【うるるメンバーストーリー】事業を通じて、世界中のファミリーにもっと幸せな思い出を届ける
皆さん、こんにちは。うるる取締役の小林です。
うるるのメンバーひとりひとりの「想い」を、より多くの方に知っていただくための企画【うるるメンバーストーリー】、今回は私・小林が、執行役員 兼 えんフォト事業部長の田中を取材しました。
田中のビジョンや価値観が存分に詰まった内容になっていますので、是非御覧ください。
まずは、簡単に田中のプロフィールをご紹介いたします。
田中 偉嗣(たなか たけつぐ)
執行役員 兼 えんフォト事業部長
・2010年5月入社
・筋トレとサウナが大好き。
・お酒も好き。ビールとホッピーと黒霧島をよく飲みます。
・江戸川区出身で東京の東側が好き。
・最近美容院から床屋に替えました。
・2歳と0歳の女の子の父。
目次
星社長からの問い合わせがうるるとの出会いのキッカケ
早稲田大学を卒業し、新卒でベンチャー企業に入社しました。その会社はベンチャー企業のPR支援、営業支援、資金調達支援などを幅広く行っている会社で、約3年ほど在籍しましたが、私は主に資金調達支援部門におりました。
その部門にうるるの星社長から「話を聞きたい」という問い合わせをもらい訪問したのがうるるとの出会いでした。たしか2007年くらいの話だったと思います。最初は星社長もただ情報を集めたいという感じでしたので、具体的な商談には至らなかったのですが、それからちょくちょくお会いさせていただくことになりました。
最初の出会いから半年後くらいに、「ベンチャー支援のオールインワンパッケージサービス」をリリースして再度うるるに営業に行った際に、星社長がその場で発注をしてくれて、うるるが第一号の顧客になってくれたんですよね。私は当時その部署の部長になったばかりだったのですが、初受注がうるるということで、良い思い出です。(笑)
その一年後に、私が独立して会社を作ることになったのですが、そのタイミングで星社長に誘われて飲みに行き、その際にうるるに誘われました。しかしその時は独立をすることが決まっていたのでお断りをしたのですが、それからも星社長と定期的にお酒を飲むことになり、独立してから1年後に再度うるるに誘っていただきました。
▲大学卒業直前の田中
自分の事業で社会に貢献する
ベンチャー支援という仕事柄、年間数百人という社長とお会いしていたのですが、自分が想像していた野心家だったり社会貢献意欲が強い社長が意外と少なくて驚いていたんですよね。でも星社長は創業の頃から「シュフティ」というプロダクトを通じてビジョンを実現したいという思いがすごく強く、また非常に誠実な性格であったことから、私自身最初から星社長に惚れており、それがうるるへのジョインを決断した理由です。
ただ一方、私が当時代表をやっていた会社はある程度儲けていたので、うるるへのジョインはそういった観点では少し悩んだのですが、その事業はコンサル業でありプロダクトは無かったので、自分自身で事業をやっている感覚を感じることができなかったんです。
「自分は何を社会に提供しているのだろう?自分はなんのために社長をやっているんだろう?」と悶々と考えたりもしていました。その結果、社長であることは手段でしか無いという結論に至りました。
私が実現したいことは自分が携わっている事業で社会を変えること、そしてうるるは社会を変えられることができると強く感じ、ジョインを決意しました。
業界の構造を変え、社会的インパクトを与える
▲社内LT大会の「うる水」でLTをする田中
うるる入社後は、BPO事業セールス→シュフティ事業部長→えんフォト事業部長を経て、現在は執行役員 兼 えんフォト事業部長を担っています。
えんフォト事業は幼稚園や保育園向けの写真販売システムでして、B向けサービスが多いうるるの中では珍しくC向けに近いサービスなので、「えんフォトのユーザーです」とか「えんフォトって使いやすいですよね」などの声を言ってもらえる事が結構多く、それがすごく嬉しいです。あとは、「子どもの写真が届くことで家族の会話が増えました」というようなユーザーの声を聞ける時にも大きなやりがいを感じます。
事業の課題としては、我々は保育園や幼稚園に対してサービス提供をしていますが、幼稚園・保育園業界は決してIT化が進んでいるとは言えない業界であり、アナログ色が強く、ITに不慣れな方も当然多いんですよね。なので、ITツールを導入することがハードルが高く、マーケティングもオンボーディングもプロダクトの作り方も、我々のようにITに慣れている人に対して実施するより難易度が高いと感じています。
ただ、こういったIT化が進んでいない業界に対してITツールを導入いただくと、それだけでユーザー体験が劇的に変わるんですよね。その点には非常に大きな社会的意義を感じます。我々のサービスを導入をしてもらうことでお客様の園が変わっていく。業務フローが変わっていく。一つの園だけではなく業界全体を変えていく。当初うるるにジョインしたときに私が思っていた「社会的インパクトを与えたい」という思いと繋がってます。
