
【イベントレポート】第2回「ULURU BUSINESS CONTEST」|労働力不足解決に挑むスタートアップ5社の熱きピッチ

皆さん、こんにちは!
株式会社うるる 未来創造本部の新規事業チームです!
先日、第2回「ULURU BUSINESS CONTEST」(うるる ビジネスコンテスト)を開催しました。
本コンテストは、「労働力不足」という日本が直面する深刻な社会問題に対し、革新的なビジネスで挑む企業や起業家を応援するイベントです。
2回目となる今回は、全国から約30社のエントリーがあり、書類選考を経て選ばれたファイナリスト5社が、会場で熱のこもったピッチを披露しました。
会場にはスタートアップ関係者や投資家、事業会社の担当者などが集まり、真剣な表情で発表を見守る姿がとても印象的でした。
まさに“社会問題解決の甲子園”とも呼べる熱気に包まれた一日。今回はその様子と受賞結果を、余すことなくお届けします!
目次
審査ポイント
ピッチは以下5つの基準で審査を行いました。
①労働力不足解決力
発表プラン(サービス)を導入することで、どのくらいの労働力が補完できるか
②新規性/市場優位性
└独自の着眼点や工夫があり、新たなニーズを掘り起こすことができるか
└競合との差別化、市場での優位性はあるか
③成長性/収益性
└優れたビジネスモデルであるか
└具体的な事業/収益計画が策定されているか
└ビジネスおよび市場に将来性があり、国内外での成長が期待できるか
④実現可能性
事業を進める体制/市場に受け入れられる根拠があるか
⑤熱意/経営者力
発表者のプランに対する熱意や想いがあるか


当日の雰囲気
予選を勝ち抜いた5社が順に登壇し、事業の背景や解決したい課題、その社会的インパクト、そして今後の成長戦略を情熱的にプレゼンしました。
会場は、挑戦者の一言一句を逃すまいとするオーディエンスの熱気と、審査員の真剣なまなざしで満ちており、審査員からは、鋭く本質を突く質問や、事業の可能性をさらに広げる具体的なアドバイスが次々と投げかけられ、まるでその場で事業が進化していくかのような濃密な時間が流れていきました!




審査員
・Sansan株式会社 投資戦略室 広瀬 善規 氏
・THE SEED 宮城 圭介 氏(Venture Capitalist)
・株式会社LegalOn Technologies 代表取締役 執行役員 CEO/弁護士 角田 望 氏
・OASIS FUND 代表 GP 高萩 浩之 氏
・株式会社うるる 代表取締役社長 星 知也
当日は、当社代表をはじめ、スタートアップ支援の専門家、ベンチャーキャピタリスト、投資家など、各分野で豊富な経験を持つ審査員が集結、各審査員は、応募者のビジネスプランに対して鋭い質問や具体的なアドバイスを行い、会場は熱気と緊張感に包まれました。
審査員からのフィードバックは、参加者にとって貴重な学びの機会となり、事業をさらにブラッシュアップする良い機会になったのではないでしょうか!




※今回は特別に、昨年度最優秀賞を受賞した、いろはな株式会社 代表取締役 澤和 寛昌 氏にも一言コメントをいただきました!

「熱気の本選、ファイナリスト5社のプレゼン概要」
1社目:ALTURA X株式会社 『CHECKUP TEAMSを活用し、人事・総務の健診業務の手間を0に!』
同社が紹介していたのは、健診業務をクラウドで一元管理するSaaS。従来の紙やExcel作業を前提にしてきた流れを一気に変えるもので、人事総務担当や医療機関の負担がグッと減ると感じました。実際に話を聞いていて、「なるほど、これなら確かに現場で歓迎されるな」と思いました!


2社目:illumista株式会社 『急増男性育休×時短×突発穴埋めの労働力創出:育児3大労働力不足を解決するworkingU』
「男性育休や時短勤務など、多様な働き方を実現することが自分たちのミッション」と語っていたのが印象的でした。実際に紹介されていたサービスは、企業と人材をつなぐマッチング。突発的な欠員や短時間勤務など、現場が頭を悩ませやすい課題に応える仕組みで、確かに“ありそうでなかった解決策”だと感じました!


3社目:COSOJI株式会社
「ちょっとした作業を頼みたい」「空き時間に少し働きたい」その両方を結びつける仕組みを形にしているのがCOSOJIさんでした。不動産管理の人手不足を解決しつつ、地域に新しい働き方を生み出すサービスで、会場でも「なるほど!」という空気が広がっていました。


4社目:株式会社ZIFISH
漁業現場の課題にテクノロジーで挑むZIFISHさん。AIで漁場や漁獲量を予測し、収益性と持続可能性を両立させる取り組みは、海の現場にも新しい可能性を見せてくれました。プレゼンを聞きながら、未来の漁業が少し身近に感じられる時間でした!


