CULTURE
2018/05/21

お茶の水女子大学附属高等学校の皆さんとのCEOセッション(@東京証券取引所)

みなさん、こんにちは。うるるの小林です。

突然ですが「東京証券取引所(以下、東証)」って知ってますか?

そうです。上場している会社の株取引が行われる場所であったり、上場時に鐘を鳴らして大きい画面の前で記念撮影をする”あの場所”です。

うるるも2017年3月にこの場所で上場セレモニーを行ったのも、記憶に新しいところです。

さて、「東証=上場」というイメージがかなり強いと思いますが、実は日本のため、未来のために、上場に絡まない部分でも様々な取り組みを実施しているんです。

例えば、以下のリンクのように、小学生から社会人までを対象に、出前授業やセミナーなどを通じて、金融リテラシー向上に向けた活動などを行ったりもしています。


そんな取り組みの一環として、東証から”お茶の水女子大学附属高等学校(以下、お茶高)”に働きかけをして、「高校生に対し、上場会社の経営者と触れ合うことで、起業やビジネスを身近に感じてもらう」という主旨の取り組みが、2018年4月25日の午後一杯を活用して”初開催”されました。

その名も「CEO SESSION @ Tokyo Stock Exchange」

そして、その”お初”の取り組みに、光栄ながらうるるが選ばれました。

当社からは、代表の星、副代表の桶山、そして取締役である私・小林の三名が参加をさせていただきました。

※「高校生が起業を勉強する??」
私・小林の高校時代では考えられないことでしたが、 ​文科省がキャリア教育の一環として、起業家精神や起業家的資質・能力を有する人材を育成するため、小中学校等で起業体験活動を実施するモデルを構築しているそうです。

当日

f:id:ulurubiz:20180515105536j:plain

東証のお計らいで、22枚限定のシリアルナンバー入りのカードを作成頂きました。これを全員首からかけてイベント開始を待ちます。

f:id:ulurubiz:20180515104622j:plain

イベント冒頭では、本イベントを企画頂いた、日本取引所グループの田中さんより、当日の流れの説明をいただきました。

田中さんの”高校生向け”の柔らかい感じの話し方が大変勉強になりました。(笑)

代表・星の挨拶

『うるるのビジョンである「人のチカラで世界を便利に」を実現するために、どのようなビジネスアイディアが考えられるか』という課題を、お茶高の皆さんにディスカッションしてもらい、起業やビジネスを肌に感じてもらうという趣旨の本会。

まずは代表の星が、うるるの説明や、自身の幼少期~起業~現在まで、どう経てきたかを説明します。f:id:ulurubiz:20180515104649j:plain

f:id:ulurubiz:20180515124900p:plain

↑↑↑
創業間もない頃(倉庫をオフィスに改造していた頃~2007年頃でしょうか)の写真も活用しながら今までの経緯をお茶高の皆さんにお伝えしました。

 

f:id:ulurubiz:20180515104715j:plain

熱が入りすぎて、少々スピーチが時間オーバーでしたが(笑)、「とてもわかりやすくて、眠くなりませんでした」という、高校生的には最高の誉め言葉をいただきました。

f:id:ulurubiz:20180515120327p:plain

今回はこの課題に対して、各チーム毎にアイディアを出してもらいます。

特に、”質より量”を重視して、とにかく沢山アイディアを出してみよう!という感じです。

チーム毎でのアイディア出し f:id:ulurubiz:20180515104230j:plain

約90分という時間の中で、それぞれのチームにてアイディアを出し合います。まだ高校二年生ですが、どのチームもすぐに進め方が決まり、ポストイットやホワイトボードをフル活用してアイディア出しが始まります。

f:id:ulurubiz:20180515104609j:plain

アイディアを出すヒントや、今回の課題の背景を高校生に語る代表の星。

f:id:ulurubiz:20180515104204j:plain

副代表の桶山も星に負けじと高校生に話しかけます。

f:id:ulurubiz:20180515104339j:plain

更に話しかけます。

“ただ単純に話したいだけなんじゃないか”という疑問すら浮かんできます。

アローズオープンプラットフォーム見学

90分間のアイディア出しが終了。

課題発表の前に、“上場時に大きなスクリーンの前で写真を撮るあの場所”を皆で見学です。

f:id:ulurubiz:20180515104437j:plain

プラットフォームの上にある通路での一コマ。2017年3月16日の上場セレモニーを思い出しました。まさかこういう機会でこの場所に足を踏み入れることになるとは思ってもいませんでした。

f:id:ulurubiz:20180515104406j:plain

例の大きな画面には「株式会社うるる×お茶の水女子大学附属高等学校」の文字が。これにはさすがに全員興奮!

