外部ベンダーも匙を投げた問題に立ち向かう。上司との信頼関係が支えた一大プロジェクトの裏側とは?【うるフェス2022受賞者インタビュー】

2022年4月に開催された「ULURU Ayers Rock Festival 2022」では、12名の社員が一年の活躍が認められ表彰されました。

今回は「社長賞」を受賞した木村恒明さんのインタビューをご覧ください。

 

<「ULURU Ayers Rock Festival 2022」について詳しくはこちら>

 

ー「こんな最高の上司、他にはいない」社長賞を受賞した今思うこと

2021年度の社長賞を受賞したのは、業務推進・管理部情報システム課の木村恒明さん。社長賞とは毎年受賞者が決まるわけではなく、社長が特にこの活躍は!と認めた場合にのみ授与されます。

 

 

<受賞理由>

バックアップが取れていない極めてリスクが高い状況であったBPOファイルサーバーの復旧において、外部ベンダーの担当者たちもサジを投げてしまった事象に対し、IT知識と当事者意識、推進力を発揮し解決した実績は本当に素晴らしく、一つの事業を救うレベルの活躍が評価されました。

 

昨年度は他のことを犠牲にしてもプロジェクトに全身全霊捧げてきたと語る木村さん。なぜそこまで当事者意識高く取り組むことができたのか、そして木村さんの次のステップは?お話を伺ってきました。

 

<木村恒明さんプロフィール>
2020年1月うるるに入社。情報システム管理課の一員として、日々うるる全社のIT機器やシステムを支えている。趣味はテニス、ゴルフ、キャンプ、登山、スマブラ、ポケモンなどで、特にテニスは20年ほど続けている。(※インタビュー終了直後に木村さんの念願だったうるるテニス部が発足しました!)特技はリバウンド(ダイエット)、口笛、指パッチン。座右の銘は「得意淡然 失意泰然」。


ー外部ベンダーも匙を投げた難問に取り組む、上司と二人三脚の日々

 

この度は社長賞という素敵な賞をいただき、ありがとうございます!
今回の受賞を含め、このプロジェクトが無事成功したのは、何よりも上司である金城さんと一緒に取り組めたからだと思います。

 

授賞式でも何度も言ったのですが、本当に最高の上司です。
僕が社長賞を受賞した時も自分のこと以上に喜んでくださって。
人生でこんな上司に出会えることは二度とないと思っています。

 

思えば、2021年1月にBPO徳島第一センターのスキャン用サーバーが容量オーバーでパンクし、稼働が止まってしまった事件からこのプロジェクトは始まりました。
東京にバックアップ用のサーバーはあったので、そちらを使うことでBPO事業自体は止まりませんでしたが、バックアップのさらにバックアップを取るサーバーはなかったため、もし何か発生した時は大量のデータが失われる、非常に危険な状態でした。

 

稼働していないサーバーを置き続けるのも管理コストがかかるため、一度徳島のサーバーを東京に送ってもらい、そこから復旧計画を開始。
外部のベンダーと契約をしてサーバー復旧の手立てを探るも、見たこともない・解決できない不具合の連発でした。

 

加えて僕たちが念頭に置いていたのは、「BPO事業部の業務を絶対に止めないこと」。
正直に言えば、業務を数週間~数ヶ月ストップさせればシステムの修復はもっと簡単だったかもしれません。


でも情報システム課として、事業に不利益を出させるような対応はできない。
そのため業務影響が出ない夜間や休日・祝日を使いながら少しずつ修復を進め、最終的な仕上げの部分は年末年始の長期休暇を使って対応するというスケジュールになりました。

 

このことがさらにプロジェクトの難易度を上げ、外部ベンダーからは「対応できない」と。それでも僕と上司で綿密な復旧計画を立て、何時に何を対応するというスケジューリングまで決めて対応を行い、2022年1月ついに徳島サーバーの復旧が完了したんです。

 

ー誰が言うかではなく、何を言うか。信じて任せてくれる風土に感謝

復旧計画は簡単に言うと、人間の全身にある臓器に問題がある時に、まずは腎臓を移植して、次に肝臓を移植して…というように、悪いところをだんだん直していって最終的には全身をきれいにするようなイメージです。
外部ベンダーからの提案は、全身の臓器を一気に変えるような方法で、それではリスクもありましたし、テスト環境で試してみてもうまくいきませんでした。