5社目:セルン株式会社 『日本の出版流通を自由化する』
出版流通の効率化に挑むセルンさんは、在庫や物流のデジタル管理を紹介。在庫管理や配送の手間を減らすだけでなく、コスト削減やスピードアップを実現し、出版業界の構造変革につながる可能性に会場も注目していました!


受賞結果とファイナリスト
そしてついに!ファイナリスト5社の中から最優秀賞と優秀賞が決定しました!
最終審査は接戦となり、受賞者の決定には大変時間を要しました。
予定時間を超えてしまい、会場にお越しの皆さま申し訳ございませんでした。。


最優秀賞と優秀賞は・・・、
最優秀賞
COSOJI株式会社
『地域の“働きたい”と現場の“困った”をつなぐ不動産管理のインフラ「COSOJI」』



優秀賞
株式会社ZIFISH
『AIとITの力で水産業の生産性を最大化』



受賞コメントと評価ポイントは、こちらのプレスリリースをご覧ください!
うるる主催、第2回「ULURU BUSINESS CONTEST」最優秀賞は『地域の”働きたい”と現場の”困った”をつなぐ不動産管理のインフラ「COSOJI」』に決定

審査はまさに大接戦で、どの発表も高い完成度と独創性を兼ね備え、甲乙つけがたい状況でした。
最終審査では、審査員たちは何度も意見を交わし、ときに熱を帯びた議論に!
熟慮を重ねた末、わずかな差で受賞者が決定しました。
改めて、COSOJI株式会社と株式会社ZIFISHの皆さまの受賞をお祝い申し上げます。
また、コンテストに挑戦された全ての参加者の皆さまにも、改めて御礼申し上げます!
交流会の様子もお届けします!
交流会では、登壇者や審査員、そして会場でピッチを見守った観覧者も交えてネットワーキングが活発に行われ、アイデアや熱量がさらに広がる場となりました^^







本日のビジネスコンテストの盛況を参加者へ感謝するとともに、会場でのピッチや議論、活発なネットワーキングが、日本の労働力不足問題解決の一歩となることへの期待が述べられ、皆さまの今後のご発展と健康を祈念して閉会となりました!
うるるの想いと今後の展望
改めて振り返ると、今回のビジコン予選には、多彩な社会課題に挑む約30社のスタートアップにエントリーいただきました!
AIエージェントや業務効率化DX、建設現場向けのDXソリューション、飲食・福祉現場の業務改善、人材・キャリア支援、さらには共助や地域課題解決のプロジェクトまで、幅広い分野で独自の挑戦が展開されました。
どのプランも個性と熱意にあふれ、社会課題に真正面から向き合う姿勢がひしひしと伝わってきます!運営側としても、そのアイデアの豊かさと挑戦の熱量に、終始刺激を受けっぱなしでした!
そして厳正なる審査の結果、ファイナリストとして選ばれた5社は、特に労働力不足に対するインパクトや事業の実現性が高く評価され、最終選考に進出。
どのチームも完成度と独自性が非常に高く、最優秀賞と優秀賞の審査は白熱した議論に発展。運営側も、審査員たちが真剣に議論を重ねる様子を間近で見守りつつ、熱気に包まれる時間となりました!
うるるは、「労働力不足問題の解決」をミッションに掲げ、働きたくても働けない“埋もれている労働力”と、IT・AIで代替される可能性のある“埋もれゆく労働力”の創出と活用を軸に事業を展開しています!また、労働力不足に立ち向かう企業へのマイノリティ出資を進める「ULURU IMPACT BASE」も推進しており、昨年度最優秀賞を受賞した「いろはな株式会社」への出資もその一環です!
運営チームとして今回改めて感じたのは、労働力不足という問題は一社だけで解決できるものではなく、日本全体で取り組むべきテーマだということ!
同時に、挑戦者たちとの出会いは、うるるの事業成長や将来的な出資・M&Aの可能性を広げる貴重な機会にもなりました。
来年もさらに多くの挑戦者に出会い、社会問題解決の最前線をともに創る場として「ULURU BUSINESS CONTEST」を開催していく予定です!次回も、熱いピッチとともに、未来を共に描く時間を楽しみにしています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
関連リンク
・第2回ULURU BUSINESS CONTEST公式サイト
・第2回ULURU BUSINESS CONTESTプレスリリース