想に近づけるために実施していました。

うるるでは、組織の成長のためには従業員の声が大切であると考えています。

また、「共に組織を作ろう」という思いがあるため、組織づくりに参画できる機会を提供したいと考えています。

創業から今に至るまで、組織は成長し続けています。

規模やフェーズに合わせて必要なところを改善し、理念やビジョンの達成に向け、これからも最適が何かを追求していきます。

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