 

うるるのシステムはかなり特殊で、なかなか他の企業とは違う部分も多く、知り合いのエンジニアが聞いたことも見たこともないような不具合も。
うるるならではの仕組みが原因となって細かいバグも多発しました。

 

外部ベンダーにアクセスログを送って原因を究明しようとしても、「原因がわからない、だから対応策もわからない」とのこと。
うるるのシステムが特殊だった分、外部ベンダーとしては取り組みにくい部分があったのかもしれません。

 

僕たちは社内の情報システム課だからこそ、BPO事業部とも綿密に連携しながら、問題に取り組み続け、徳島と東京の2拠点にスタンバイをして計画を完遂することができたという強みがあったと思います。

 

次々に発生する不具合に対応しながらの綱渡りのような計画推進だったので、もし僕と上司の間に少しでも認識の齟齬があればうまくいかなかったでしょう。
だからこそ上司と僕は、何度も何度も何度も議論を重ねてきました。

 

うるるは、自分の言った意見をどんどん採用してくれるクリアな組織です。

 

いわゆる大企業の年功序列的な組織であれば、部長や課長が絵を描いて対応方針を決め、現場のメンバーは手を動かすだけになってしまいがち。
でもうるるは誰が言うかは全く重視しておらず、何を言うか、言っていることが理にかなっているかが重視されます。

 

今回絵を描くところからやらせてもらって、当事者意識を持って最後までやりきり、結果が伴っていたからこそ、社長賞の受賞につながったのかな、と。
わからないことや不安なことがあれば何度も議論を重ねながら、僕に権限を委譲して一緒にプロジェクトを成功させてくれた上司や、うるるの社風・風土には改めて感謝しています。


ーみんなが快適に働けてアウトプットを最大化できる、真のDXを推進したい

情報システム課はいわゆるコスト部門と呼ばれ、会社の利益に直接貢献することはありません。でも僕らの仕事は、うるるで働くみんなの仕事環境を快適にし、最大限アウトプットを生み出せる環境をつくることで、それが引いては会社の利益につながると考えています。

 

うるるはまさに今成長の真っ最中。これから社員数もどんどん増えていくでしょう。
今の業務システムでは対応できないということも出てくると思います。
例えば勤怠管理や給与管理、業務PCの初期セットアップなど、一部デジタル化は進んでいるけれども、完全に自動化できていない領域はたくさんあります。
そういった業務上の課題を情報システム課で解決をして、本当のDX化をうるる全体に浸透させていきたいですね。

 

建物でも一番大切なのは土台。
情報システム課はまさにうるるという会社のシステムを支える土台だと思っています。
組織が大きくなるに伴って、今の土台では不安な部分も発生すると思うので、そこはどんどん改善をして、何人乗っても大丈夫な土台に成長させていきたいです。

 

個人的にはITのエキスパートとして、システム的なことは全部木村に聞け!というような存在になりたいという目標もあります。
うるるにはスペシャリスト職に進む道筋が用意されているので、そこでどんどん自分の強みを磨いていきたいですね。
上司には2年以内にスペシャリストになれと発破をかけられているので頑張らなきゃ(笑)。

 

今期から新しいメンバーも入ったので、今は「情シスの中で僕だけが知っていること」をなくすよう、仕事の属人化を防ぐ取り組みも実施中。
情報システム課というチームも働きやすくなるよう、日々の業務に向き合っています。

 

今回サーバーがダウンしてしまったのは大変なこと。失ったものも少なくありません。
でも成功した今だからこそ言えるのかもしれませんが、なかなかできない貴重な経験ができたと思います。

 

この経験があったからこそ、自分自身の強みや得意に気づけたし、上司とも何にも変え難い信頼関係を結ぶことができました。
これからもいろんな問題が起きると思いますが、この経験を生かしつつ、いつも高い当事者意識を持って邁進していきたいです。

 

この度は社長賞の授与、本当にありがとうございました!