複数社のCTOを経てきた僕が、うるるにかける2つの理由

うるる 社外取締役の松岡 剛志です。

 

うるる取締役の中では最も技術に詳しい人間として、2018年よりうるるの経営の一翼を担っています。

 

私がお手伝いを始めたころは、プロダクトがモダンなSaaSビジネスの定石を抑えていない、経営層に技術的負債という言葉が通じない、などの課題が山積みでした。

 

そんなうるるになぜ貢献したいと思ったのか。私が考える、うるるの持つ魅力と、社外取締役として成し遂げたいことを紹介させてください。

 

f:id:ulurubiz:20190207104105j:plain

 

-----
略歴
1977年生まれ。
2001年、ヤフー株式会社にエンジニアとして入社。Yahoo オークションやwallet、Payment、YBBなどを経験。その後不動産サービスなどを経験後、最終的にはセキュリティチームリーダー。
2007年、株式会社ミクシィにエンジニアとして入社。課金系基盤の刷新やCSツールの改善、mixi musicのリニューアルなどを経験後は「刺身の上にタンポポをのせる仕事をなくす」チームに移動。その後マネージャー→部長→執行役員本部長→取締役CTO兼人事部長。
2014年より退任を機に世界一周旅行に出発。
2015年より株式会社Viibar CTO。
2016年よりCTO経験者4人による、CTOのノウハウが最も集まっている株式会社rectorを創業。
2018年、株式会社うるる 社外取締役に就任。
-----

 

うるるという会社について

BPOで創業し現在はクラウドワーカー活用サービスも展開

うるるの設立は2001年。その後、代表の星を含む経営陣によるMBO(Management Buyout)にて2006年に第二創業をしたうるるは、BPO事業を手がける会社として、マンションの一室でスタートしました。

 

データ入力やスキャニング代行などのBPO事業を続ける中で、さまざまな事情でオフィスに行くのが難しい、フルタイムで働きたくても働けない人の存在を強く認識しました。

 

そのような方々が仕事を選べる状況を作るべく、2007年にクラウドソーシングサイトの「シュフティ」をリリース。

 

現在は、官公庁の入札情報提供サービス「入札情報速報サービス NJSS」、幼稚園・保育園向け写真販売サービス「えんフォト」など、シュフティでの知見をもとにクラウドワーカーを活かしたさまざまなサービスを提供しています。


社外取締役から見た問題点〜プロダクトはそこそこの営業の会社

私がうるるの皆さんとお会いしたきっかけは、ヤフー時代の先輩であり「ヤフーオークション3番目のエンジニア」多田英彦(現FacePeer社長)さんからの紹介でした。そこから開発マネージャーの萩原 北斗さんとのお仕事が始まります。

 

萩原さんのメンターとして、開発マネージャーとは何をするべきなのか?様々な事象にどう取り組むべきなのか?技術戦略をどう作るのか?など様々なテーマでディスカッションをさせていただきました。

 

当時のうるるには「プロダクトは悪くないものの、技術への投資ができてない営業の会社」というネガティブな印象を抱きました。現代的なプロダクトマネジメント手法やSaaSに関する知識に乏しく、技術的負債という単語を知っている経営陣がいない。

 

非常に課題の多い状況に見えました。


うるるにかける2つの理由

f:id:ulurubiz:20190207104319j:plain

 

しかし関係を続ける中で、うるるという会社の持つ2つの力に気づきます。それは地道にやりきれる力と、良いエンジニアチームの存在でした。

 

1.地道にやりきる力

「地道にやりきる」ことは、会社を成功させるために私が最も大事に思っていることです。

 

利幅のそう多くないBPO事業を、コツコツと10年以上続け会社の柱として育てきる。社会課題について常にアンテナを張り続け、背伸びをせず自らの資産であるBPOの文脈と結びつけ、時代を先取りしたプロダクトを作る。

 

うるるでは、多くの人がクラウドソーシングという言葉を知らない頃から、経営陣をはじめプロダクトオーナーやデザイナー、エンジニア、その他関係部署が一丸となってフルタイムに働けない方の課題解決に取り組み「シュフティ」をリリースしています。そしてその価値向上を目的としてドッグフーディングを兼ねて新規事業への挑戦を続けてきました。

 

結果として現在の事業の柱である、「入札情報速報サービス NJSS」を生み出すに至ります。

 

自分が最大のユーザーとなり試行錯誤を重ね、プロダクトを磨き込みながら、サービス運営の知見をもとに新規事業を作る。

 

多くの挑戦から生まれる失敗に対して、素直にそれを受け取り次の学びとする。

 

この成長のストーリーは、プロダクトマネジメントとして極めて素晴らしいものです。

 

2.良いエンジニアチームの存在

もう1つの魅力が、良いエンジニアチームの存在でした。

 

私は着任時にエンジニア全員と会話させていただきましたが、どなたも健全な思いをもち成長への渇望を抱えた方々です。

 

技術の世界は特に流れが速いので、学び続けることがエンジニアには欠かせません。

 

それも漫然と知識を習得するのではなく、「インプットを自分の考えと照らし合わせ、インプットと自分の考えとのギャップをアウトプットする」という活動を続けることが大切です。

 

このサイクルを数多く回して、学ぶ速度を上げていくことが、10年後20年後も求められる優秀なエンジニアになる秘訣だと思っています。

 

 - プロダクトをどう成長させたらいいのか?
 - 目標を達成するために、どんなアーキテクチャを選ぶべきか?
 - どうしたらビジネスとして成功するのか?

 

加えて、現場手動でプロダクト改善に取り組む動きもあります。

 

過去にはあるエンジニアチームが目的地と現在とのギャップを埋めるためのアクションを起案し、経営陣にプレゼン後に予算を勝ち取り、主要プロダクトの技術負債を大幅に改善する取り組みを行い完遂しました。

 

とても健全なチームです。

 

営業の会社から技術の会社に

f:id:ulurubiz:20190207104227j:plain

そんなうるるに、より強い技術の文化をもたらすことが私のミッションです。

 

日に日に新しいITサービスが生まれていく現代では、どういったプロダクトを作って、どんな機能を実装したら多くのユーザの支持を得られるかを正確に予測するのは難しいものです。

 

 - 不確実性をコントロールしながら、想定した速度で仮説検証すべきものをリリースする
 - リリース後は効果を定量的に把握する

 - 上記に加え顧客の観察から、次に仮説検証することを定義し優先度をつける

 

サービスの成功率を高めるには、精度が高い仮説検証を行い、スピード感を持って実装まで進められるエンジニアの存在が欠かせません。

 

そうしてそんなエンジニアが活躍できるよう、ユーザーインタビューやランディングページの作成などの軽い仮説検証から重い仮説検証であるプロダクト開発までを、検証したい仮説に対して適切に選択し、高速に行えるような環境を整えていきたいと考えています。

 

あわせて経営の意思決定にコミットしていきます。

 

エンジニアが正しく評価される人事制度の設計のほか、プロダクトマネジメントをはじめとした技術の文化とは何かを経営陣にも浸透させ、技術のケイパビリティを高めていくことに注力したいです。


より良いプロダクトを地道につくる。うるるでは仲間を募集しています

f:id:ulurubiz:20190207104139j:plain

 

うるるは、地道にものづくりができるという自力を持ちながら、技術を重んじ、より良いプロダクト開発ができる組織へと変わり始めていますが、同時に道半ばで問題も非常に多い状態です。

 

うるるの目指す世界を共に成し遂げたいと考えて下さる皆様、ぜひ一度お話の機会をいただけると嬉しく思います。

©ULURU CO.,LTD. All rights reserved