「ふりかえり」の「ふりかえり」をした話

こんにちは。シュフティ事業部デザイナー ナカジマです。
みなさんは仕事における「ふりかえり」ってなんのためにやっていますか?
・やってきたことの確認?
・進捗把握?
・個人の成長?
・チームの成長?

私も毎週やっている「ふりかえり」になんのためだっけ?というモヤモヤを抱き始めていたので、チームで「ふりかえり」の「ふりかえり」をやってみました。

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シュフティチームと私の役割について

課題についてお話する前に、少し前段を説明させてください。
シュフティではスクラム開発をしており、その中でもLeSSという大型スクラム開発という手法を採用しています。
LeSSの特徴は、一つの大きな組織を3〜7名の職能横断型の小さなチームに細分化し、そのチームごとでスプリントを行ないます
詳しくは以下のページを参考にしてください。

参考:LeSSのルール
https://less.works/jp/less/rules/index.html

私はチームのなかで、デザイナーとしてだけではなく、スプリントが円滑に進み着実に製品としてリリースされるよう進めるディレクションも行なっています。
その中でチームの「ふりかえり」のファシリテーションも行なっていました。
今回はそのチームの「ふりかえり」で感じていた課題から派生したお話です。

 

プロブレムが小さくまとまりすぎて次のスプリントに活かせてない

もともと良いところや他人への感謝は多くあがるのですが(これはとても自慢できる所です!)、そもそも課題があがりにくい節がありました。
その中でも
・個人の技術的な失敗談や反省
・ああすればよかったなどの少し短絡的なタラレバ
が、毎回同じような内容であることが気になっていました。

個人的な失敗やタラレバ自体が悪いのではなく、同じようなプロブレムが繰り返されるということは、このプロブレムが次スプリント以降に活かせていないことが課題だなと思いました。

実際、「ふりかえり」の際にはトライやネクストアクションを決めて終了してるのですが、スプリントを重ねても考慮漏れや共有漏れ、会話不足などの同じ要因でのstoryの積み残しが増えていました。

 

「ふりかえり」の「ふりかえり」でやったこと

◆ ゴール
「チームレトロスペクティブ」を行うことで期待することがすり合っている◆ MTGの最低限のルール
・人の考えを否定しない
・反対意見はあり(人と違う意見を受け入れるという意味)
◆ 流れ
1.
「チームレトロスペクティブ」をどう捉えていたか自分の考えを共有
2.1.を踏まえてこれまでの「チームレトロスペクティブ」はどうだったか
3.「チームレトロスペクティブ」はどうあるべきかを考える
4. 「チームレトロスペクティブ」に期待することをすり合わせる

※スクラム用語で「ふりかえり」のことを「レトロスペクティブ」と言います。
※事業部内ではスクラム用語に習ったイベント名を使用しています。

👆こんな流れでやってみました。
上記のアジェンダを事前に準備して、始める前に設定したゴールがこれでいいかすり合わせてからスタート。
こういう抽象的なものの認識を合わせるMTGは、始める前のゴールのすり合わせがとても大事だと思います。

 

個々の捉え方を可視化したうえで、期待値をすり合わせる

今回のこのような流れで行ったのですが、これがとてもよかったです。

私のチームは
・デザイナー(ディレクション)
・フロントエンドエンジニア
・バックエンドエンジニア
の3名なのですが、「ふりかえり」の捉え方がエンジニアと私とで違いがあることがわかりました。

・個人のやったこと(FACT)に関する「ふりかえり」が主だった
・チームやプロダクトの目標に近づけているかを「ふりかえる」場だと思っていた

これはどちらが正しいとかではなくきっと職業脳的なものもあるんだと思います。
みんなの捉え方を聞いて、なるほどなとお互い感じたのも新鮮でした。

そのうえで改めて、
・「ふりかえり」ってなんのためにやってるんだっけ?
・「ふりかえり」をやることで我々はどういう姿になっていけば良いのだろうか?
を話し合いました。

 

やってみてどうだったか

期待値のすり合わせの中でこんなキーワードが出ました。
・シュフティのVISION・MISSIONの達成
・個人・自分のやったこと(FACT)
・チームでやる意義
・学び・助言

最終的に着地した私たちが「ふりかえり」に期待することは次のように決まりました。

個人の行動・課題(FACT)が、
「ふりかえり」行うことで
チーム・プロダクトに還元されていく

今までは、トライやネクストアクションも個人のFACTの範疇を超えない物が多くなっていました。
それによって次の新たな問題に出会った時に、本質的課題が被っていることを見極められず、似たような失敗を繰りかえしていた事にチームで気づくことができました。

 

まとめ

・「ふりかえり」がなんとなくなぁなぁになっているような場合には、一度立ち止まり「ふりかえり」の「ふりかえり」をして見ると良い
・始める前には必ずゴールをすり合わせる
・個々の捉え方を可視化したうえで、期待値をすり合わせる

 

「ふりかえり」だけじゃなく、なんとなくルーティーン化してしまっている会議体や作業なんかも、定期的に「なんのためにやってるんだっけ?」とチームで期待値をすり合わせると良いと思いました!