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2025/11/25

メンバーとの隔たりを埋めた、部長の自己変革。温かいリーダーシップで描く組織の成長戦略【シナプスアワード2025受賞者インタビュー】

2025年10月に開催された「ULURU Synapse Award 2025」では、5名の社員が「優秀なコア」として表彰されました。うるログでは、受賞者の声を順次お届けします。

今回は「シルバー・コア賞」を受賞した竹森聡さんの登場です。

組織の拡大にともない、これまで以上に多くのコアラーを抱えることになった竹森さん。全員がビジョンを共有し、達成に向けて進むため、自ら変わることを決心。その姿がコアラーの心を打ち、今回の受賞につながりました。コアラーからの信頼を得たいま、竹森さんはどのように組織をまとめ、リーダーとしてさらなる成長を目指すのか。40名の組織をさらなる高みへと導く、新たな挑戦の全貌に迫ります。

<「ULURU Synapse Award 2025」について詳しくはこちら>

受賞理由

メンバー一人ひとりに真摯に向き合い、皆がイキイキと働ける環境づくりに貢献されました。また、部長でありながらも、メンバーの指摘を柔軟に受け入れ、自ら行動を変える姿勢は、目を見張るものがありました。その卓越した分析力と、惜しみなく学ぶ機会を与えてくれる温かさが、部署全体の成長を促しています。

竹森聡さんプロフィール

2016年1月キャリア入社。Govtech事業本部 セールス部長として、入札情報速報サービス「NJSS」の新規契約獲得をミッションに、メンバーのマネジメント・育成・数的チェックなどに注力しながら、KGI達成を目指している。

趣味:営業

特技:徒競走

座右の銘:有言実行

苦しみを越えてつかんだ「優秀なコア」という称号

今期はセールス部にインサイドセールス課が加入し、人員は25名から40名へと拡大しました。しかし、期初である4月、僕の思いはメンバーに届かず、組織はちぐはぐな状態に。メンバーとの衝突も経験したことから、「この大所帯を率いるには、自分が変わらなければいけない」と強く思いました。その後すぐ行動に移したものの、目標を達成できない状況に置かれ、「自分の決断は本当に正しかったのか」「前のやり方に戻したほうがいいんじゃないか」と、自問自答をたくさん繰り返しました。

このように、多くの苦しみと向き合い続けてきたので、受賞の連絡を受けたときは、驚きとともに、「報われてよかった」という思いから、込み上げてくるものがありました。今でもその瞬間を思い出すと、胸が熱くなります。本当に最高の喜びでした。信念を貫いてよかったと思います。

強固な信頼関係を築けるリーダーシップを模索中

今期は、セールス部の中長期のビジョンである「一人ひとりが強いリーダーシップとフォロワーシップを発揮して、メンバー全員の才能と情熱が発揮され続ける組織」を自分事に落とし込んで進めています。「強いリーダーシップとフォロワーシップを発揮」とは、シナプス組織論でいう「信頼関係」です。これに「仕組みづくり」と「育成」を加えた三つに力を注ぐことで、ビジョンの実現を目指しています。

そのなかで、一番の土台であるメンバーとの信頼関係を確固たるものにするには、「僕に付いていきたい」「僕を目指したい」「僕にだから話せる」といった高次のリーダーシップが必要と思い、現在はメンバーの目線に立って物事を考え、モチベーション上げていくことを意識しています。モチベーションがあるからこそ、そこが糧となり、サービスが売れ、事業が成長すると考えています。

加えて、コーチングのコーチから課題として出された「指示をしないで指示をする」ことも意識しています。これは、いい質問をして、メンバーのアクションにつなげることだと解釈しているのですが、“いい質問”というのがなかなか難しい。試行錯誤の日々です。しかし、僕の考えは「なんで、できないのだろう」から、「どうすれば、できるようになるのだろう」に大きく変化しました。いまは、メンバーの叶えたいことが叶えられるように伴走し、つまずいていたら一緒に悩んであげることを大切にしています。

自らを奮い立たせる二つのキーワード

僕は、「有限実行」と「自己変革」を大事にしています。これは、自己変革を心に留めておかないことには自分自身の成長がないどころか、メンバーも組織も事業の成長もないと思っているからです。目の前で起きていることを当たり前と思わず、常に疑問を持ち、もっといい方法がないのか考えながら変化させ、適応していくこと、過去の栄光や成功体験にすがることなく、常に未来を見据えることを自分のテーマに置いています。

そして、有言実行は、僕が発揮している上司へのフォロワーシップの一つです。先述のとおり、すべては信頼関係が土台にあると思っているので、自分が言ったこと、イエスと返したことは必ずやり遂げる、つまりは約束を守ることを重要視しています。さらには、それをスピード感持って行うことがプラスのおもてなしだと思っています。

ちなみに、これらができる人の共通点は、安請け合いせず、本当にできるのか立ち止まって考えられること。もう一つは、解決までのストーリーを描けることです。この力を鍛えるためには、場数を踏んで失敗も成功も経験すること、そして深く思考しながら仕事をすることが大切であると考えています。

現状に満足せず、さらなる自己変革を目指していく

今回、シルバー・コア賞を受賞できたのは、周りの助けがあったからにほかなりません。なかでも、今期からスタートしたHRBP(Human Resource Business Partner)の活動の一環として、伸輔さん(小林伸輔 執行役員CCOブランド戦略・人事担当役員)と二人三脚できたことが、自分を変えることのできた大きな要因であり、心から感謝しています。さらには、伸輔さんに同じく共に研鑽し合った森田さん(森田南央子 インサイドセールス2課長)がブロンズ・コア賞に輝き、セールス部から2名の受賞者を出せたこともトピックになりました。

ただ、受賞はゴールではありません。これからメンバーも組織もどんどん変革し、成長していくでしょう。であれば、なおさら僕自身が先頭に立ち、自己変革する姿をますます見せていきたいです。

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