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2020/09/08

【うるるメンバーストーリー】チームを主語に、未来へ向けた課題解決を

皆さん、こんにちは!採用広報部の神崎です。

初秋の季節とはいえ、まだまだ暑い日が続いていますね。

皆さんはどんな時に秋を感じますか?私は、街中でキンモクセイの香りがしてきた時、「秋になったんだなぁ」と、毎年感じています。

さて、うるるのメンバーの「想い」を、より多くの方に知っていただくための企画【うるるメンバーストーリー】、今回は私・神崎が、NJSS事業部 プロダクト開発課所属の蔡(さい)をオンライン取材してきましたので、どうぞ最後までご覧ください。

まずは、簡単に蔡のプロフィールをご紹介いたします。

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▼蔡 易逹(さい いたつ / TSAI YITA)

・2019年7月入社 

・NJSS事業部 プロダクト開発課 スペシャリスト

・台湾出身で、台湾も日本も好き

・旅行と野球観戦と日本ドラマが好き

・現存12天守閣を制覇したことが自慢!

・旅行での47都道府県制覇まで、残すところあと東北のみ!

 (残すところあと1県という、事業部管掌役員に対抗してみましたw)

・座右の銘は、「人生は一度きり」

「この人達と仕事がしたい」そんな気持ちが生まれた転職活動

私は台湾の大学院を卒業後、台湾の会社で組み込み系のアプリケーション開発に約5年間携わった後、日本での仕事をスタートしました。大阪にあるWebサービスを提供する会社で働いていたのですが、ここでは自社開発・受託開発共に経験しました。受託開発では、ECサイト制作・ビッグデータを扱う案件・デジタルサイネージに関わる案件など、様々な開発に携わる機会がありました。

インフラ構築からバックエンドの実装、また後輩エンジニアの支援を主に取り組んできていたのですが、ある時からSES営業に近しいミッションも持っていまして。日本語があまり上手くないながらの取り組みだったんですけどね。。開発を行いながら、売上をあげるためにどうすればいいんだろうかと考えていました。例えば、カンファレンスに参加して自分自身で社外の繋がりを広げ、もしニーズがあるのであれば提案できないかな?なんて、取り組んでいることもありました。

こういった仕事に取り組む中で、改めて自分の役割について見つめ直す機会があり、「本当に世の中に対して貢献できることは何だろう?」と、考えを巡らせていました。その中で、エンジニアとして力を発揮すること・エンジニアとして社会に貢献できる道を選ぼうと、転職を決意しました。そんな私が、今、改めてうるるを選んだ理由を振り返ると、3つかなと思っています。

1つ目は、うるるからスカウトメールをもらって以降のやり取りにおいて、すごく配慮してもらっていることを感じた点にあります。当時、私が大阪に住んでいたということや、有給が非常に取り辛い状況だったことを踏まえて、オンラインで実施したカジュアル面談後の選考を、一日にまとめて調整してもらっていまして。色々な側面から配慮してもらった記憶が残っています。

2つ目は、会社の働く環境に惹かれたということにあります。前職が、一部屋で収まるような従業員数15名程度の規模だったこともあって、「こんな立派な働く環境があるんや~!」と思いました(笑)。もちろん、大手企業など他にも立派なオフィスの会社はあると思いますが、自分にとってはここも魅力に感じた一つです。

そして最後の理由は、うるるの「人」です。これが一番の決め手だと思っています。面談や面接で対応してくれる人が皆めちゃくちゃ優しく、話しやすくて。会社の良いところだけでなく、会社や事業部の課題を隠さず話してくれたことも印象に残っています。あとは、入社後のイメージがつくような想定される状況・仕事についても話してもらいましたね。上から目線のような態度をとる人もいなくて、「この人たちと一緒に仕事をしたいな」という気持ちが生まれていました。実際に入社してからも、ここは全く変わっていないですね。