f:id:ulurubiz:20180515104450j:plain

日本取引所グループの二木執行役も一緒に、良い集合が撮れました^^

アイディア発表

さて、いよいよ各チームからのアイディア発表です。

f:id:ulurubiz:20180515104326j:plain
f:id:ulurubiz:20180515104516j:plain

各チームの発表に対して、質疑応答が繰り広げられます。

私・小林もいろんなビジネスコンテストに参加をしたことがありますが、高校生のレベルとは思えない、突っ込んだ質問も繰り広げられていました。

f:id:ulurubiz:20180515104217j:plain
f:id:ulurubiz:20180515104529j:plain

全5チームともに、決められた時間の中で、正々堂々としたプレゼン。こんなプレゼン術、どこで学んだんだろうというレベル感。さすがお茶高。

以下、こんなアイディアが出てきました。

f:id:ulurubiz:20180515104310j:plain
f:id:ulurubiz:20180515104421j:plain
f:id:ulurubiz:20180515104352j:plain
f:id:ulurubiz:20180515104542j:plain
f:id:ulurubiz:20180515104556j:plain
f:id:ulurubiz:20180515104148j:plain

ビジネスの知識も経験もない高校2年生が、 この短時間の中でここまでアイディアを出すことができるなんて、本当にすごいなと感じました。

“どのアイディア”とは言及しませんが、うるるで新規事業として動き出そうとしているものとほぼ同じ内容のアイディアがあったり、また、すぐにでもマネタイズできそうなアイディアがあったりなど、優秀な大学生と比べてみても遜色ないレベル感でした。

総評&記念撮影

f:id:ulurubiz:20180515104635j:plain最後に、うるるの経営陣より一言ずつ総評を申し上げました。

f:id:ulurubiz:20180515104257j:plain
f:id:ulurubiz:20180515104244j:plain

優勝チームと一緒に記念撮影です。

尚、この賞状も今回のイベントのために東証が「本物の印鑑付き」で作成してくれたものです。この子たちにとっての一生の宝物となることでしょう。

アンケート結果

今回の取り組みを検証するために、お茶高の皆さんにアンケートを取らせてもらいましたので、抜粋を掲載いたします。

f:id:ulurubiz:20180517164444p:plain

9割以上の生徒さんがポジティブに回答してくれました。
これは率直に嬉しい結果ですね。

f:id:ulurubiz:20180517163905p:plain
f:id:ulurubiz:20180517163916p:plain

イベント前のうるるの高校生に於ける知名度が低いことは敢えて問題視しませんが(笑)(逆に一名知っていることがスゴイ)、イベント後「うるるに入社したい」生徒さんがなんと5名も・・・!!!

これで(生徒さんが全員大学に行ったとして)5年後の新卒採用は安泰です♪

(シュフティに登録したいと回答してくれたのも嬉しい限りです^^)

f:id:ulurubiz:20180517163926p:plain
f:id:ulurubiz:20180517163929p:plain

さすが、天下の東証です。知名度抜群ですね。
そして今回のイベントの素晴らしさが、「他のイベントにも参加してみたい」と解答した生徒さんの数に表れていますね。

f:id:ulurubiz:20180517163935p:plain
f:id:ulurubiz:20180517163939p:plain

個人的に一番嬉しかった(達成感を感じた?)のは、このアンケートのビフォーアフター。今回のイベントを通じて「起業」に対し、「チャンスがあれば自分もやってみたい」という解答者が倍以上に増加しました。

起業することが正しいとは言いませんが、”人生の選択肢”が一つ増えるキッカケを作れたこと、大人としての責務を果たせたのかなと感じています。 

おわりに

人生100年時代となった今、「大学を卒業して、ただなんとなく就職をする」のではなく、「様々な選択肢を持ち、”自分色”の選択をし続ける」ことが大切なのではないでしょうか。

そして、今回の取り組みはその選択肢の広がりを高校生の皆さんにイメージさせられたのではないかと感じています。

(勿論、この取り組みがキッカケとなり、近い将来世の中をアッと驚かせる起業家が輩出されることに繋がれば、これまた素晴らしいのかなとも思います)

最後になりますが、東証の皆さん、そしてお茶高の皆さん、有意義な時間を有難うございました。これをキッカケに、良いスパライルを共に創り上げていきましょう!

RELATED ARTICLE
関連記事

タグから見つける