また、自身は事業責任者であり、チームのマネージャーなのですが、マネージャーとしてはやはりメンバーが成長している瞬間を垣間見るときは大きなやりがいを感じます。「チームがノッているな~」と感じる時があるんですよね。それは事業部全体の時もあるし、各チーム単位の時もあるのですが、皆がモチベーション高く目標に向かい、意欲的に仕事に取り組んでいる時にそう感じます。
マネジメント上の課題感は、2019年からメンバーの数が一気に増えた分、難しさを感じていますね。ミドルマネージャーの人数が少なく、殆どのメンバーを私が直接見るという状況なので、たまに手が回っていないなと感じるときもあります。なので、ミドルマネージャーの人数を早期に増やしたいと感じています。
自分たちが儲けるよりも社会を良くする
▲えんフォトプロダクト会議風景
うるるのビジョンのフレーズに「世界を便利に」がありますが、まさに「えんフォト」とこのフレーズは合致していると感じます。幼稚園・保育園業界は、アナログであることを大切にしている分、我々が提供しているサービスによって写真販売業務のフローを大きく効率化することができています。
そして、「えんアルバム」など新たなサービスをリリースすることで、今まで大変な作業だった卒園アルバム作成などの作業フローも変えたりなど、園や保護者に対して利便性が高いサービスを提供できていると感じます。
うるるのビジョンは「社会を良くしていこう」というところから始まっていて、そこが私がうるるに入社を決めたキッカケだし、自分たちが儲けるよりも社会を良くしたいと強く感じます。そしていつか「今の良くなった社会は自分たちがつくりあげたんだぞ」と言いたいです。
ベンチャースピリットを持ち成長し続ける
▲執行役員に昇格した際にスピーチをする田中
「ベンチャースピリットを持ち成長し続ける」が私のお気に入りのうるるスピリットです。そもそも自分自身が社会人になって以来ずっとそうしたいと思っている言葉そのものなんですよね。
年齢を重ねていくと知識や経験が増えていって謙虚でなくなってしまうこともあると思いますが、「成長し続ける」という言葉を念頭に置いておくと、「まだまだ自分は足りていない、もっともっとやらないと」と思えます。ずっと成長のために挑戦することを忘れたくないと思っています。
そしてこのスピリットは、私だけではなく、チームメンバー全員にも体現してほしいと考えています。だからこそ、メンバーにはなるべく自分の力量より少し高い仕事を提供することを意識しています。特に成長意欲が強いメンバーにはチャンスをどんどん与えたいと思っています。沢山経験を積んで、早くプロジェクトのリーダーなどに就いてほしいですね。
家族体験のリッチ化を実現する
最後に改めて事業の話になるのですが、えんフォト事業はまさにデジタルトランスフォーメーション(DX)に関わる事業だなと感じています。幼稚園や保育園の業界は古い業界だからこそまだまだDXが進んでおらず、業務改善の余地が沢山あります。我々は写真販売システムとしては後発ながらも、うるるの持つノウハウを活用して、ある程度の市場シェアを取ってきたのでこのままどんどんサービスを広めていきたいと思っています。
また、社会的にも追い風な業界だと感じることが多いですね。国策で言われている、女性労働人口を増やす、待機児童を無くす、保育士を増やすなど、保育士の業務改善とは切っても切れない国策なので、そこに直結する事業をやっている身である我々は、成長業界に深く携わっていると感じます。
そして、こういった社会課題の解決をしつつ、目指すビジョンは「世界中のファミリーにもっと幸せな思い出を届ける」ことです。人が求める消費が「モノ消費」から「コト消費」へと変化をしていますが、写真購入を通じて家族の思い出を残してもらうことで、まさにコト消費を提供できていると感じています。
えんフォトで普段見れない幼稚園・保育園の写真を購入することにより、えんフォトがある前には体験できなかった思い出を感じることができますが、我々はこれを「家族体験のリッチ化」と呼んでいます。えんフォトだけではなく、これから家族の思い出にフォーカスしたサービスを展開して、サービスを通じて「家族としての体験をもっと豊かにしたい」という思いを強く持っています。
幼稚園・保育園向けの業務効率化サービスとして良いサービスを提供しつつ、最終的に実現したいことは家族体験のリッチ化なので、今後の展開も幅広く考えられると感じています。
どんどん新しい付加価値や新しいサービスをリリースし、社会により大きなポジティブなインパクトを起こしていきたいと考えています。
編集後記
田中と私・小林は、うるる歴10年を超えており、長きに渡って一緒に働き、沢山の酒を酌み交わしてきた仲間です。
今回の取材を経て、田中の「より良い社会を事業を通じて実現したい」という想いをまじまじと感じましたが、時代がどれだけ変化しても、こういった強い想いというのは事業を牽引していく立場の人間にとって最も大切な思想ですね。
そして、こういった想いはこれからもどんどん社会に発信していくべきと確信しました。
以上、【うるるメンバーストーリー】はこれからも続いていきます。次回のリリースをお楽しみに!