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▲自部署の後輩エンジニアと和食店にて(写真右・2019年8月撮影)

チームとして・チームのために何をすべきか

入社当初から、「入札情報速報サービス NJSS(エヌジェス)」の開発に携わっています。今年の4月に管理職に昇格したこともあり、チームのリーダーとしてメンバーの技術的支援・育成・とりまとめを勉強しつつチャレンジしている最中です。これが今の私のメイン業務ですね。特定のメンバーをマネジメントするという訳ではなく、チーム全体を見つつ日常的にこれまでの経験や知識をメンバーへ伝えつつ、チームの課題解決に向けて取り組んでいる、という表現がイメージを持って頂きやすいかなと思います。

また、ここ数ヶ月の間で、NJSSに携わる他の部署と連携を取りながら業務を進めることも増えてきています。現在、NJSSの開発ではフルリプレイスプロジェクトが走っているため、既存のNJSSからのデータ連携はどうするか・リリース済みの機能に関してどんな声があがっているか等、エンジニアチームはもちろん、ビジネス職のチームとも連携を取りながらバランスを保つことを意識しながら進めています。

入社当時より、自分で手を動かし開発をする時間は徐々に減ってきていますが、チームとして自分が一番パワーを発揮できるのはどの役割なのかを考えて動いているので今もやりがいを持って働けています。エンジニアなのでもっと開発をしたいという気持ちはありますが、自分を主語とした「やりたいこと」のみを重視するのではなく、主語をチームで考え、その上で「今、自分が最もやるべきこと・貢献できること」を考えて動くようにしています。

役割の変化によって感じた、やりがいの変化

そんなことを考えながら働いている中で、リリースを終えた後に他部署のメンバーから「ありがとう」という言葉をもらえた時。これが私のやりがいに強く繋がっています。また、自部署のエンジニア同士での施策である「Thanks GT」という日々の感謝を贈り合うものがあるのですが、ささやかなことでも感謝してもらえたり、「そんな気付きに繋がることが提供できていたんだ!」なんて感じたり。こういったメンバーからの声も、嬉しくやりがいを感じるタイミングの一つです。

リーダーとして働いているということもあり、主語を「私」ではなく「私達」に変えて考えることを普段から意識しているのですが、役割や取り組む内容が変わったからこそ、昔とは違ったタイミングでやりがいを感じるようになりました。かつて、開発にどっぷり浸かっていた時のやりがいは、リリースが完了した時・新たな技術を学べた時・新しく学んだ技術を業務に活かせた時に感じていたことが殆どでした。これは、あくまでも主語が「私」の話にすぎなかったなと思います。

一方で、解決すべき課題はいくつもあります。フルリプレイスプロジェクトを、兎にも角にも完遂させる。そのために、どうすれば「自信を持って”余裕で”完遂させられるのか」ということが大きな課題です。完遂させるためには色々な手段があると思います。極端な話、毎日全員が長時間残業をするとか。ただ、それって全員の体調が悪くなったりチームの雰囲気も悪くなると思うんですよね。そのため、質とスピードを担保しつつ楽しく元気に皆が働くことができるためには?という点が大きな課題かなと。

また、チームメンバーの作業量と達成感のバランスをとっていくことも課題にあげられますね。長期的なプロジェクトということもあり、短スパンで達成感を得ることが少し難しい状況なんですよね。この中でも、メンバーには技術的なチャレンジをしてもらいたいと思っていて。きっと、チャレンジしたいと思っているメンバーも少なくないと思います。ただ、プロジェクトの完遂期限は必ず守らなくてはいけない。この両立をどうやっていこうかと考えています。

あとは、チームのエンゲージメント向上ですね。うるるには各部署に紐付く”課”単位でエンゲージメント委員が任命されていて、私は委員ではないのですが、チームリーダーとしてメンバーに向き合っていきたいなという風に思っています。

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▲蔡が所属するNJSS事業部のエンジニアチームで取り組んでいる施策「Thanks GT」

自分だからこそ貢献できることを考え、パワーを発揮したい

長期的な夢であり目標の話をしますと、うるるという会社の中においては「一番自分が貢献できることは何なのか考えて取り組みたい」という気持ちが大前提にあるかなぁと思っていて。これは、前職時代から考えていたことでもあります。その上で、まずは先述のNJSSのフルリプレイスプロジェクトを完遂までもっていくこと。加えて、他事業部のエンジニアと協力して計画を立てているSREの仕組みを社内に浸透させることが、私の夢です。

うるるという枠組みを超えた個人的な夢でいうと、日本と台湾の架け橋になるような仕事がしたいなと思っています。形や手段にこだわりはまだないのですが、せっかく日本で働いているのであれば、台湾の人にも日本を知ってもらい、日本の人にも台湾のことを知ってもらえるような機会を創りたいと思っています。台湾には、日本のことが好きな人が沢山いることも知っているので、今日本で働いている自分だからこそ、双方の架け橋になりたいと考えています。

あ、あとは昨今の状況でうるるも含め社会的に働き方が変わっていると思うので、いつかは「ワーケーション」が実現できたらいいな・・・♪なんて夢見ています(笑)。島だったり田舎だったり。旅行しながらリフレッシュしつつ仕事ができたら最高だななんて漠然と思っています(笑)。

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自ら行動を起こし発信することが、課題解決の第一歩

そんな私が今一番好きな”うるるスピリット”が、「当事者意識を持って、納得して働く」という言葉です。入社してしばらくの間は「会社はホーム、社員はファミリー」が一番好きだったのですが、働いているうちに変わっていったと思っています。あ、この言葉が嫌いになった訳ではないですからね!(笑)。

働いていくうちに、「うるるの人は、当事者意識を持って納得して働いている」と肌で感じたことも一つの理由ですし、自分のこと / 言われたことのみに取り組むのではなく「発信することの大切さ」を上司に説いてもらっていたこともあるかなと思っています。もしかしたら上司に洗脳されたのかもしれません(笑)。というのは冗談ですが、自分が感じたチームの課題も、発信しないと誰にも伝わらないなと思うんですよね。”チームのこと=自分のこと”と捉え、当事者意識をもって働くことを日々大切にしています。

また、昨今の状況を踏まえても当事者意識の大切さは痛感するところです。原則フルリモートで働いている中で、チーム内でコミュニケーションを円滑に・頻度高く取れるように工夫はしているものの、やっぱりオフラインでのコミュニケーションには劣るものがどうしても出てくるなと感じていて。そんな時期だからこそ、当事者意識を各自がもっていないとチームが成立しないと思うんです。実質的にチームとは言えないというか。こんな時期だからこそ、改めて大切にしたいスピリットだなと感じています。

編集後記

蔡が日々大切にしている『主語を”私”でなく、”私達”で考える』という考え方や、この考えを持った上で実際に気付いた変化を聞くことができた今回のインタビュー。「今の自分はどうだろうか?」と、内省するいい機会をもらえたような気がしています。

誰とでも明るいコミュニケーションで接し、すぐに周囲のメンバーと馴染むことができる蔡。これは一昨年末に初めて蔡と出会った頃から全く変わっていない印象ですが、きっと仕事であろうがなかろうが「チーム」や「人」が好きだからなんだろうなと、思いを巡らせていました。

余談ですが、採用内定を承諾してくれてから入社までの凡そ半年間、私は蔡と頻繁に連絡をとっていました。東京に来るタイミングで、社内のメンバーと共に食事に行ったことも複数あり。

そして待ちに待った入社日の朝、「蔡さん~!お久しぶりです~!」という、まるで久しぶりに会った友人かのような会話から始まった記憶が、このブログを書きながら今まさに蘇ってきた次第です(笑)。

【うるるメンバーストーリー】は、まだまだ続きます!

次回もお楽しみに!

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